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BBC『史上最高の外国語映画100選』、1位は黒澤明監督の「七人の侍」

★海外「納得の1位だ!」
  BBC『史上最高の外国語映画100選』で
 日本映画が快挙

 パンドラの憂鬱
 
http://kaigainohannoublog.blog55.fc2.com/blog-entry-2872.html
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今回はBBC選出の
「史上最高の外国語映画100本」からです。

このランキングは英語以外の作品を対象としており、
43カ国、計209人の評論家による投票
をもとに選出されています。
評論家は、自身が好きな映画10作品に
順位を付けて投票。
ランキングに応じて特定のポイントが与えられ、
総合得点によって最終順位が決められました。

その結果、史上最高の外国語映画は
黒澤明監督の「七人の侍」に。
日本映画は他にも、
国別では2位となる10作品がランクインしています。

1位「七人の侍」(1954年:黒澤明)
3位「東京物語」(1953年:小津安二郎)
4位「羅生門」(1950年:黒澤明)
37位「千と千尋の神隠し」(2001:宮崎駿)
53位「晩春」(1949年:小津安二郎)
61位「山椒大夫」(1954年:溝口健二)
68位「雨月物語」(1953年:溝口健二)
72位「生きる」(1952年:黒澤明)
79位「乱」(1985年:黒澤明)
88位「残菊物語」(1939年:溝口健二)
95位「浮雲」( 1955年:成瀬巳喜男)


(続きはリンク先で)


★The 100 Greatest Foreign-language Films
 BBC
 http://www.bbc.com/culture/story/20181029-the-100-greatest-foreign-language-films




様々な映画監督に影響を与えた黒澤明監督作品。
中でも『7人の侍』は「納得の1位だ!」

あの時代、黒沢監督の創りだす映像は
どれだけ衝撃的だっただろう。
今でもゾクゾクさせられる。


 


 



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★七人の侍と黒澤明
 https://star-director.info/category1/entry12.html


★黒澤明の映画界をリードした撮影術
 ものつくりと完璧主義

 https://star-director.info/entry11.html


★三船美佳の父、
 三船敏郎は超男前だった!
 4K『七人の侍』デジタルリマスターで見る

 https://movie.smt.docomo.ne.jp/article/1050827/




 
 

★羅生門
 https://star-director.info/category5/entry45.html
イタリアのヴェネツィア国際映画祭金獅子賞受賞や、
アメリカのアカデミー特別賞を受賞するなど、
日本映画が初めて国際的に認められた
記念すべき作品である。

この受賞はまだ米軍占領下であり、
国際的な自信を失っていた日本人に
現代では想像もつかないぐらいの
希望と光明を与えた。


これ以降、黒澤作品並びに日本映画が
世界で評価されていき、
日本映画界も黄金期に入っていった。

(中略)
冒頭の雨のシーンは
モノクロカメラで
迫力のある雨の映像をとるために、
水に墨を混ぜてホースで降らせたという。


(中略)
黒澤明とともにこの作品で
世界的カメラマンとなった宮川一夫
腕によるものと解釈をせざるをえません。

当時は絶対にタブーであった
太陽にレンズを向けるという
ロックなことをやっていたり。


この作品のテーマは一言でいうと
「事実は1つだが、
真実はいくつもある」

ということでしょう。
とてもとても深いテーマです。

ひとつに事実に対して、
関わった人の数だけ真実があるんですよね。

事実と真実は
根本的に違う次元で存在し合っている

ということを個人的には感じる作品でした。

(全文はリンク先で)


★複眼の映像 黒澤明の方法
 『羅生門』黒沢明監督、橋本忍脚本(1950年)
 https://shakaigaku.exblog.jp/19121686/




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Comments 3

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2018-11-06 (Tue) 08:19 | EDIT | REPLY |   

どん

やはり

ずば抜けていますからね。
自転車泥棒が2位なのが意外だった。
たしかに人間の誇りを描いて良い映画だ。悲しいが後味がよい。
1位と2位が対照的。
東京物語もよいですが、小津安二郎でもっともすごいと思うのは「おはよう」など。

2018-11-06 (Tue) 22:14 | EDIT | REPLY |   

弓取り

全部みたい。ベスト100.

黒澤明のファンだったので、『七人の侍』が一位に選ばれたのは、とても嬉しいです。英語圏も含めても、たいていベスト3に入りますから。
クライテリオン版のDVDを持ってて、毎年1回は見ているので、通算何十回みたかわかりません。キャラがみんないいですね。『用心棒』も『天国と地獄』もいいです。『蜘蛛の巣城』もいいな。

学校をさぼって『乱』のエキストラに出て、お昼に、黒澤の近くににじりよって弁当を食べたのは、一生の思い出です。
淀川さんだったか、佐藤さんだったか、黒澤の映画は「バタ臭い」と評していました。現実をフィルタにかけた人物像や演出が象徴化や偶像化になって、不偏性を持つことになったと思います。その意味では、現在の現実をそのまま描くのは苦手だったと思います。効果音や音楽にも神経を使っていて、歌劇や昔のレビュー歌劇を連想させます。こういうところは、ゴダールのような映画人には評価できなかったのかなと思います。

それと、このベスト100では、溝口健二もちゃんと入っていて、嬉しい点です。この人はモノクロ時代の映画が最高にいいです。『雨月物語』は、有名ですし、『山椒大夫』とか『残菊物語』は、たしかにいいですね。溝口健二も世界の名匠で、もっと観られるべきです。
もちろん、映画に求めるものは、人それぞれでしょうけどね。

BBCの英語圏のベスト100はないのかな、と探してみたけどありませんでした。アメリカ映画100はありました。やはり1位は『市民ケーン』。
英語圏ベスト100を出していないとしたら、なぜだろう?ちょっとひっかかる点です。

2018-11-07 (Wed) 00:40 | EDIT | REPLY |   

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