コンピューター上での操作の履歴を削除する方法
2021年4月1日
ID 70902
ユーザーがコンピューターで行った処理は、オペレーティングシステムに記録されます。記録される情報は、次のとおりです:
- ユーザーが入力した検索クエリやアクセスしたWebサイト
- 起動したプログラム、開いて保存したファイルに関する情報
- Windowsのシステムイベントログ
- ユーザー操作に関するその他の情報
侵入者や権限のない人物が、過去にユーザーが処理したデータに含まれる機密情報にアクセスできてしまう可能性があります。
カスペルスキー インターネット セキュリティには、プライバシークリーナーウィザードがあります。このウィザードは、オペレーティングシステム内にあるユーザーの操作履歴を消去します。
プライバシークリーナーウィザードを開始するには:
- メインウィンドウを表示します。
- メインウィンドウ下部の[便利ツール]をクリックします。
[便利ツール]ウィンドウが表示されます。
- [整理整頓と最適化]セクションに移動します。
- [プライバシークリーナー]をクリックして、プライバシークリーナーウィザードを開始します。
ウィザードは一連のページ(ステップ)で構成されており、[戻る]と[次へ]をクリックして前後のウィンドウに移動できます。作業完了後にウィザードを閉じるには、[完了]をクリックします。ウィザードを任意の段階で中止する場合は、[キャンセル]をクリックします。
ウィザードのステップは次のとおりです。
ウィザードの開始
- ウィザードの動作を次のいずれかから選択します:
- ユーザーの操作履歴の診断:コンピューター上のユーザーの活動の追跡を検索します。
- 変更項目のロールバック:以前にプライバシークリーナーウィザードが行った変更をロールバックします。以前にウィザードによって操作履歴を削除した場合に利用できます。
- [次へ]をクリックしてウィザードを開始します。
操作履歴の検索
[ユーザーの操作履歴の診断]を選択した場合、コンピューター上の活動の痕跡が検索されます。検索には、時間がかかることがあります。検索が完了すると、ウィザードは自動的に次のステップに進みます。
処理の選択(操作履歴の検索が完了しました)
検索が完了すると、検出された操作履歴についての通知が表示され、これらの操作履歴の削除が求められます。
グループに追加された操作を表示するには、選択したグループのリストを展開してください。
ウィザードで特定の処理を実行するには、処理の横にある該当するチェックボックスをオンにします。既定では、「推奨される処理」と「強く推奨される処理」がすべて実行されます。特定の処理を行わないときは、該当する項目のチェックボックスをオフにします。
既定でオンになっているチェックボックスはオフにしないでください。コンピューターが脅威にさらされます。
ウィザードで実行する一連の処理を設定したあと、[次へ]をクリックします。
プライバシークリーナー
前のステップで選択された処理が実行されます。操作履歴の消去には、時間がかかる場合があります。特定の操作履歴を消去するには、コンピューターの再起動が必要になる場合があります。その場合は通知されます。
消去が完了すると、ウィザードは自動的に次のステップに進みます。
ウィザードの完了
[完了]をクリックして、ウィザードを終了します。