Windows:iTunesやAmazonなどのオンラインミュージックストアで楽曲を購入すると、アカウントIDやユーザ名などの情報がファイル上に埋め込まれているということをご存知でしょうか? 『Desiccate』はこれらの情報を削除するWindows用のフリーツールです。

:そもそもこの「埋め込み」はP2Pネットワークなどで不正にファイルが共有されないための対策として行われているそうです。しかしパソコンが盗難にあった場合など、これらのデータが不正に使用されてしまう可能性もあります。データの削除はあくまでセキュリティ対策のひとつとして考え、また楽曲データの破損に備えてバックアップは必ずとるようにしてくださいね。

まず、『.NET Framework 2.0』以降をインストールしておきましょう。リンクから直接Desiccateを起動させ、「Change」ボタンをクリックして該当する音楽ファイルを選択。チェックボックスが三つあり、それぞれ異なる種類の情報を選んで削除できます。

PRIVおよびCOMMデータはAmazonで最も頻繁に使用され、COMMおよびUFIDはiTunesで使用されています。COMMを削除すると音楽ファイルのタグにあるコメントも一緒に削除されてしまうので、自分でコメントを追加する習慣がある人は注意が必要です。

あとは「Start」ボタンをクリックするだけで削除が完了します。また、ツールを使用する前には必ずファイルのバックアップをしておきましょう。開発者のコメントによると音楽ファイルが壊れている場合、さらにダメージをあたえる危険性があるそうです。

米Lifehackerのコメント欄を見ると、ブラウザによってアプリが起動しないことがあるそうです。一番安定しているのはInternet Explorerだそうなので、壁にぶつかった際は試してみてください(IE8で動作確認済み)。

Desiccate(無料) | via WonderHowTo

Alan Henry(原文/訳:まいるす・ゑびす)