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クエスト名 『死者の栄光』
最果ては常冬の地、Winterhold。昼間は厚化粧で覆われた白銀の大地も、闇が厳しい素顔を浮かばせる。沈む夕陽を睨み、凍れる夜を恨むが如し。 …なかなか、エグイことなさる。 流氷の海へと漕ぎ出すかのように突き出した断崖。その上に大きな建物が辛うじてへばり付く。ひょっとして…あれが噂の? 地図によれば、ここから山一つ東がWinterholdの街だ。帰りにでも寄ってみますか。 古いNordの墓地に亡者は付きものですが、Vilkasの説明によりますとここでは英霊たちが参拝客に試練を与えるのだそう。Ysgramorの墓の言い伝え、“Harbingerの魂はNorthern Steelの呼び声に応え、現れる”とは、同胞団を束ねる長がこの試練を越えた者の前に現れるという意味。Vilkasはこの伝説に従い、Oblivionに囚われんとするKodlak団長の魂をYsgramorの住まうSovngardeへ導こうと考えたのだ。 しかしながら、彼自身はこの儀式への参加を拒んだ。その資格がないと。 UnderforgeでAelaさんに見透かされていた彼の本心、復讐に凝り固まった己を恥じた。…まったく私の立場がございません。 ところが。 Vilkasに続き、Farkasまでもが勝手にリタイヤを宣言。「Ysgramorによろしく」とかエラソーに抜かして引き返してしまった。なんなんだ、うちの男どもときたら… 「八つ当たり」 忘れてましたね、Nordって基本的に女卑なのだ。 Nordの墓所は何処も長大ですが、幸いにしてここは同胞団専用。曲がりくねった通路は殆どなく、Ysgramorの玄室までさほど時間は掛からなかった。 「Kodlak団長!?何してるんです?」 「見ての通り、他のHarbingerたちと伴にここで一休みしている。Hircineの眼を掻い潜ってね」 「他の…Harbinger?」 周りを見回しても他に幽霊の姿はない。 「私しか見えないのは、君が私以外の長を知らないからだ」 Eorlundの兄、Jorrvaskrで隠居する老戦士Vignar Gray-Maneならば五、六人は見えるだろうと団長の霊は笑った。だったら何故に手荒い歓迎で出迎えた、会ったこともない先輩戦士の幽霊たちが見えたのか─────という疑問は置いといて。団長の話では全てのHarbingerが、Sovngardeに住まう者もHircineに囚われた者も、今この瞬間を見まもっている。同胞団の名誉が取り戻せるか否か、を。 Glenmorilの魔女の頭があれば呪いが解ける。それが生前の団長の願い。振り向くとAelaさんが頷いた。 赤い狼は再び魂に喰いつかんと宿主に飛びかかり、両者が激しく揉み合う。 団長の霊が影を引き離すのを見計らい、ここぞとばかりに剣を見舞うと影は忽ち霧散した。 同じ獣が我が身の内にも巣くうかと思うと背筋を冷たいものが走る。さすがに今見たモノを祝福と呼ぶのは難しい。 血の呪いから解放されたKodlak団長は、幽霊とは思えぬ活き活きとした声で謝意を表した。 「おそらく、Sovngardeから古の英雄たちが彼らの救出に加わってくれるだろう。Hunting Groundを“征服”する。名誉ある戦いとなるに違いない。いつの日か君にも加わってもらうとして、今日のところはJorrvaskrに戻るといい。勝利の栄冠は君のものだ。そして、同胞団をさらなる勝利へ導いてくれ」 あれほどまでに願った魂の安息は何処へやら。Oblivionへの逆侵攻という怖ろしく壮大かつ遠大な計略を明かし、団長の霊は穏やかに消え去った。死んでも戦争ですか…あんまHircineのとこ逝くのと変わらんような? 「へ!?」 今の最後の言葉、そういう意味だったですか!?
by yamanobe26
| 2012-10-11 14:02
| Skyrim日記
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