「WordPressで学ぶPHP(4)通信編」を発売しました。
本書は、「WordPressで学ぶPHP(1)変数・制御構造編」「WordPressで学ぶPHP(2)データ構造編」「WordPressで学ぶPHP(3)関数編」の続編にあたり、Webブラウザとサーバー(PHP)との通信と、PHPから他のサーバーに通信することについて解説します。
WebSig24/7 MT4分科会第1回終了
昨日は、WebSig24/7 MT4分科会の第1回に参加しました。
1.第1部
第1部は、小粋空間の管理人であるyujiro氏によるセミナーでした。
Movable Type 4のテンプレート関連の新機能について、分かりやすい解説をいただきました。
Movable Type 4では、Movable Type 3までとテンプレートの構造が大きく異なっています。
モジュール化と、変数とMTIfタグによる条件判断が多用されています。
これらの構造を理解することが、MT4のテンプレートを攻略する1つのポイントです。
セミナーの中でも、この点についての解説に時間を多く割いていらっしゃいました。
また、MT4で追加されたアイテムやページなどのタグについても、解説をいただきました。
1時間のセミナーでしたが、内容の濃いものでした。
2.第2部
第2部はグループに分かれて、MT4の課題をその場で解決するといった内容でした。
私はグループのリーダーをさせていただきました。
私のグループでは、「MT4ならではのテンプレート作りをマスターしたい」といった要望がありました。
前述したように、MT4のテンプレートを制する1つのポイントは、変数とMTIfタグです。
そこで、これらの例題として、以下のようなお題を設定して、皆さんにチャレンジしていただきました。
カテゴリーアーカイブページのサイドバーのカテゴリーリストの部分で、そのアーカイブの最新エントリーを10件出力する。
例:カテゴリーA/B/Cの3つのカテゴリーがある場合、カテゴリーAのアーカイブページの場合では、カテゴリーリストを以下のように出力する。
- カテゴリーA
- カテゴリーAのエントリー1
- カテゴリーAのエントリー2
- ・・・
- カテゴリーAのエントリー10
- カテゴリーB
- カテゴリーC
また、カテゴリーBでは以下のように出力する
- カテゴリーA
- カテゴリーB
- カテゴリーBのエントリー1
- カテゴリーBのエントリー2
- ・・・
- カテゴリーBのエントリー10
- カテゴリーC
この問題の考え方は、「現在のアーカイブページのカテゴリーと、カテゴリーリスト内の各カテゴリーを比較して、両者が一致しているときだけ最新のエントリーも出力する」というものです。
実際のタグの組み方の例は、以下のようになります。
<MTSetVarBlock name="cat1"><$MTCategoryLabel$></MTSetVarBlock> <MTTopLevelCategories> <MTSetVarBlock name="cat2"><$MTCategoryLabel$></MTSetVarBlock> <MTSubCatIsFirst> <ul class="widget-list"> </MTSubCatIsFirst> <MTIfNonZero tag="MTCategoryCount"> <li class="widget-list-item"><a href="<$MTCategoryArchiveLink$>"<MTIfNonEmpty tag="MTCategoryDescription"> title="<$MTCategoryDescription$>"</MTIfNonEmpty>><$MTCategoryLabel$> (<$MTCategoryCount$>)</a> <MTIf name="cat1" eq="$cat2"> <ul> <MTEntries lastn="10"> <li><a href="<$MTEntryPermalink$>"><$MTEntryTitle$></a></li> </MTEntries> </ul> </MTIf> <MTElse> <li class="widget-list-item"><$MTCategoryLabel$> </MTIfNonZero> <MTSubCatsRecurse> </li> <MTSubCatIsLast> </ul> </MTSubCatIsLast> </MTTopLevelCategories>
1行目のMTSetVarBlockタグでは、アーカイブページのカテゴリーの名前を変数cat1に代入しています。
また、3行目のMTSetVarBlockタグでは、アーカイブリスト内の各カテゴリーの名前を変数cat1に代入しています。
そして、9行目のMTIfタグで2つの変数を比較し、一致しているときだけ、最新のエントリー5件(10行目~14行目)を出力しています。
3.まとめ
第1回のMT4分科会でしたが、内容の濃いものであったと思います。
また、生yujiro氏(?)にお会いできたのも良かったです。
次回は来年1月か2月頃という話でしたが、その時もぜひ参加したいです。
ご参加の皆様、講師のyujiro様、またスタッフの皆様大変お疲れ様でした。