2020.06.11 6月定例議会 1日目
- 2020/06/11
- 23:11
本日より6月定例議会が招集開催されました。このブログをチェックしてくださっている島民の方には事前告知していなくて申し訳ありませんです。。。
また、これに先立ち5月28日(木)に第2回臨時議会が開催されました。以前のブログでは「臨時議会の開催は必要なし」との結論ではありましたが、予算手続き上の事情により開催となったようですが私は諸事情によりこの臨時議会は欠席させてもらいました。本当に申し訳ありません。内容としては主にコロナウィルス感染予防に関する議案の内容で、国の「特別給付金」や「防護服等の医療備品購入」、「島内事業者への臨時支援金」等の補正(専決処分も含む)予算の内容が主であったようです。
そして、本6月議会に関してですが本日より2日間の会期とされました。行政報告から議事は進んでいきましたが、やはり各課ともに「コロナ対応」による報告が多かったようです。
その後、各議員からの一般質問に進み私は3番目で登壇質問しました。いつものように私とのやり取りについて報告します。。。(➡:私からの質問、⇨:行政からの答弁)
①コロナウィルス感染防止策に関して
➡非常事態宣言の解除に伴い、利島村としても感染予防はしつつ段階的に色々な事が普段通りになってくると思われる。一方で常に感染拡大の第2波に備えることも必要であると考えるが利島村としてそれらの準備・検討状況はどのようになっているのか?
⇨感染拡大の第2波が確認出来た場合は、利島村のロードマップをステップ0に戻し、公共施設の再休業や公共サービスの再縮小、観光客の入島再自粛、住民の不要不急の出島の再自粛を呼びかける。ロードマップを巻き戻すタイミングは、都のロードマップの状況を参考に、政府や他町村の状況を踏まえて判断する。6月1日時点の村のマスクの在庫は当面の必要数は用意できるが、今後も在庫確保を図る。観光客や住民の方で新型コロナウィルス疑似症患者が発生した場合は、診療所・島しょ保健所大島出張所・本土医療機関等と協議し、一刻も早いヘリ搬送を予定。
➡支援に関しては今後第2波、第3波の事態となった場合に、国や都からの交付金を待っていては時間的に遅れてしまう場合も考えられるので、村独自での基金取り崩し等も含めて早急な予算措置の準備・検討しておいてもらいたい。
➡この新型コロナ感染予防に関しては、手探りの中で村もよく対応してくれていると思う。また、教育庁や学校長をはじめとした教育関係者においても、いち早い学校再開に向けて協議・検討を重ねててくれたことにより現在に至っている。改めて感謝を申し上げるとともに、引き続き感染予防に尽力していただきたい。
②ギガスクール構想に関して
➡コロナ自粛によりオンライン授業がクローズアップされ、それと共に国の「ギガスクール構想」にも関心が寄せられるようになってきたが、利島村としてはどの様な対応か?
⇨当初は令和5年度までに整備を行う予定であったが、今年度(令和2年度)中に整備することになった(補助金が年度内限定の為)。端末においては東京都の島しょで共同購入を行う予定。その他に校舎内Wifiや端末にLTE通信が可能な機能を有し、年内に導入予定。
➡コロナに伴い、本来の計画より前倒しとなり現場も混乱していないか?せっかく導入されても宝の持ち腐れにならないか?
⇨運用方法については、先進事例などを参考に東京都教育指導主事と連携して、教員への研修等の実施など導入に向けた計画を進めるが、家庭学習での利用については今後検討していく。
➡今後、端末機器のランニングコストや更新等の予算措置が必要となってくることが予想される。せっかく導入されるので有効に利活用されるようにしてもらいたい。
⇨ランニングコストに関してもある程度は必要経費であると考えている。教育ソフト等の検証も進んでおり、これからの時代を生きる子供たちの為に対応していきたい。
③ごみ処理に関して
➡焼却施設の更新に関して、第4次総合計画の中では「基本設計」の時期となってくる。以前の説明では「古紙・段ボール回収」や「生ごみ回収」等の分別により、全体量を抑えたうえで施設としてのスペックを決定し計画に入るとの事であった。建設用地の取得や補助金獲得に向けて準備は進んでいるか?
⇨今後、ゴミの分別回収により、ごみの質や量の検証を行い、能力や規模を検討していく。建設候補地としては村有地を予定しており、新たな用地取得は考えていない。村としても早期に着工を目指すがその他の事業との兼ね合いもある為、令和3年度以降と考えている。
➡昨年12月より開始しした「古紙・段ボール回収」について、集積場が山のようになっているようにも見られたが、今後はどのように運用していく計画か?
⇨今年度から委託事業として整備し、圧縮機等でのプレスや島外搬出も順次行っていく。また、収集に関しては月2回となる予定。
➡生ごみ回収に関しては、コロナ禍の為に住民説明会が度々延期となったが住民からは様々な不安や問題も聞かれる。検討委員会などで話し合われた検討事項はどのような内容か?
⇨生ごみ収集については、利点として可燃ごみの除外により焼却の際の燃料費の軽減、ごみ量の減少による施設への負担軽減などが挙げられる。問題点は、分別の徹底(禁忌品の混入)があり、戸別収集を行う予定。村としても住民への分別・収集方法の周知徹底が重要と考える。戸別収集の問題として、カラスの対策が必要となるが、生ごみ処理容器(カラスのクチバシでは開けられない?)を配布し対応する。強風の対応はバケツに石などの重しを置く、ネットをかけるなど住民に行っていただきたいと考えている。
かんたんですが、このようなやり取りでした。
その後は条例案件が3件。予算案件1件。人事案件2件。名称の変更等に伴う案件が4件ですべて全員賛成で16時過ぎに終了しました。ご意見や、内容の詳細等、分からないことがあればいつでも聞いてください。
今後は任期最後の決算監査に入ります!