穂乃果「ねえお願いだよ、今だけは私の事……見て」 【ラブライブ!】



1:名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/:2015/01/06(火) 20:52:46.66 ID:8piRsPCN
海未「そんなこと言われましても」

穂乃果「駄目なの……?」

海未「当たり前ですよ。今は授業中なのですから、穂乃果のことばかり見ていられません」

海未「ああ……見てください。こんな会話をしている間にも、黒板の文字は進んでいます」

穂乃果「私は海未ちゃんのことずっと見てるよ」

海未「それはお好きにどうぞ。成績が落ちない限りは、自由にしてください」

海未(嗚呼、何故こうなってしまったのでしょう)

海未(明らかに、明らかに穂乃果は――園田海未という存在に依存している)




4:名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/:2015/01/06(火) 20:56:07.33 ID:8piRsPCN
海未(何故こうなってしまったのか、考えても考えても分かりません)

海未(二年生になった時は、少々甘えられることもあれどここまで依存してはいなかった筈です)

海未(スクールアイドルを結成し、色々あってラブライブに優勝するまでいっても彼女は普通に接していました)

海未(ラブライブに優勝したのが一か月前――それまでは普通だったのですから、この一か月の間に何かありそうなものですが)

穂乃果「?」

海未(何かした覚えは全くありません……)



5:名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/:2015/01/06(火) 21:00:19.25 ID:8piRsPCN
海未(確かに、廃校を阻止し余裕の出来た私達はよく遊びました)

海未(元々仲が良かったこともあり、ことりと穂乃果とは特に――)

海未(ショッピングに行ったり、食事に行ったり、映画を見たり)

海未(山に登ったり、レイプしたり、服を作ったり)

海未(穂乃果の家でお饅頭も作りましたっけ)

海未(しかし、そんな友人同士がやるような行動の中に、特に際立つものはありません)

海未(では何故、穂乃果はこれほどまでに私に懐くのでしょうか)

海未(謎ですね……)



6:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/:2015/01/06(火) 21:01:14.68 ID:i/BxdUjd
れwwwいwwwぷwww



9:名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/:2015/01/06(火) 21:05:10.60 ID:8piRsPCN
穂乃果「海未ちゃん、海未ちゃん」

海未「……」

穂乃果「ねえ、無視しないでよ。海未ちゃんったらもう」

海未「私は目の前の文字を板書するのに精一杯なんです。他をあたってください」

穂乃果「だって、授業つまらないし……」

海未「私とて、アダム・スミスの一生なんかに興味はありませんよ。しかしこれが政経のテストに出るのですから、仕方ないことなんです」

海未(いや、本当に興味がないわけではない。神の見えざる手なんて酷く格好良い技名を考えたこの方に、本当は並々ならぬ興味があります)

海未(蒼の神話としては二つ名勝負を申し込みたいほどに興味ありますが――今は穂乃果のことで手一杯でそれどころではありません)



13:名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/:2015/01/06(火) 21:11:02.96 ID:8piRsPCN
海未(穂乃果の私への対応が変わったのは、いつだったでしょうか)

海未(確かあれは、二週間前に穂乃果の家へお泊まり会に行った時――)

穂乃果『えへへ、海未ちゃんと二人で寝るなんて久しぶりだね。何か恥ずかしいよ』

穂乃果『ことりちゃんも来ればよかったのに、風邪引いちゃうなんて残念だよね』

穂乃果『やめてよ海未ちゃん! 私達女の子同士なんだよ!?』

穂乃果『殺すっ! 殺してやるっ! やめろぉ!』

穂乃果『あああっ! なりまひゅ! 海未ちゃんの雌奴隷になりまひゅう!』

穂乃果『海未ちゃん、大好き……ねえ、私のことだけ見ててね』

海未(はて……よくよく考えてみれば、たったの三時間で穂乃果が酷く変化したように思えますね)

海未(奇妙な話です。何か大きな出来事でもあったのでしょうか)



14:名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/:2015/01/06(火) 21:12:59.55 ID:I2hi+W89
ひええええ



15:名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/:2015/01/06(火) 21:15:25.99 ID:XmHv4/pR
園田テクニシャンかよ



16:名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/:2015/01/06(火) 21:16:52.89 ID:8piRsPCN
海未(ふむ、大きな出来事。私はあの日、ことりと共に穂乃果の家へお泊り会に行く予定でした)

海未(ことりが風邪を引いたので、結局私一人で行くことになりましたが)

海未(穂乃果の家について、まずお饅頭を作りました)

海未(前々からやってみたかったのですが、お願いしてみたら案外普通に作らせてくれたのは驚きましたね)

海未(穂乃果のお父さんが隣で指導してくれたおかげで、綺麗に作れたことをよく覚えています)

海未(穂乃果も美味しい美味しいと食べてくれて。あれは嬉しかったですね)

海未(自分の作った物で他人を喜ばせる。この世にこれ以上嬉しいものがあるでしょうか)



17:名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/:2015/01/06(火) 21:20:14.43 ID:8piRsPCN
海未(その後はお夕飯を頂き、穂乃果と一緒にお風呂に入りました)

海未(正直、狭かったです)

海未(一人が湯船に浸かり一人が身体を洗うといった風にして何とか入りましたが……)

海未(やはりお風呂は一人で入るものですね)

海未(真姫や花陽、希の家は湯船が大きく作られていたので二人で入っても平気でしたが)

海未(友人と言えど、裸を見せるのは恥ずかしいことです。風呂は一人に限る)



20:名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/:2015/01/06(火) 21:24:24.67 ID:8piRsPCN
海未(その後は寝そうになっている穂乃果を励ましつつ、明日の宿題を共に終わらせて)

海未(布団に入って穂乃果を犯して)

海未(ぐっすりと寝ました。穂乃果のベッドは柔らかく、寝心地が良かったです)

海未(我が家は布団なので、ベッドというものにはあまり縁が無いのです)

海未(一人暮らしをしたら是非買いたいですね、ベッド)

海未(そして朝目覚めたら、穂乃果は犬のように懐いてきました)

海未(ふむ――やはり、穂乃果の家に来てからの行程に答えがありそうですね)



21:名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/:2015/01/06(火) 21:24:29.49 ID:ntojP+Da
おまわりさんこの人です



25:名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/:2015/01/06(火) 21:29:31.80 ID:8piRsPCN
海未(しかし、一体何が穂乃果の琴線に触れたというのでしょうか)

海未(何処にでもある、日常風景の一部……そうとしか思えません)

海未(可能性があるとしたら、お饅頭作りでしょうか)

海未(穂乃果のお父さんにも「悪くない」と褒められた私製ほむ饅)

海未(ひょっとすると穂乃果は、饅頭作りが上手な人が好きなのかもしれません)

海未(しかしそれならば、私よりも上手い人は多い筈)

海未(和菓子屋の娘という職業柄、饅頭得意系男子に巡り合う機会はごまんとあります)

海未(では何故、私なのでしょうか)



29:名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/:2015/01/06(火) 21:36:44.80 ID:8piRsPCN
海未(饅頭を上手く作れる。その条件は確実にある)

海未(恐らくそこに、何かが加わった。そう、私も気付いていない何かが)

海未(……もしや、風呂に入ったことでしょうか)

海未(風呂というのは本来ならば一人で入る空間)

海未(言わば、完全なる個を体現できる場所)

海未(人間は、他者がパーソナルスペースに侵入してきた時に不快感を覚える生き物です)

海未(穂乃果は、パーソナルスペースに侵入した私が不快にならなかった?)

海未(いえ、それは関係ありませんね。友人ならばそれも普通のことでしょう)

海未(後は、ああ、そういえば穂乃果の身体を湯船から洗ってあげましたね)



30:名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/:2015/01/06(火) 21:41:30.38 ID:8piRsPCN
穂乃果『えっ、海未ちゃん身体洗ってくれるの!?』

穂乃果『い、いいよ……恥ずかしいし』

穂乃果『え、そうなの? うーん、じゃあお願いしようかな』

穂乃果『身体洗ってもらうと胸が大きくなるなんて知らなかったよ』

穂乃果『きゃっ! くすぐったいよ……どこ触ってるの!』

穂乃果『ぁん……も、もういいよ! 十分洗えたから!』

海未(今思い出しても恥ずかしいです……友人の身体を洗うなんて)

海未(あまつさえ、胸に指が触れてしまいましたし。顔から火が出そうです)



32:名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/:2015/01/06(火) 21:47:35.88 ID:8piRsPCN
海未(胸を触られたことで、私を意識してしまったのでしょうか)

海未(この年代の少年少女は、同性に恋心を抱きやすいと聞いたことがあります)

海未(それは憧れの気持ちが転じただけのまやかしで、歳をとると覚めていくそうですが)

海未(穂乃果も似たようなものなのかもしれません)

海未(同性を愛する気持ちは私には分かりませんが、もしそうなのだとしたら中々に気まずいですね)

海未(告白でもされたら、何て返事をすればいいか……異性が好きなので、としか言いようがありません)

海未(傷付くかもしれませんし。もうちょっとオブラートに包むべきかかもしれませんね)

海未(後はヤって寝た。ここは別に考えなくてもいいでしょう)

海未(ふむ……どうしましょうか)



38:名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/:2015/01/06(火) 22:19:30.66 ID:8piRsPCN
キンコン

海未「む、授業が終わりましたね。合図が鳴りましたからいくら考え事をしていたからといって聞き逃しはしません」

穂乃果「えへへ、海ー未ちゃん」

穂乃果「授業も終わったし、抱きついてもいいよね?」

海未「仕方ありませんね、部室までですよ」

穂乃果「えー、短いよ」

海未「だって、恥ずかしいじゃないですか」

穂乃果「私は恥ずかしくなんてないよー。海未ちゃんのこと、好きだし」

海未(その好きが、友愛なのか恋愛なのかは私には分かりません)

海未(しかしどちらにせよ。悪い気分は……しませんね)



44:名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/:2015/01/06(火) 22:26:23.87 ID:8piRsPCN
部室前

海未「ほら穂乃果、着きましたよ。離れてください」

穂乃果「……」

海未「そんな目をしても駄目です」

穂乃果「……」

海未「だ、駄目ですよ」

穂乃果「海未ちゃん……」

海未「分かりましたよ、もう好きにしてください!」

穂乃果「わあい、やっぱり海未ちゃん優しいね! 大好き!」

ことり「……二人とも、最近仲良いよね」

海未「ええ……何故か懐かれてしまいまして」



48:名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/:2015/01/06(火) 22:31:30.86 ID:8piRsPCN
ことり「教室でも二人だけの世界って感じで、会話に入りづらいし」

海未「それは、何と言いますか。穂乃果が一方的に捲し立てるからでして」

ことり「正直、妬いちゃうよ」

海未(……それは私にでしょうか、穂乃果にでしょうか)

穂乃果「ことりちゃん、ちょっと怒ってる?」

ことり「ううん、別に」

穂乃果「そう? ならいいけど……」

海未(そう言うものの、ことりは見るからに怒っていますね)

海未(仲良し三人の中で二人が急速に仲良くなりだしたら、残る一人が怒るのも当然です)

海未(これで私達の仲が不和にでもなったらたまったものじゃないですね……何とかしなければ)



51:名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/:2015/01/06(火) 22:36:32.04 ID:8piRsPCN
海未「穂乃果、少し離れてください」

穂乃果「えっ……何で?」

海未「いいですから、離れてください!」

穂乃果「ひっ……う、うん。ごめんね海未ちゃん」

ことり「ちょっと海未ちゃん、そんな言い方……」

海未「最近、穂乃果がべたべたとしてくることに関しては私も少し考えるところがありましてね」

海未「そのせいでことりと少々疎遠になってしまっているのではないか、とは思っていたんですよ」

穂乃果「うう……た、確かに最近ことりちゃんと会話した記憶、あんまりない……!」

海未「そこで一つ、良いことを思いつきました」

海未「お泊り会をするんです!」



53:名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/:2015/01/06(火) 22:40:26.54 ID:8piRsPCN
ことり「お泊り会を?」

海未「ええ、前回やった時にはことりはいませんでしたし」

海未「あのお泊り会で私と穂乃果の仲が接近したのは明白……! ならば、この三人でお泊り会をすればッ!」

海未「好感度は同値になるに決まっています!」

ことり「う、海未ちゃん? 何言ってるの?」

穂乃果「お泊り会って……もう、海未ちゃんったら……」

海未(これが成功すれば、私への依存を散らせるはずです。ことりには悪いですが、共に依存されましょう)



60:名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/:2015/01/06(火) 22:48:50.49 ID:8piRsPCN
お泊り会当日穂乃果家

海未「いやー……いいお湯でしたね」

ことり「三人はどう考えても入りすぎだったけどね」

穂乃果「ほとんど湯船に浸かれなかったしね……」

海未(二人ですらキツい風呂にどのようにして三人が入ったか)

海未(簡単な話、一人が身体を洗い、一人は湯船に浸かり)

海未(そしてもう一人は、湯船に跨り片足を湯に片足を洗い場に出せばいいのです)

海未(完璧と思われたこの計画、一つだけ罠がありました)

海未(……最後に湯船に浸かっていた私以外、身体が冷えてしまったようです)

海未(可哀想に……)



63:名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/:2015/01/06(火) 22:52:51.06 ID:8piRsPCN
ことり「早く寝ようよ、寒いし……」

穂乃果「うん。少し狭いかもしれないけど、三人ともベッドでいいよね?」

海未(しかし、依存を散らす計画は成功したようですね。穂乃果も、ことりとよく喋っていますし)

海未「ええ、勿論です。早く寝ましょう」

海未(この調子なら、明日の朝には完全に元通りの仲良し三人組になっていることでしょう)

ことり「じゃあ、穂乃果ちゃん真ん中で私が左」

海未「私は右ですね」

穂乃果「う、うん……」

海未(何やら熱っぽい視線を感じますね……気のせいでしょうか)



66:名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/:2015/01/06(火) 22:56:15.54 ID:8piRsPCN
ことり「穂乃果ちゃんいい匂いするねー」

穂乃果「ことりちゃんだっていい匂いするよー!」

海未(ふふ、ベッドの上で抱き合ってキャッキャウフフと。これぞ女子高生のあるべき姿です)

海未「では、電気消しますよ。ことりも、ちゃんと枕は用意しましたね?」

穂乃果「はーい」

ことり「ばっちり用意してあるよ!」

海未「じゃあ、消しますね。おやすみなさい……」



67:名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/:2015/01/06(火) 22:58:36.75 ID:8piRsPCN
海未「……」

穂乃果「……」

ことり「……」スースー

モゾッ

穂乃果「……!」

海未「……」

穂乃果「駄目だよ……ことりちゃん起きちゃうから」

海未「……いいから、ほら……静かにしていれば大丈夫ですから……」



68:名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/:2015/01/06(火) 23:01:03.25 ID:8piRsPCN
穂乃果「駄目だって……」

穂乃果「んっ……ふぅ……」

海未「こんなにとろとろにしておいて、よくそんなこと言えますね」

海未「期待していたんでしょう? お泊り会と聞いた時から」

穂乃果「そんなっ……こと……」

穂乃果「ふぎぃっ……やだぁ……!」

ことり「……」



71:名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/:2015/01/06(火) 23:06:02.24 ID:8piRsPCN
海未「舐めますから、自分でパジャマ脱いでください」

穂乃果「やだって……」

海未「脱いで」

穂乃果「……」

海未「そうですよ、ゆっくりとゆっくりと……」

海未「……あまり味も匂いもしませんね。丹念に洗ってましたし、仕方ないですか」

穂乃果「い、言わないでよそんなこと」

海未(……む? 変ですね)

海未(少し前まで穂乃果の隣にいたことりの姿が見えません。ベッドから落ちたのでしょうか)

海未(狭いベッドです、寝相によってはその可能性も――)

海未(――ッ!?)



72:名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/:2015/01/06(火) 23:09:50.33 ID:8piRsPCN
海未(なんだ、妙だぞ……!? 私の、私のパジャマが!)

海未(『パジャマのズボンがパンティと共に脱がされて』いるッ!?)

海未(後ろに誰かいる……? 振り向きたい、しかし振り向いたら穂乃果のホノカを舐められない)

穂乃果「あっ……いい、そこ……」

海未(穂乃果はまだこの異変に気付いていないようですね)

海未(一体誰がこんな真似を? まさか、ことりでは……)

海未(そんなはずは……ことりは友人のズボンを無理やり脱がすような、非道な真似はしません)



75:名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/:2015/01/06(火) 23:12:49.30 ID:8piRsPCN
海未「んっ……ふぅ……」

穂乃果「ああっ……イくっ! イっちゃう!」

穂乃果「んんっ!」

穂乃果「……」

海未(気絶しましたか……感じやすい人ですね)

海未(さて、私もこの不審者の正体を見極めなければ)

海未「~ッ!?」

海未(ゆ、指が入ってきた!? ま、まだ濡れてもいないというのにそんな……!?)

海未(い、痛い!!)



77:名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/:2015/01/06(火) 23:18:21.09 ID:8piRsPCN
海未(濡れていないアソコに指を入れられる痛みは、開発されていない肛門に指を入れるくらい痛い)

海未(女性ならばそんなこと分かりきっている筈なのに、何故こんな罰染みたことを?)

海未「い、痛いです! 抜いてください!」

海未(私の言葉に答えるように、私の未発達な蜜壺を細い指が掻きまわす)

海未(冷たい指に私の体温が伝わり、僅かに暖かくなっていく)

海未(鋭い痛みと、断続的に続く鈍痛が私を襲う――)

海未「ぎっ……うう……やめて、やめてください……!」

海未(液体をかき混ぜるような音に、痛みと共に自分が濡れてきていることを私は自覚しました)



81:名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/:2015/01/06(火) 23:22:53.04 ID:8piRsPCN
海未(私が濡れてきたのを見るやいなや、もう一本指が追加されました)

海未(二本の指が私の中で荒れ狂う。このままでは処女喪失と相成ることは目に見えています)

海未「お願いです、処女だけは……許してください」

海未(指の動きが止まった)

海未「あ、良かっ……」

海未(私が気を抜くのと、三本目の指が挿入されたのはほとんど同時だった)

海未(気の緩みは股の緩みとはよく言ったもので、弛緩した膣は三本の指を飲み込み)

海未「ぎいいっ!?」

海未(ぶちっ、と。嫌な音がしました。まるで何かの繊維が、切れるようなそんな音が)



83:名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/:2015/01/06(火) 23:26:37.69 ID:8piRsPCN
海未「い、言ったぁ! 私、やめてって言ったぁ!」

海未(痛い、痛い、痛い)

海未(愛液とはまた別の生温い液体が、指を通して流れていくのが分かる)

海未(何故私がこんな目に? 楽しいお泊り会の筈だったのに)

海未「もうやべてぇ……限界ですぅ、もう三回もイってるんでずぅ……」

海未(必然、声に涙も混じろうというものだ。はは)

海未(ようやく指が抜かれた時には、シーツはぐしょぐしょに濡れ、私の四肢はぴくぴくと痙攣を繰り返していました)



84:名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/:2015/01/06(火) 23:30:35.70 ID:8piRsPCN
海未「あは……終わった……」

「まだだよ」

海未(初めて、それは声をあげました。酷く冷淡なその声は、いつも、いつも聞いている――)

海未(私の親友の声のようで、何故かとても悲しくなって)

海未(涙が、あふれました)

海未「ことり、何でこんなこと……?」

ことり「海未ちゃんが悪いんだよ……? 私のこと放っておいて」

ことり「あんなに、見せつけるような真似をして!」



89:名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/:2015/01/06(火) 23:34:57.25 ID:8piRsPCN
海未「ことり……?」

ことり「私だって、私だって! 海未ちゃんのことがずっと好きだったのに!」

海未(同性愛二人目である。ああ、親友二人がレズだったと知ってしまったこの心内環境を、どう表せばいいのでしょうか)

海未(もういい。もういいや。それなら、私もレズになろう。それが私の感想です)

海未「ことり……私は……」

穂乃果「んみゅ、海未ちゃん……って、これ、どういうことなの……? ことりちゃん……?」

海未(最悪のタイミングで穂乃果が目覚めました。どう説明すればいいのでしょうか、これ)



90:名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/:2015/01/06(火) 23:38:55.62 ID:8piRsPCN
学校

海未(その後のことを少しだけ)

海未(まず瞬時に現状を把握した穂乃果がことりを襲いました)

海未(聞けば、穂乃果は元々はことりのことが好きだったそうで)

海未(私に襲われたショックを恋愛感情と思い込んで私に依存していたそうです)

海未(一方の私は、ことりに襲われたショックで同性愛者になり)

海未(穂乃果のことが好きになってしまいました。何ということか)

海未(そしてことりは私のことが好き、と。こんな歪なトライアングル見たことありません)



92:名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/:2015/01/06(火) 23:42:24.44 ID:8piRsPCN
海未(それだけで済んだらまだマシだったのですが……)

ことり「ね、ねえ穂乃果ちゃん。今日いい?」

穂乃果「いいよ。海未ちゃんも呼んで三人でしようよ」

海未(人間には身体の相性というものがありまして)

海未(私はことりの愛撫で、穂乃果は私の愛撫で、ことりは穂乃果の愛撫でしかイケなくなってしまったのです)

海未(恋愛面ではそれぞれが好きな人間に依存し)

海未(夜の営みではその反対のベクトルに依存する)

海未(単純な話、私達は共依存関係になってしまいました)



94:名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/:2015/01/06(火) 23:46:52.65 ID:8piRsPCN
海未(一人欠けても成立しないこの歪な依存関係がある限り、私達は仲が良いままです)

海未(本当に良いと言えるのでしょうか。身体を求めるために意見もぶつけられず、我慢し……)

海未(きっと近い将来、私達の仲は崩壊することでしょう)

海未(その時私はどうなってしまうのか。それが怖くてならないです)

穂乃果「じゃあ今日、家に集合ね!」

海未「ええ、分かりました」

海未(そんな不安を押し殺し、私は今日も生きていく)

海未(親友たちに、作った笑顔を見せながら)



96:名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/:2015/01/06(火) 23:49:32.34 ID:8piRsPCN
にこ「なんっか最近、あの三人妙に仲がいいわね」

希「仲が良いのはええことやん。羨ましいわぁ」

絵里「ええ、確かにあれだけ仲良くなれたらツーカーで全て伝わるでしょうし……ちょっと羨ましいわね」

にこ「……ふうん?」

にこ「じゃあ、ちょっと提案があるんだけど」

絵里「何?」

にこ「『お泊り会』、してみない?」






97:名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/:2015/01/06(火) 23:50:28.51 ID:I2hi+W89
乙!
三年生組も書いていいのよ?



104:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/:2015/01/07(水) 00:34:22.24 ID:T9TZTJSA

1年生と3年生が残っているなあ



106:名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/:2015/01/07(水) 01:08:00.71 ID:y4P1DCoa
ある意味正しくあるべき共依存二年生







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