ソブッコリー

なんだか今回異様に作画が神がかっていたなぁ。
特にうららちゃんを３６０度追いかけるシーンは思わず魅入ってしまった。
うむ、うららちゃんのターンにかけるスタッフの意気込みが伝わってきた
いいお話でございました。

さすがはおれの嫁だ。

映画の最終オーディションに望むうらら。
５０００人の中から最終の１０人に残ったとはさすがうららちゃんですね。

しかし台本を忘れてきてしまったうららちゃん。
それを届けにいくのぞみたちという展開だったわけですが

シロップで飛んでいけば早いのにねぇと思ったんだけど、そこは突っ込んじゃいけない？
だって、うららちゃんが戻ってくる時は飛んでたのにさぁ。

のぞみ「お願いうららの想いと私たちの気持ち、届けて」

うららちゃんに台本を届ける。
その為に自分たちを犠牲にしてでもシロップにその想いを託したのぞみたち。

女優になってたくさんの人に見てもらいたい。

うららちゃんの夢を叶えさせてあげたいという強い願いが込められたシーンだった
わけですが、のぞみたちが戦ってまで届けようとしてくれたうららへの想い。
そしてそれを受け取ったうららちゃん。

うらら「みんなのアドバイスが書き込んであるこの台本があれば、みんなが近くに
　　　　いるような気がして、勇気が出るんです」

なんていうか５人の絆が確かに強くなっているんだなぁというのを感じさせられる
お話でしたね。
のぞみたちが台本を届けようとしたのは、台本の内容ではなく
台本を通してそこに生まれたみんなの想いだったんですね。

私たちはいつもそばにいる。だから頑張って！

というメッセージを台本を通してうららちゃんに伝えたかったのですね。
そしてうららちゃんもそれをちゃんとわかっていた。
５人が築き上げてきた今までがしっかりあったからこそ生まれたエピソード
だったような気がします。

しかし、４人の想いを受け取るものの、のぞみたちが戦っているという事実を知った
うららちゃんが取った行動は・・・

うらら「行かなくちゃならないんです・・・私の・・・大切な友達が困っているんです。
　　　　みんなが・・・わたし・・・すみません！」

このシーン、思わず鳥肌が立ちました・・・。
何がすごいってみんなが私と言った直後
うららちゃんの口が何かを言おうとしていましたよね。
でもそれを言葉にすることは出来なかった。

言葉に出来ない４人への想いがそこでピークになり、飛び出さずにはいられなくなった。

何を言おうとしたのかはわかりませんが、言葉にならないほどうららちゃんの中で
大切な何かが大きく膨らんでいたのでしょうね。
そしてうららちゃんの表情がいい顔をしていたのがすごく印象的でした。

「行かなくちゃならないんです！、自分の夢の為に一人で行くって決めたんです」

奇しくも冒頭の台本のセリフと真逆の行動を彼女はとったわけですよね。
自分の夢を捨ててまで彼女は仲間を選んだ。

これが果たして正しい選択だったのかと言えば、賛否両論あることでしょう。
のぞみたちの想いを無駄にしないためにもオーディションを受けるべきだったと
思う人もいるんじゃないかな。

前期から通して「夢」というテーマがこの作品にはあるわけですけれども
夢を選択するべきならば、うららちゃんはオーディションを受けるべきだったと思いますが
私は仲間たちとの幸せがあってこその夢なんじゃないかと思うんですよね。
他人を犠牲にしてまで自分の夢を叶えるのはこの作品にとって違うんじゃないかって
思うんです。

オーディションを抜け出してきてしまったうららを責めることはなかったのぞみたちの姿

りん「まったく・・・」

ああ、うららってこういう子なんだよな

困っている仲間を見たら助けずにはいられない。
５人とも同じ思いでいるからこそ、うららちゃんの行動を理解できたのではないかな。

せっかくのチャンスを無駄にするなって話もありますけれど
演技じゃなくあれだけの表情が出来る彼女ならばきっと本物の女優になれる日も
そう遠くはないと思う。

うららちゃんの新技もなかなかかっこよくていいですね。
はじけ具合がいい（笑

テーマ : ＹＥＳ！プリキュア５ ジャンル : アニメ・コミック