昨日、若い若いカップルが二人席で仲良く食事して、
デザート食べて、お会計の時にカバンから袋(多分、給料袋)を取り出して、
お金を支払って、「ありがとうございました!」って帰っていきました。
アルバイト代が出たから来てくれてんね。
胸がキュっとなりました。
若い二人が座っていたのは、
「小さな恋のメロディ」のポスターが飾られている二人席。

二人はこんな古い映画、知らんやろうなぁ。
1971年のイギリス映画。アラン・パーカーのデビュー作ですね。
私が、この映画が好きだったのは中学生の頃。
自分の中の好きなタレントの一位は
あの頃ずっとトレイシーハイドでした。
昭和堂の各テーブルの壁には、
「小さな恋のメロディ」だけでなく、いろんな古い映画のポスターが飾られています。
「ペーパームーン」

「明日に向かって撃て!」

「ある愛の詩」

「愛と追憶の日々」

「カッコーの巣の上で」

「アニーホール」

「サウンドオブミュージック」

本棚の壁には「追憶」

正面の壁には「スティング」

レジには「ペーパームーン」の写真が。

時々質問されるのですが、昭和堂の映画のポスターはどこで買ったのか?と。
これらはオープンに合わせて店内に飾っているもの以外にもたくさん仕入れたのですが(30枚くらい)、
半数以上はアメリカから取り寄せました。
ネットで映画のポスターを調べていて、これはいい!と思うポスターは海外のサイトで紹介されているものが多く、全部英語で書いてあるのでなんだかよく分からないながらも手続きをしました。
オープンの準備をしている時、日本のサイトで買ったポスターは次々と到着してくるのに、アメリカのなんとかいうサイトで買ったポスターだけが全く届きません。
海外だから時間がかかるのだろうと思って待っていたのですが、いくら待っても届きません。
さすがに焦って、そのサイトに載っていたアドレスにまだ届かないのですが?とメールを打ったのですが、返事すらありません(汗)
全ポスターの大半をそのサイトで購入し、クレジットの決済もしているので、
これはいかんばいと思い、再度メールでまだ届かないのですがいつ届きますか?と書き、相手が私のメールを開いたか確認するための「開封メッセージ」という機能も設定して送信したのですが、返事が来ないどころか相手が私のメールを開封した形跡もありません・・・・(大汗)
そのサイトで購入したポスターを店内に飾ることを夢見ていた私は激しく動揺しました

いやや~!絶対に選んだポスターを飾りたいんや~!
うーんどうしようか・・・・。
電話番号が書いてあったので、何度か電話しようとしたのですが、
電話でうまく会話できるかどうか自信がなかったので、コールが始まると電話を切ったりしました(笑)
英語を勉強していたくせに、あきませんねぇ。
電話を切るたびに「きっと明日届くはずさ」って思うようにしました。
アホでしょ?
次の日になってもやはり届きません。
連絡もありません。
このままではあかん、何かしなければということで思いついたのは、
ポスターが届かないことで、こちらがどれだけ困っているかということを先方にしっかりと伝えようということでした。
嘘でもいいからなんか物語を作っちゃえということで、
「とてもお世話になった先生がいて、その方はもうお年寄りで、私の町に今、何十年かぶりにやってきていて、間もなくこの街を離れてしまいます。多分、その恩師と直接会うのは年齢的にも今回が最後だと思います。その先生はとても映画好きで、私は彼に映画のポスターをプレゼントしようとそちらでポスターを申し込みました。にもかかわらず、いくら待ってもポスターは届きません。私は焦っています。私はとても焦っています。その先生にポスターを渡して喜んでもらい、それを恩返しにしようという計画が今まさしく台無しになろうとしています。私は焦っています。どうか高齢の恩師に、これまでのお礼をプレゼントと共に伝える最後のチャンスを実現させてください。とにかく大急ぎで購入したポスターを送ってください。お願いします!」と、そんな内容のメールを送りました。
あんなに本気で英作文を書いたのは初めてです(笑)
するとなんと!
するとなんと!
「すぐに送る。いつまでに届けば間に合うか?」とその日のうちに返事がきました
「とにかくすぐにだ!」とマッハのスピードで返信した私(笑)
なんかちょと強気になっている自分がいました(爆)
昭和堂に飾っているのは、そんなんでアメリカから届いたポスターです。
飾っている以外にもいっぱいあります。
それにしても届いて良かった・・・・・。
高齢の恩師に喜んでもらえて良かった・・・・(それは大ウソやろっ!)
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黒部五郎岳に思い出があるんですよね。きっと。
>私は相手の約束を守るつもりですが、パートナーは、そのつもりはないようです。
(笑)
私は、これまでの人生でずっと、
「死」というものに向き合うことを拒否してきたので、
pit-mさんや奥さんが「死」に関係するボールを投げられても、
59kmぐらい遠くの街で静かに隠れているだけです。
お二人とも死なんといてね。いつまでも。
お願いしときます。