拙著「WordPress Web開発逆引きレシピ」が発売されました。
WordPressの様々なカスタマイズについて、逆引きの形式で取り上げています。
PHP 7.0での動作確認も行っています。
メールフォームプラグインV1.30(その1・概要)
2008年1月31日
Movable Type 4.1用にメールフォームプラグインバージョン2.0を公開しました。
Movable Type用のメールフォームプラグインをバージョンアップしました。
以下の機能を追加しています。
- メール送信をログに記録
- 連続送信防止
- IPアドレスによるブロック
- Movable Typeのスパム対策機能に対応
- チェック必須のチェックボックスの作成
なお、今回のバージョンから、Movable Type 3.3以降専用とさせていただきます。
1.インストール/アップデート手順
まず、以下をクリックして、ファイルをダウンロードします。
プラグインの継続的な開発やサポートのために、プラグインをご利用された方は、ドネーション(寄付)を行っていただけると幸いです。
ドネーションの方法は、こちらのページをご参照ください。
また、このプラグインの他にも、いくつかのプラグインを配布しています。
配布中のプラグインは、Movable Type Plugin Directoryのページをご参照ください。
Movable Typeのプラグイン開発等のドキュメント「Movable Type Developer's Guide Volume 1」も販売しています。
ご自分でプラグインを作ってみたい方に、ぜひお勧めしたい一冊です。
詳細は特設ページをご覧ください。
ファイルを解凍すると「MailForm」というフォルダができます。
Movable Typeの「plugins」ディレクトリに、そのフォルダを丸ごとアップロードします。
今回のバージョンでは、Movable Type 3.3の日本語対応機能を利用していますので、ファイルをアップロードする際に、文字コードをMTに合わせずに、元のまま(utf-8)でアップロードしてください。
アップロードが終わったら、「plugins」→「MailForm」→「mt-mail-form.cgi」ファイルのパーミッションを変えて、実行可能に設定します。
なお、このプラグインを新規にインストールした場合は、V1.20と同様の手順で、メールフォームのテンプレートの作成などを行う必要があります。
手順は以下の各エントリーを参照してください。
- メールフォームプラグインV1.20(その1・概要とインストール)
- メールフォームプラグインV1.20(その2・サンプルメールフォーム)
- メールフォームプラグインV1.20(その3・基本的なメールフォームのテンプレート)
- メールフォームプラグインV1.20(その4・送信前確認等のテンプレート)
- メールフォームプラグインV1.20(その5・テキストの入力欄の追加)
- メールフォームプラグインV1.20(その6・チェックボックスの追加)
- メールフォームプラグインV1.20(その7・ラジオボタン/セレクトの追加)
- メールフォームプラグインV1.20(その8・入力エラーのチェック)
- メールフォームプラグインV1.20(その9・自動返信)
- メールフォームプラグインV1.20(その10・メール本文のカスタマイズ)
- メールフォームプラグインV1.20(その11・メールフォームのAjax化)
- メールフォームプラグインV1.20(その12・サイドバー用Ajaxメールフォーム)
2.メール送信をログに記録
メールが送信されたときに、そのことをMovable Typeのログに記録します。
システム・メニューのログのページで、ログを見ることができます。
3.連続送信防止機能
同じIPアドレスからメールが連続送信された場合、直前の送信から1分以上経過しないと、送信エラーページを表示するようにしました。
送信ボタンを間違って何度も押してしまった場合に、メールが複数回届くことを防ぐことができます。
また、スパムメールが同じIPアドレスから連続して送信されるのを防ぐのにも役立ちます。
なお、送信エラーページに、「連続送信された」というエラーメッセージを表示することができます。
この手順は明日解説します。
4.IPアドレスによるブロック
Movable Typeには、「禁止IPアドレス」という機能があります。
この機能は、特定のIPアドレスからのコメント/トラックバックが送信されたときに、エラーの扱いにする機能です。
この機能を利用して、特定のIPアドレスからメールが送信されたときに、送信エラーページを表示することができるようにしました。
禁止IPアドレスの機能を使うには、以下の手順を取ります。
- mt-config.cgiに「ShowIPInformation 1」の行を追加します。
- Blogの設定のページに「禁止IPアドレス」のタブが表示されるようになりますので、そのページで禁止したいIPアドレスを設定します。
なお、送信エラーページに、「禁止IPアドレスによって送信がブロックされた」というエラーメッセージを表示することができます。
この手順は明日解説します。
5.Movable Typeのスパム対策機能に対応
Movable Typeには、プラグインでスパム対策を行う機能があり、コメントやトラックバックのスパムを防ぐことができます。
この機能を利用し、コメント用のスパム対策プラグインをメールに適用して、スパムメールを防ぐことができるようにしました。
たとえば、拙作のNotJapaneseLookupプラグインを使うと、日本語を含まないメールをスパムとすることができます。
ただし、コメント/トラックバックの場合と処理が一部異なります。
コメント/トラックバックの場合、スパム対策プラグインに止められたコメント等は、Movable Typeのデータベースに保存され、保留または迷惑の扱いになります。
一方、スパム対策プラグインにメールが止められた場合は、送信エラーページが表示されるようにしています。
なお、送信エラーページに、「メールがスパムと判断された」というエラーメッセージを表示することができます。
この手順は明日解説します。
6.チェック必須のチェックボックスの作成
「チェック必須のチェックボックスを作れるようにして欲しい」という要望がありましたので、この機能も追加しました。
この使い方は明後日に解説します。