電通は環境問題をCSRの重要課題のひとつと捉え、環境マネジメントシステム「電通エコ・プログラム」では、環境方針・環境目的を掲げ、全社で環境保全の取り組みを進めています。その取り組みが評価され環境省から「エコ・ファースト企業」に認定されています。
今後も、自社の取り組みにとどまらず、各ステークホルダーとの協働による取り組みや環境コミュニケーションの実施などを通じて環境保全活動を推進し、サステナブルな社会の実現に寄与します。
脱炭素と持続可能な消費社会への移行を加速することを目指します。
・持続可能なサプライチェーンの構築
・ネットゼロエミッションの実現
・持続可能な消費を促す広告・事業活動の推進
電通グループの中期経営計画におけるESG目標
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CO2排出量
2030年までに
46%削減
(2019年度比) -
再生可能エネルギー使用率
2030年までに
100%
(再生可能エネルギーが
利用可能な国・地域限定)
活動推進体制
電通グループの取り組み
電通では、環境管理責任者が指名され、グループ全体の環境への取り組みを進めています。電通の各局(室)では、CSR推進委員が環境への取り組み活動の推進役となっています。また、グループ各社では、エコ・プログラムの担当役員、管理責任者、統括担当者、推進委員を任命して、活動を推進しています。
2005年に、環境マネジメントシステム「電通グループエコ・プログラム」を導入し、ISO14001の認証を取得しています。その後、国内グループ会社も加えて2006年にグループで統合認証を取得し、2024年1月時点では、電通と国内グループ会社17社が維持しています。
エコ・ファーストの約束(更新書)
電通は、2022年10月に地球的規模でサステナブルな社会の実現を目指して「エコ・ファーストの約束(更新書)」を環境大臣に宣言して、次の3点を重点領域として定めています。
- 環境保全をはじめとして、持続可能な社会実現に向けた意識啓発、積極的なコミュニケーションを推進します。
- 脱炭素社会へ向けて、環境負荷の逓減を積極的に進めます。
- サステナブルな社会の実現に向けた情報発信や認知拡大を図り、さらに環境保全における課題解決に積極的に取り組みます。
関連リンク
環境方針
電通グループは、電通グループ行動憲章に基づき、業務過程で発生する環境負荷の低減を目指し、持続可能な社会の実現に寄与します。
- 持続可能な社会の実現のため、事業活動による環境への影響を正しく評価し、環境負荷の低減に努めます。
- 環境に配慮した事業活動の開発・提案に努め、環境問題の改善に寄与します。
- 環境コンプライアンスの徹底とともに、環境目標および成果をより明確に図る環境パフォーマンスの向上に向けて、継続的な改善に努めます。
環境保護 |
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環境コミュニケーション |
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環境目的
- 取引先、消費者、社員へ向けた環境意識の啓発推進
- 地球温暖化防止・生態系保全の推進
- 廃棄物削減およびリサイクル率の高レベル維持
環境意識の啓発活動
eラーニングによる社員教育
電通では、社員の環境意識の向上と必要な知識の習得のため、全社員に対して環境教育・研修のコンテンツを定期的に提供しています。環境コミュニケーションの推進、環境負荷の逓減、環境課題の解決に向けて社員教育を推進しています。
SDGsアワード
電通グループでは、SDGs推進を強化するための施策の一つとして「電通グループSDGsアワード」を創設し、毎年実施しています。
グループ全体でSDGsの取り組みを推奨し、各年の優れた活動を表彰することで知見の共有および活動の強化を行うことを目的としています。
社員の各種資格取得を支援
電通では、東京商工会議所が主催する「eco検定(環境社会検定試験)」の第1回から社員の受験を積極的に支援してきました。環境に対する幅広い知識を持ち、社会で率先して環境問題に取り組む人財を育てることを目的にしています。また、2021年からオンライン受験が可能な「環境カオリスタ検定」、2022年からは「サステナ経営検定」を新たに推奨しました。
SDGsスローガン募集
dentsu Japanでは、グループ各社の従業員およびその家族を対象に「SDGsスローガン」を募集して、優秀作品を選出し表彰を実施しています。2023年度は合計3,870点(社員の部:3,220点、家族の部:650点)の応募がありました。
CO2排出削減の取り組み
dentsu Japanでは、カーボンニュートラルの視点から、ひとりひとりが最適な出張について考え、選択することを目的に、2021年に「新しい出張ハンドブック※社外秘」を作成しました。新しい働き方が求められる中、最適な交通手段を選択できるようさまざまなプランを提示し、チェックリストを作成するなどして、従業員の意識啓発に努めています。
電通では、各部署のコピー用紙使用状況を測定・共有してペーパーレス化を推進しています。また、リモートワークやオンライン会議を活用することで従業員の移動に伴う交通機関の利用を減らし、クールビズやウォームビズを推進することで冷暖房のエネルギー消費を抑制するなど、CO2排出量の削減に取り組んでいます。
ゴミの分別による意識啓発
電通では、社内各フロアのゴミ収集場所を「エコ・カウンター」と称してゴミの分別ルールおよびリサイクル分別チャートの掲示による意識啓発を行っています。
社内で出るゴミを、再生できるものと再生できないもの、危険物(電池、カッターナイフの刃など)に色分けして、廃棄方法について細かくルールを定めています。