寒い中で生活するにつれて、従来の防寒着の限界に気づくものです。動きづらい、電車の中で着ていると暑すぎる、そして暑くて汗をかくと外に出たときに冷える…。そんななか出会ったのが、machi-yaでプロジェクトを展開する「3IN1エアジャケット」です。
薄手で軽いのに、-40℃の極寒環境でも心地よい暖かさを保つのがこちらのジャケット。その秘密は、NASAも注目する革新素材「エアロゲル」。防水性、防風性も兼ね備えた未来の防寒着をさっそくお借りし、ほんとに快適なのかを確かめてみました。
通勤からアウトドアまで着こなせる
極限の環境下で宇宙飛行士を守ってきたエアロゲルという素材。わずか2mmの薄さで-196℃の寒さを断熱する機能性を備えた夢の素材ですが、日常着として使えるようにして登場したのが今回ご紹介するジャケットなのです。
「3IN1エアジャケット」は、一般的な高性能防寒着のイメージとはかけはなれたスリムなシルエット。実際に手にしてみると圧倒的な軽さが印象的でした。街で着ても違和感なく、着膨れが気になる人にもおすすめです。
気になるディテールは、ファスナーが撥水仕様なうえに、生地表面にはナノテクノロジーによる撥水加工が施されていて、突然の雨でも心配無用です。しかもこちら、外からの水気は完全にシャットアウトしつつ内側からの蒸れは逃がすという優れた性質を持ち合わせています。
さらには、フードや袖口、裾には入念な締め機能を搭載し、寒気の侵入を徹底的にブロックしてくれます。細かいところにまで配慮が行き届いているのはポイントが高いです。
3通りで防寒レベルを調整できる
着こなしの自由度を備えているのもこのジャケットの特長。スリムな外観のアウターの内側には、さらに薄手のインナーダウンがファスナーで留められていました。気温や活動に合わせて、アウターとインナーダウンを自在に組み合わせられる賢い設計。朝晩の冷え込み時は完全装備、電車内ではインナーダウンのみ、春先にはアウターのみ…といった具合に、防寒レベルの調整が自在です。
特にインナーダウンはソフトで動きやすい素材なので、室内の防寒対策にもピッタリ。これだけもかなり暖かいので、暖房の設定温度を下げて光熱費の節約も叶いそうです。
寒さと風をきっちりブロックしてくれた
「3IN1エアジャケット」を着用して朝の散歩に出かけてみました。防寒性に優れているので、内側は薄着でOKです。当日は冷たい風が吹きすさぶなかの撮影でしたが、抜群の防風性能のおかげでジャケット内は快適そのもの。これなら長時間でも屋外で過ごせると感じました。
歩き回っていると、軽く汗ばむくらいの防寒性能を発揮してくれた「3IN1エアジャケット」。不思議と蒸れる感覚もなく、寒暖差にもうまく対処できそうです。
もし、長く使ううちに汗や汚れが気になっても、家庭の洗濯機で気軽にケアできる安心感も。100回の洗濯試験後も、熱伝導率はほぼ変化なしというタフなつくりも嬉しいです。
毎日の着用でこそ、その真価を実感できる「3IN1エアジャケット」。3通りの着こなしで、寒いシーズンを乗り切ってみてはいかがでしょう。「3IN1エアジャケット」についてご紹介しきれなかった魅力については、以下をご参照ください。
>>【宇宙服素材】軽くて薄いのに−40℃まで防寒、一着で四季対応した3WAY仕様!
Photo: 山田洋路
Source: machi-ya