June 06, 2019

6/29-30 非祭り大祭

今月末、6/29.30は、山梨の非祭り大祭にゲストとして参加予定。
「シャドウラン」と「深淵」のGMをいたします。

 

 

 

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May 10, 2019

4/27-29 TRPG文華祭

★関連Tweetを雑にまとめました。

 

TRPG文華祭から帰宅。今回はシャドウラン5th、バトルテック深淵、エクリプス・フェイズ、深淵L&Bテスト版のGMを担当、アズール、通路などいくつかのボドゲを遊びました。
みなさん、楽しかったねーーー。

 

「シャドウラン」はホライズンが進める「スターウォーズ」Reboot EP8を盗み出せと命じられたランナーたちの前に、黒いフルボディアーマーの人が光の剣を携えて出現。こーほー。

 

ここのところ、シャドウランの未訳サプリに乗っているマナブレイド(魔力破を剣にする呪文)とパワーブレイド(理力破を剣にする呪文)をシナリオに出すアイデアで悩んでおったのじゃが、今日、何かが振ってきた。
ジェダイじゃ、ジェダイにすればええんや。

 

2070年代、ホライズンは往年の名作「スターウォーズ」のリブートに取り組んでいた。そしてEP8の製作発表の前情報が流れた夜、「スカイウォーカー」を名乗るミスター・ジョンソンからあるランが発注される。
ホライズン・ハリウッドからSW8REのデータを盗み出すのだ。

ホライズンのスタジオに忍び込んだランナーたちの前に、謎の黒い仮面の男が立ちはだかる。その手には青く輝く光の剣が……

 

チューバッカ役をサスカッチにしておけば、問題ないだろ? (RIP!)

R2-D2には中にドワーフに入ってもらってですね。
あれが実はワンマン・ヴィークルで。

なお、ジャバ・ザ・ハット役は、ドラゴンの俳優がやっていてというのを考えたんですがね。

 

「バトルテック深淵」はバトルテック(35週年版)に「深淵」の運命と、ダイス振り直し補正ルールを追加したもの。

65-55トンの中量級機体を狩る特務中隊は赤いオーサム(80t、PPC×3)に率いられた守備隊に挑む。

 

「エクリプス・フェイズ」は、「ミートハブの謎」。

土星圏に浮かぶ全長1キロのベーコンで出来た宇宙コロニーを舞台に、消えた反物質の行方を追う。

ミートハブ四天王、肉ソムリエ、焼き肉道場、揚げ物のジャン、もつ煮の安。

誰が反物質をここに持ち込んだのか?

0.5G(地球の半分の重力)環境で、焼き肉、揚げ物、もつ煮をいかにして作るか?
そもそも、ベーコンで出来たコロニーで「もつ」?
ちなみに、このコロニーは、公式設定で「義体」と書いてあります。
「魂」が装着できる「義体」です。

この設定説明が理解できた瞬間に、全員が正気度ロール、もとい、ストレス・チェック。
「エクリプス・フェイズ」はトランスヒューマン時代の陰謀と恐怖のTRPGです。

 

ミートハブのネタに興味がありましたら、こちらもどうぞ。
「ミートハブ・マーダーズ あるいは、肉でいっぱいの宇宙(そら)」朱鷺田祐介

 

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April 03, 2018

3月30日-4月2日:福岡-大分

 3月30日-4月2日まで、福岡-大分でのTRPGイベントに出席してきました。

■3月30日:クトゥルフトークIn 福岡フロンティア薬院


 福岡につき、観光で太宰府へ。

 大宰府はフラワー・アートで「太宰府2050」。シャドウランか!

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大宰府は、ドローン禁止。

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 夕方からは、福岡のボードゲームカフェ「フロンティア薬院」でのクトゥルフ神話トーク。
 ちょうど、ウェブ雑誌「ファミ通APP」での連載「ゼロから始めるクトゥルフ神話」が始まったところなので、、それを絡めて、ラヴクラフトの話などを。

 TRPGファンの方が来て頂き、懐かしい話もいたしました。

 なんと会場に、真・女神転生TRPG魔都200X退魔生徒会リプレイのファンが来場。溝呂木君のコスプレということで、聖華学園の制服、白衣、鉤爪です。懐かしい!

 溝呂木君は、リプレイのキャラですが、最終段階では、邪神ニャルラトホテプと合体しております。

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 トークショーの後、「ブラフ」。

■3月31日:大分県築上郡コテージでボードゲーム会

 翌日は、今回の企画のメイン、コテージでBBQからボードゲーム会。

 築上郡の湖畔のコテージでBBQ.
 あまりに気持ち良いので、湖畔に椅子を運んで、ゆるキャンごっこ。

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 肉を焼きながら、ファンとの交流。

 その後、ボードゲーム。「Can't Stop」は快勝したが、初プレイの「アズール」はもう一歩、点が伸びず。最後に、「パンデミック:クトゥルフ」は最後の1枚で世界を救えた。

■4月1日:大分県中津市 シャドウラン

 中津市の個人宅で、朝からBBQをした後、TRPG。

 シャドウラン5thで、ピュージェット湾での海賊退治。ちょっとGMの目が走りすぎて、コンバットメイジ死亡。詳しくは、今月発売のR&R参照。シアワセさんのご依頼でした。

 セッション前、肉を食いながら、シャドウランの世界観説明を1からする。

 「日系企業が支配的なディストピアで貨幣単位が新円」(笑)

 「失敗したら切腹」(笑)

 「サイバーウェア制眠器で睡眠時間を削って1日14時間働く」(みんな黙る)

 「終身雇用制で人事部が会社都合で見合い結婚を設定」(みんなうらやましい)


 夕方から車に乗り、大分のボードゲームカフェJOGOさんへ顔出し。
 先客は、トーキョーで怪獣大決戦していた。お邪魔して失礼。

 連日、肉ばかりだったので、夕食は魚系和食。東一ウマー。

■4月2日:中津城

 昨夜でイベントは終了。
 TRPGのイベント巡業というよりは、田舎の甥っ子のところに遊びに来た感じですが(汗)

 最終日は、中津城によって、観光。
 豊後中津藩を支配した奥平家は、長篠の戦いで、長篠城を死守して名を上げた徳川家の猛将。その末裔が黒田、細川、小笠原に続いて中津の領主となった。途中、血筋が絶えそうになるも、島津から末期養子で取った奥平昌高は、蘭学研究で名高い蘭癖大名で、シーボルトやオランダ商館とも付き合いが深く、オランダ語で手紙を書けるほど。すごい!

 明治になって伯爵家となり、その伯爵の椅子が残っておりました。


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March 25, 2018

ブログ13周年が過ぎていた(汗)

■ブログ12周年

 3月23日でこのブログも13周年です。

 TRPGデザイナー、朱鷺田祐介の情報発信の場として2005年に開始してから13年です(汗)。
 今月は色々あって、更新が遅れてしまいました。

 まあ、朱鷺田は相変わらず、いや、ここ10年で少しずつ仕事をシフトしつつも、ベースはTRPGなどアナログ・ゲームを中心に、物書きを続いています。翻訳者として紹介されることもありますが、昔の友人に海外小説翻訳のベテランが多数いるので、少々恥ずかしいところです。

 ここのところ、忙しくて、更新の間隔も開き気味ですが、まずは目の前の一歩一歩を進めて参ります。

■近々の予定

・本日3月25日

 茅場町のボードゲーム・カフェ「アインプロージット」にて、ミードを飲む会をします。

 先日の邪神忌向けに製作した黄金の蜂蜜酒(スペース・ミード)を飲みながら、Wicked Way Meadのミード・マイスター、エリックのミード講座を聞く会です。

 黄金の蜂蜜酒(スペース・ミード)に関してはシミルボンに書きましたので、こちらを参照してください。

・3月30日ー4月2日

 福岡・大分方面へ出張予定。

 3月30日 福岡のフロンティア薬院店に、クトゥルフ・トークショー。

 3月31日 大分のログハウスでバーベキューしながらゲームの話をしよう!の会にて、シャドウランのGMその他トークとか色々

 4月1日はTRPGコンベンションで、シャドウランのGM.

・4月29日
 第二回エクリプス・フェイズ・オンリーコンベンション(幻界堂)
 朱鷺田も、GMいたします。

・5月5・6日
 ゲームマーケット2018春

 2日目は、たぶん、TRPG関連ブースで、GMの予定です。

・5月26日

 大ボドゲ宴2 
 ゲーム好きが経営する埼玉県のレストラン「ルヴァン」の2周年記念イベント。
 朱鷺田もゲストで参加します。

・8月20日  ラヴクラフト聖誕祭

・8月31日-9月1日

 TRPGフェスティバル2018

 今年も開催決定。
 朱鷺田は、たぶん、去年と似たようなムーブになる予定(夜のミード会まで含めて)

 その他、秋以降のイベント要請も来ておりますので、随時。

 ゲーム学校の方も、4月下旬から火曜・水曜・木曜で行く予定。

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May 04, 2017

ロスト・テイルズ・オブ・クトゥルフ:ダンウィッチ・オブ・ザ・デッド

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 5月14日のゲームマーケット2017春にて、昨年、朱鷺田がデザインしたカードゲーム「ロスト・テイルズ・オブ・クトゥルフ:ダンウィッチ」の拡張、「ロスト・テイルズ・オブ・クトゥルフ:ダンウィッチ・オブ・ザ・デッド」が発売となります。
 基本セットは、邪神の完全封印を目指し、4人の若者が再びダンウィッチを訪れるものですが、今回の拡張では、ダンウィッチに発生したゾンビとの戦いが加わります。

 拡張単体でも遊べますが、基本セットと合わせると面白さが倍増。

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 背中が黒いのが、基本。赤いのが拡張。
 これを混ぜて使うことで、さらなる面白さが出ます。

 イラストは弘司さん。カードはすべて新規描き下ろし!


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January 23, 2017

1/24 HJ隔週ボードゲーム通信 第80回『ダイスゲーム2本立て』

出演予定です。

1/24 HJ隔週ボードゲーム通信 第80回『ダイスゲーム2本立て』に出演いたします。

ネタは、『キングスポート・フェスティバル:カードゲーム』と『キルクス・マクシマムス』。

前者がクトゥルフ系ですので、朱鷺田もお呼ばれという展開でございます。

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December 07, 2016

ゲームマーケット2016秋

Ep


 今週末12月11日は、ゲームマーケット2016秋です。

 私(朱鷺田)は、特設ブース3の「TRPGフェスティバル前年祭」のコーナーで、「エクリプス・フェイズ」のゲームマスターをしております。TRPGフェスティバルとは、日本のTRPG系で最大の宿泊型イベントであったJGCが、2017年からこの名前に変わり、熱海温泉で開催されるものですが、ゲームマーケットと同じく、開催がアークライトなので、今回、ゲームマーケット内でのプレイベント開催となったものです。

 私が担当する「エクリプス・フェイズ」は、今年、日本語版が出たばかりの最新SF-TRPG。
 詳しくはR&Rのサイトへ。


 TRPGというと、クトゥルフ神話TRPGしか知らない!という方でもOK.何しろトランスヒューマン時代のホラーRPGですから!

 この他、朱鷺田の関係では……

・朱鷺田が寄稿しておりますボードゲーム情報誌「Game Jamboree」の最新号が発売になります。
 今回から、冒険企画局からの発売になります。冒険企画局さんのブースでお買い求めください。

・Game Jamboreeさんの企画でゲームマーケット春に製作しました「ロストテイルズオブクトゥルフ:ダンウィッチ」は、G34のブースに委託できたようなので、そちらでお求めください。

・クトゥルフビールについては、ゲームマーケット会場での販売はありません。飯田橋のゲームバー「グリュック」さんで飲むことができます(ただし数量限定なので、なくなったら、ご容赦ください)

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November 30, 2016

レビュー:The Flow of the History:歴史悠久

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 台湾のゲーマーであるAfongさんと知り合いになり、彼を経由して台湾のMoaideas Game Designの新作「The Flow of the History:歴史悠久」をいただいた。デザイナーはJesse Li。「鋼鉄と火薬」シリーズのデザイナーというのがわかりやすいだろう。

鋼鉄と火薬(ゲームマーケット公式サイトに掲載された情報)

 「The Flow of the History:歴史悠久」は、割とライトに遊べて、意外にがっつり感のあるゲームだったので、最近、ゲーム会のお供に加えている。来月11日に開かれるゲームマーケットにも出展するようなので、紹介したいと思う。

歴史悠久(ゲームマーケット公式サイトに掲載された情報)

「The Flow of the History:歴史悠久」

対応人数:3-5(4-5がベスト)
プレイ時間:60-90分(朱鷺田の体感では、インスト10-15分、初見プレイで75分)
対象年齢:12歳以上(歴史ネタがある程度分かるほうが面白い)

■歴史イベントを買って国家を育てよう!

  「The Flow of the History:歴史悠久」(以下「歴史悠久」)は、人類の文明化の課程をシンプルなゲームに落とし込んだものである。前作の「鋼鉄と火薬」が文明のさまざまな要素を表すカードをコストか機能かで使い分け、プラミッド上に配置されたカードを取っていくタイプのゲームであったが、今回の「歴史悠久」では、資源トークンという通貨相当のものが導入され、基本的に文明カードに値段をつけて買っていくというシステムになっている。

・文明カードの実例

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 文明カードは、縦向きの「政体(政府)」「建築」「部隊」「知識」の4種類と横向きの「元首」「世界遺産」の2歯類があり、前者は重ねていくが、後者は重ねず、世界遺産はすべて効果を持つ。元首は最新の1枚だけが残り、以前のものは廃棄される。
 それぞれ、背中に時代の区分が描かれており、初期に配布される基本的な政治体制となるS、最初の市場に並ぶ5枚を指定するA、以降の時代を示すⅠからVまでの時代配分、最後に残る「インターネット」と「未来」(この2種類は世界遺産)の合計67枚になる。

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・初期セッティング

 各自に資源トークン4個と初期の政治体制を表すSカードを1枚受け取る。
 市場に5枚のAカードを配置する。(ルールブックでは5名の場合、時代Ⅰを1枚加える)

・シンプルな投資→完成のシステム

 ゲーム的には、非常に単純なシステムだ。
 市場に公開されている5枚の文明カードから1枚を買うための投資を行い、完遂したカードを入手することで、国家を発展させていく。
 各プレイヤーは手番に、5種類のアクションのいずれかをひとつ行うだけである。

 アクションは5種類。

1:着手(Invest)

 市場に公開されている文明カードの1枚を選び、そのカードの開発に着手する。着手した印に投資マーカーをそのカードの上に置く。さらに、その上に、資源トークンを最低1個、そこに置く。
 投資マーカーは1個だけなので、一度に着手できるのは1枚だけだ。

2:完遂(Complete)

 すでに着手した文明カード開発計画が完成したことにして、そのカードを受け取る。
 上に乗っていた資源トークンはプール(英語ではSupply)に置き、投資マーカーを手許に戻す。

 完遂で、文明カードを獲得したことで、「先駆者の利権(Investor Bonus)」が発生する場合はある。虫眼鏡のマークで指示されているアイコンを持っているカードがすでにあれば、それだけの資源トークンをプールから得られる。アイコンは7種類あるが、先駆者の利権で得られるのは、文化・技術・工業の3つである。

 さらに、文明カードを手許に配置する。この配置がプレイヤーの国である。
 縦向きのカードは4種類あり、以前のものの上に少しずらして重ねる。下になったカードの一番下にあるアイコンだけ見えるようにする。世界遺産は重ねず、全部公開する。元首は一度にひとりしか置けないので、前のカードは破棄する。

 その後、配置時に発生する文明カードの効果を解決する。カードの効果は6種類かあるが、ここで重要なのは手許に配置した際に起こる「即時効果」と、戦闘を引き起こす「単体攻撃効果」と「複数攻撃効果」である。後者の攻撃効果が発生したら、このカードも含めて軍事アイコンを数え、攻撃対象の軍事アイコンと防衛アイコンの合計と比べる。攻撃者の方が多ければ、戦闘に勝利し、その部隊カードに書かれた効果が適用される。
 
・国の配置の実例

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3:引取(Snipe)

 他のプレイヤーが着手しているカードを買い取って自分のものにする。
 まず、相手が乗せているのに等しい資源トークンを着手しているプレイヤーに支払う。カードに乗っている資源トークンはプールにおき、投資マーカーも本人の手許に戻す。引取を行ったプレイヤーは即座に文明カードを入手するが、先駆者の利権は得られない。
 それどころか、この時点で、着手したプレイヤーは、まず、自分の交易アイコンぶんだけプールから資源トークンを得た後、さらにプールの半分を入手する(残念ながら、プールが足りない場合もある)

 カードが自国に配置されたことで、カードの効果が発生する。(「即時効果」「単体攻撃効果」と「複数攻撃効果」)

4:発動(Activate)

 文明カードの中で、手番を消費して使える効果を持つものがあるので、それを発動する。

5:収穫(Harvest)

 農業アイコンの効果でプールを増やし、資源を補給する行動。
 まず、農業アイコンのぶんだけ予備(Reserve)からプールへ、資源トークンを移動し、その後、プールの半分を受け取る。得られるトークンの数が、その時代の番号に足りない場合、足りない分は予備から直接もらえる。

■ゲームの終了と勝敗

 文明カードは、時代ごとにシャッフルされた上、上から数字順になるように積み重ねられる。一番下が未来で、その上がインターネットである。
 ゲームは「未来」が市場に出るか、誰かに獲得されると終了する。何ゲームかプレイしたが、未来が獲得されることはまずない。ひどい皮肉だ。

 勝敗はアイコン数の合計で競われる。文明アイコンはそのまま1個1点で、他のアイコンすべてを合計し、その半分が得点になる。その後、世界遺産などで得点効果を持つものがあり、これがボーナスとなる。世界遺産は得点になりやすいので、積極的にとって行きたいが、途中のボーナスが少ないものも多く、バランスが難しい。

■プレイの感想

 マップがないものの、文明を育てていくゲームは楽しいし、資源トークンによる開発→完成の流れをうまくやれば、色々入手できて楽しい。横から奪える引取やライバルを攻撃できる戦闘効果もあり、駆け引きが面白い。

 ただし、引取ばかりしていると、資源不足に陥りやすく、着手→完遂の基本路線を大事にしたい。
 収穫は相当頑張り、なおかつ、タイミングを見ないと意外に実入りが少なくなってしまう。

 カードのそれぞれは歴史に対するシニカルな分析があって素晴らしい。
 「未来」が高得点ながら、ほぼ入手できないとか、救いがないし、「世界遺産」の中に「マンハッタン計画」があるのも皮肉である(ちなみに、防衛アイコンが山のようにつく)。
 元首カードに登場する歴史上の偉人の効果も実にブラックユーモアが聞いている。戦闘すれば、資源を奪ってくるチンギス・ハーン、政治体制を破壊してしまうナポレオン、部隊カードを破棄すると文明カードを1枚得られるジョン・レノンなど面白い効果のオンパレードである。

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 数回、プレイした手応えでは、かなりかっちりと組まれたデザインで、着手→完遂の流れを追う国家育成ゲームであるが、投資ゲームの感覚で遊べるのがよい。最初に配られるSの政体カードと順番でかなり展開が変わる。初期の市場カードが固定されているので、やり込むとそこが定石化しそうなので、その場合は、AとⅠをシャッフルしてスタートするか、5人プレイのように、市場を6枚からスタートするのがよいかと思う。

 なかなか面白いので、おすすめ。
 特に、「鋼鉄と火薬」シリーズを気に入った人ならば、カードのアイコン表記などがすんなりと入ってくるので、相性がよいだろう。

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September 16, 2016

クトゥルフビール作りました(10月2日 東京ボードゲームコレクション)


 ゲーム・ジャンボリーさん、ゲームバー・グリュックさんの共同企画で、クトゥルフ・ビールを製作いたしました。
 10月2日の東京ボードゲームコレクションのグリュックのバー・ブースで販売いたします。

 以下、ゲーム・ジャンボリーさんのTwitterより。

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【10/2の東京ボードゲームコレクション
『ゲームバー・グリュック』にて、
グリュックさんと共同制作したオリジナル・クトゥルフビールを販売します。
味は朱鷺田先生監修。
蜂蜜風味のダンウィッチと海の眷属エキス配合のルルイエビールの2種類です。】

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May 02, 2016

Lost Tales of CtHULHU:Dunwich ゲームマーケットにて発売

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 5月5日のゲームマーケット2016春にて、ゲーム情報誌「Game Jamboree」さんとのコラボで、Lost Legacyライセンスを利用したクトゥルフ・カードゲーム「Lost Tales of CtHULHU:Dunwich」を発売いたします。イラストは弘司さん。

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 紹介映像も作っていただきました。→こちら

動画説明

『ロスト・テイルズ・オブ・クトゥルフ:ダンウィッチ』のプロモーション動画

毎ターン、手札を1枚出して効果を適用するだけのシンプルなゲーム『ロストレガシー』のライセンスを取得。
そのシステムとクトゥルフの世界観を融合させました。
クトゥルフ神話で有名な小説『ダンウィッチの怪』の後日談的なストーリーをゲームで表現した作品になります。

プレイ人数:3〜4人(4人推奨)  プレイ時間:10分  対象年齢:13歳以上

2016年ゲームマーケット春にて頒布予定です。

ゲームデザイン:朱鷺田祐介  イラスト:弘司  ルール監修:木皿儀隼一
制作:GAME JAMBOREE  動画:Isaak_S
使用音源:MusMus様 ,効果音ラボ


 なお、こちらの方はイベント限定の直販となります。

 この他、製作が間に合えば、クトゥルフ神話関連の小物を持ち込む予定。

 朱鷺田自身は、TRPG体験コーナーで、『エクリプス・フェイズ』のGMも担当する予定です。
 第二回と第四回の予定。

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