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クエスト名 『戦闘中行方不明(前編)』
![]() 同胞団四千年の長い歴史の中には様々な指導者が存在した。類い希な英傑がいれば団の存続を脅かした愚者もいた。際だった戦功を評価された者もあれば、数十年にも渡る地道な努力が実った者もあり。勿論、私のように非Nordの身でHarbingerの地位に昇りつめた者も少なくない。おそらく、勤続十ヶ月実動一ヶ月に満たない、いつまでたっても新入り扱いのサボリ魔で、しかも前任者の幽霊のご指名で後を任された者も中には一人ぐらいいたに違いない。 「入りたての頃の子犬のような姿が忘れられない」だの「二、三ヶ月前なら喉を掻き切ってやった」だの「俺のことは気にしなくていい」だのと先輩諸氏より温かい祝福の言葉を賜り、私は同胞団のHarbingerに就任した。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() その、鍛冶屋で名を知らぬ者は無く同胞団をSkyforgeのオマケと呼んで憚らない巨匠であるところの、Eorlund師匠が実は妻帯者だと初めて知りました。 ![]() ![]() 「殺された」とは穏やかな話じゃない。事情を尋ねてみると、人目を気にして自宅へお呼ばれすることになった。 ![]() ![]() 「Avulstein!そんなもの下ろしなさい!彼女はThoraldを探す手伝いをしに来てくれたんだよ!」 敷居を跨ぐや、出迎えたのは重たげな斧を構えて血相変えた大男。母親に刃物を向けるとはなんたる親不孝者でありますか。Fraliaが眉をつり上げて諫めると、さすがに男はバツが悪そうに得物を仕舞い込んだ。彼の名はAvulstein Gray-Mane、EorlundとFraliaの息子で行方不明になっているThoraldの兄弟だそう。 ![]() なるほど、Gray-Mane家ってUlfricの支持者でしたね。内戦問題でWhiterunはどちらの陣営にも属さず、中立を貫いている。帝国だろうがStormcloakだろうが竜だろうが相手になってやると息巻く衛兵も多い。が、それはあくまでも街中のお話。周辺地域は帝国軍が警戒に当たっており、首長邸に出入りする軍司令の姿を良く見かける。Gray-Maneの兄弟は帝国軍に追われており、往来を出歩ける立場にない。なので、FraliaとAvulsteinは軍に囚われたThoraldの手掛かりを探してくれる者を待っていたわけです。 ![]() 眼を伏せて我が子の安否を気遣うFraliaの姿は痛ましい。Solitudeで香水を売るAngelineを思い起こさせる。 ![]() 一応、私も師匠に教えを乞う身。ここは恩返しのつもりで引き受けることにした。 ![]() ただ、実際にGray-ManeがBattle-Bornを悪し様に貶すのを耳にする機会は殆どない。Eorlundは他人をとやかく言うような性格ではありませんし、せいぜい退役した兄Vignarがブツクサ管を巻く程度のこと。不仲の噂を発信するのは専らこちら、Battle-Born家の人々。 ![]() 開口一番、事情を全く知らない初対面の人間相手に両家のどちらを支持するか問いただす、要注意人物であります。 「Stormcloakに手を貸したのが間違いだった。その報いを受けたんだ。奴の一族にとっては辛い知らせだが、こうなる運命だったのだ」 なんとも手厳しいご返答。Thorald Gray-Maneの消息に関して話すことはないと突っぱねられた。 ![]() 父親のOlfridはIdolafと大差ないので、割とフランクな弟のJonを狙ってみましたが、やはり口を噤んだ。 ![]() これはチャンスかも。今、Battle-Bornの屋敷は皆出払って誰もいないはず。AvulsteinはBattle-BornがThoraldの監禁場所を記した証拠、書簡の類を隠し持つと睨んでいる。家探しすれば何か出てくるかも。 ![]() 鍵の開いていた屋敷の勝手口から入ると、幼い声が聞こえた。 ![]() 「何かあったの?」 「うん。いつもBraithが僕をいじめるんだ。戦わないから、大人はみんな僕を弱虫だと思ってる。誰も分かっちゃくれないんだ」 ![]() ![]() ![]() ![]() 曰く、お姉ちゃん云々でお馴染みの挨拶を余裕で受け流し、Lars君の件で話があると伝えるとBraithはキリリと言い放った。ご立派、頑張れ女の子とむしろ声援を送りたいぐらいですが、こちらにも大人の事情がある。ここは厳しく言って聞かせねばならない。浮かんだ選択肢は三つ。 その1、自分は彼の護衛だ。面倒掛けるなら自分が相手になる。 その2、彼は酷い病気持ちで、手を出すと染つるかもしれない。 その3、Honorhall孤児院に送られたいか。 何故に仲よくしてあげてというごく普通の選択肢が無いのか?我ながら謎だ。 ![]() ![]() ![]() …帝国派も大変だな。このノートの持ち主、多分IdolafがTullius将軍から情報を得ながらGray-Maneに教えられなかったのは、Thoraldの身柄がThalmorの手に渡ったと言えなかったからでしょう。どんなにエラソーにふんぞり返ってみても、帝国はAldmeri Dominionに逆らえないのが現実。Idolafも内心は忸怩たる思いを抱えているに違いない。 ![]() ![]() さらば同胞団、さらば我が家よ。しばしの別れぞ。
by yamanobe26
| 2012-10-17 10:56
| Skyrim日記
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