一番売れているのには理由がある。
国語辞典にも、いろいろな種類がありますが、この『新明解国語辞典』は、その中でも「日本で一番売れている辞書」らしいのです。『広辞苑』や『大辞林』などもあるのに、なぜなのでしょう?
その理由は、語釈が独特で面白く、読みたくなる内容になっているからだそうです。例を1つ挙げてみると...
「柴栗」という言葉を調べて、別の辞書『スーパー大辞林3.0』と比較してみました。
大辞林「クリの一品種。果実が小さい。山野に自生。小栗。」 新明解「クリの一種。実は小さいが、うまい。」
なんと、おいしいかどうかの情報まで載っているのです! もちろん個人差もありますが、そこは「多数決的に」ということでしょう。
...という感じの、ユーモアあふれる内容が魅力の辞書なのです。そんな『新明解』が今回、スマホアプリとして発売したので、アプリとしての機能も見ていきたいと思います。
■ 濃い魅力はそのままに、タテ書きのUIを採用
左が『スーパー大辞林3.0』、右が『新明解国語辞典』です。まず気づいたのが、『新明解』はタテ書きだというところ。フォントも、日本語として美しく見えるものになっていて、全体的に読みやすい印象です。個人的に『新明解』のほうが、国語辞典っぽくて好み。ただ、『大辞林』のほうが文字が太いので、そちらが読みやすいという人もいるかもしれません。
ちなみに、それぞれで「恋愛」という言葉を調べてみると...
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