Last.fmを使い倒している音楽好きの人にはたまらない、無料のアプリがありました。Last.fmの自分の音楽履歴のデータを、ビジュアライズして見られるだけでなく、検索したり、統計をとったり、iPhoto や iCalのデータと統合もできてしまう優れモノ『LastHistory』です。
Last.fm自体もかなり素晴らしい統計データを持っていますが、長期間に渡ってデータを遡って見ることはできません。そこをカバーしているのがLastHistoryと言っていいでしょう。
LastHistoryは、自分の音楽履歴のデータを、時間や曲名、ジャンルなどでソートされたクールなグラフィックで表示してくれます。しかも、アプリから直接聞いた曲や、自分も覚えていないような昔のプレイリストからも、データを検索することができます。iPhotoやiCalとも統合できるので、3年前の旅行中にどんな音楽を聞いていたのか、当時の写真を見ながら振り返ることもできますよ。
動画を見てもらえれば分かるように、検索の自由度も幅が広く、「2008年に聞いた曲」とか「毎年9月に聞いた曲」だけでなく、「朝7時〜9時に聞いた曲」という検索もできます。もちろん「ロック」や「テクノ」などのジャンルを指定して、それだけを表示させるということもできます。検索結果もすべて、時系列やジャンルなどの情報がビジュアライズされた状態のまま表示されるので、直感的に分かりやすいです。
こんなアプリが無料なのですから、音楽好きなら一刻も早く使ってみたいですよね。ただし、残念ながらLastHistoryはMacのみの対応となっています。
Whitson Gordon(原文/訳:的野裕子)