お宝『藻類30億年の自然史 藻類からみる生物進化』

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前半の藻類の生態紹介だけで、じゅうぶんドンブリご飯が食えてしまうほどの、興味津々ワンダーランドなでっかい読み物。(分厚い大判の豪華本です)
ひところ、ヨーロッパで大騒ぎされたイチイヅタ(イチイズタ)問題のその後についてはこちらに記載がある
大学の生物学科の組織として頑強な化石として存在している動物対植物という図式は、そろそろ終わりにしなければならない。
地中海のイチイヅタは地上最大の単細胞生物といえるかも知れない。
【承前:その後】”あっというまに広がったイチイヅタは、急速に姿を消しつつあったのだ。広範囲にわたって完全にいなくなった場所もたくさんあり、地中海のイチイヅタ騒ぎはほぼ終息した。”
— 科学に佇むサンクコスト (@endBooks) 2019年3月29日
🌍 https://t.co/8CAv9LtSTY
🌊『外来種は本当に悪者か?新しい野生』フレッド・ピアス
フデノホ、ウスガサネミズタマ、イソスギナなどカサノリの仲間は、すべて1個の核を持つ巨大単細胞なのである。同じく単細胞のオオハネモという緑藻は60cmにも達する。
ボルボックスの群体は前後が決まっており、何らかのしくみで光に向かって遊泳する。この秘密は前後の細胞の違いにある。群体前方に分布している細胞は大型で、大きなオレンジ色の眼点を持っている。
今日行った湖は、表層がボルボックスでいっぱいでした。
— ごうぎ しげる🔬 (@sgougi) 2017年11月11日
眼福の極み😍 pic.twitter.com/JKsTpbqKL0
マリモの生息地である湖(阿寒湖や富士五湖など)の多くは海跡湖である。つまり、もともとは海で、そこが長い年月の間に閉じてしまうことで形成された湖である。
6000年前の縄文海進期に、海が退いて湖として残されたものだという。阿寒湖のマリモもそのときの海退によって汽水から淡水に閉じ込められた可能性が高いのである。6000年という生物の進化にとっては一瞬にすぎない時間で、マリモは海藻から淡水藻に変わってしまったことになる。ミドリムシはまぎれもなく植物であり藻類であるが、多くはくねくねと体をくねらせて動く。この運動をユーグレナ運動あるいは「すじりもじり運動」という。
国の天然記念物である隠岐の島のクロキヅタ(海藻)は、体が硬いので、とても単細胞とは思えないが、これは細胞壁が内側に伸びて絡み合って補強しているからである。
珪藻の運動の中でも、思わず見惚れてしまうのが Bacillaria paradoxa が作るリボン状群体の運動である。この珪藻は種小名が示す通り常識はずれで謎に満ちている。
せっかくなので(^^)つ 【イカダケイソウBacillaria paradoxaの運動: http://t.co/4lqQl7iEme @youtubeさんから】 @endBooks
— シマシマネコのママ (@simanekomama) September 24, 2013
っぽいな…と思ったら大学の恩師の著作でした。藻類のあらゆる美しさを語り尽くす授業だった。 QT“@endBooks: ”地中海のイチイヅタは地球上最大の単細胞生物といえるかもしれ…http://t.co/DQV0YROVG3 『藻類30億年の自然史 藻類からみる生物進化』井上勲”
— たかおかわうそゆき (@Lutra_sp) 2014, 3月 31
この本大好き。前半の藻類ラブ全開な解説も良かったけれども、むしろ後半の生物の進化史と関連した章が凄く面白い。現在進行形の細胞内共生の玉手箱なんですね藻類は RT @endBooks http://t.co/ILLK5toqTS 『藻類30億年の自然史 藻類からみる生物進化』井上勲
— Tsuyoshi Sugibuchi (@sugibuchi) 2014, 3月 31
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『藻類30億年の自然史 藻類からみる生物進化』
井上勲
東海大学出版会
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2010年代は画像検索で出ていたんだけど2020年代にはネット上の情報は消え去ってしまってる…
これ(バロニア)を家庭で育てるためにパックして売られてた「プチモチャン」、探してるけど販売終了してもーたんかな…?? https://t.co/ZO0FxfPTYm pic.twitter.com/jRwYOCw0wq
— DEMP@HOLIC/SOSUKE. (@DEMPAHOLIC) 2024年5月28日




