レビュー
仮名のみをサイズダウンした日本語フォント「刻明朝」「刻ゴシック」
「IPAフォント」と「M+ FONTS」の派生作品、商用や埋め込みも可能
(2014/3/31 14:33)
「刻明朝」および「刻ゴシック」は、「IPAフォント」と「M+ FONTS」の派生フォント。Windowsなどに対応するTrueTypeフォントで、作者のWebサイトからダウンロードできる。なお、商用やプログラムへの埋め込みを含めて、さまざまな条件で無償利用することが可能。
「刻明朝」が「IPAex明朝」「IPAexゴシック」の2種類、「刻ゴシック」は「M+ FONTS」「IPAex明朝」「IPAexゴシック」の3種類をベースに制作されており、サイズダウンした仮名文字が特徴。ひらがなとカタカナはそれぞれの横幅が半角サイズ、高さも3分の2程度に圧縮されている。ただし、濁点・半濁点を含む仮名文字の高さは漢字のそれとほぼ同じだ。
作者によれば、オリジナルデザインの文字も含むとのこと。その文字種は具体的に明かされていないものの、仮名文字のデザインが「IPAフォント」「M+ FONTS」のそれとは明らかに異なる。オリジナルデザインと思われる仮名文字は、サイズダウンを前提にデザインされているため、フルサイズの漢字と組み合わせても自然に馴染む。
長文を印字した際の読みやすさは通常のフォントより劣るものの、文章を塊として見たときの様子は美しい。そのため、キャッチコピーのように短い文章や、ちょっとした説明文で利用するとよいかもしれない。
ソフトウェア情報
- 「刻明朝」
- 【著作権者】
- フリーフォントの樹、独立行政法人情報処理推進機構
- 【対応OS】
- Windowsなど
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.00(14/03/23)
- 「刻ゴシック」
- 【著作権者】
- フリーフォントの樹、M+ FONTS PROJECT、独立行政法人情報処理推進機構
- 【対応OS】
- Windowsなど
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.00(14/03/23)