先週リリースされたiOS 6。代表的な機能はAppleのホームページでも明らかにされていますが、語られないままになっている機能も多数存在しています。
米Lifehackerでは、それら新しい機能のうち、気になる10個を選びました。以下、ランキング形式で紹介します。10.プルダウンでのリロードがメールでも使えるように
画面をプルダウンすることでリロードできる機能は、アップルが採用したなかでも最高のもののひとつといえるでしょう。iOS 6では、メール以外のアプリのリロードにおいても、その機能が実装されています。「更新ボタン」を押す必要は、もはやないのです。9.新しい絵文字が大幅増
絵文字が大好きだという人は少なくありません。iOS 6では、メールだけでなくテキスト入力ができる場面ならいつでも、かわいらしい絵文字を付けることができます。もし新しい絵文字が見当たらないというなら、「設定 > キーボード > キーボード」で絵文字のキーボードを追加できます。
8.ターゲット広告の追跡に制限を加えられます
あなたがウェブでどのページを見てきたか。そうした閲覧履歴は追跡されていると思わなくてはなりません。そしてそれはスマートフォンにおいても同じ。もしあなたが、広告を出す側による行動履歴の追跡とそれに基づいて表示されるターゲット広告を避けたいのなら、iOS 6ではシンプルなスイッチひとつで足跡を残さないようにできます。「設定 > 一般 > 情報> アドバタイズ」の画面から「Ad Trackingを制限」をオンにするだけ。しばらくの後にはあなたの閲覧履歴はほぼプライベートなものとなるでしょう。
7.アラーム音に選択の幅が
時計アプリがアップデートされ(時計アプリは筆者にとってお気に入りのネイティブ・アプリのひとつです)、アラーム機能が強化されました。これまで着信音の中から選ぶしかなかったのですが、iOS 6では音楽ライブラリの中から選べるようになっています。自分自身の声を録音しておけば、自分で自分に「起きろ!」と言うこともできるし、お気に入りの音楽で目を覚ますのもいいでしょう。とにかく選択肢が増えた。これはとてもありがたいですね。
6. 就寝前向けのイコライザ設定
新しいイコライザ設定「Late Night」が加わりました(ただし、比較的新しいモデルのiPhone、iPadにしか対応していないようです)。Late Nightに設定すると低音が抑えられ、耳触りのいい音質になるので、夜寝る前に音楽を聴くのにちょうどいいです。5.知り合いからのメールのみの通知設定
知らないアドレスからのメールなんて構ってられない、というのなら、この設定を。「設定 > 通知 > メッセージ」から、連絡帳内のアドレスからのメッセージのみに通知されるよう設定できます。知らない相手からのメール(例えばスパムメール)などに煩わされることがなくなります。4.辞書登録をデバイス間で同期できる
iOS 5から加わった辞書登録機能は優れたものでした。長ったらしいユーザー名やメールアドレス、その他テキストを、数回のタップで可能にしてくれるのですから。以前米Lifehackerでもセットアップの仕方を紹介していますが(英文)、iOS 6ではさらに機能が進化して、設定した辞書登録を別のiOSデバイスと同期できるようになりました。ただし、iCloudアカウントが必要になります。「設定 > iCloud」から「書類とデータ」を選択、スイッチをオンにします。そして、他の手持ちのiOS 6のデバイスについても同様に操作すれば、あなたの辞書やショートカットなどを引き継ぐことができるのです。
3.Siriでアプリを起動する
Appleによると、iOS 6のSiriはより賢くなったといいます。ただ、Siriによるアプリ起動については明言されてはいません(※訳注:Appleの日本版ホームページでは明言されているようです。9/24 15:00)。操作はとても簡単です。Siriを立ち上げ、ただ「~(アプリ名)を起動」と口にするだけです。
わざわざそんな面倒なことをと思われるかもしれません。しかし、もしホーム画面がたくさんのアプリで埋め尽くされてなかなか見つからないような状態なのだとしたら、これほど便利なことはないでしょう。もう、アプリをわざわざ探す必要はありません――そう、Siriがあなたの望みを叶えます。
2.メールの「アーカイブ」「削除」について
Gmailユーザーにとって、メールの「アーカイブ」「削除」をわざわざ選択しなければならなかったのは、大いに不満だったところだと思います。今回のアップデートでようやくそれが改善されました。開いたメール上アーカイブボタン(下部の「箱」ボタン)を長押しすると、「アーカイブ」「削除」を選択できます。ただ、リスト上でこの操作は不可能です。メールをいちいち開かなければならないので、やっぱりメールクライアントSparrowの方が使いやすいと言わざるをえないところです。
1.マップ上で徒歩でのルート案内を使用する
問題だらけの新しい地図アプリについては、多くの不満が伝えられています。不満のひとつが、歩行者や自転車、公共機関向けのルートが表示されず、クルマでのルート案内のみになっていることにあると思います。この不満に対する朗報が、ひとつあります。それは、Appleは決してこれらの機能を失くしてしまったというわけではないこと。歩行者向けのルート案内はいまも利用できます。地図アプリを立ち上げて右上の矢印ボタンをタップすると、直近の目的地を調べられます。このとき、クルマ、歩行、公共機関のいずれかを選ぶことができるのです。
歩行者向けのルート案内は問題なく動作しますが、公共機関の案内については、いまのところうまく動かないようです。
Adam Dachis(原文/訳:年吉聡太)