【台湾】うまい!やすい!楽しい!台北の「松江自助火鍋城」は良いところだよ

こんにちはほそいです。

昨夏にいった台湾で、楽しさはんぱない鍋を食べたことをかきます。

台湾で鍋といえば「臭臭鍋(ちょうちょうなべ)」、臭豆腐とかを煮る鍋が有名だけど、これはクセもなく日本人の口にもとても合うのでご安心ください。

台北の行天宮の交差点のとこにある火鍋屋。
何度か前を通りかかって気になっていたのだけど、海外で鍋ってなんとなくハードル高そうで(勝手がわからなそうで)挑戦したことがなかったのです。

めっちゃ並んでる。

ガラス越しに人々の様子を観察するとみんなおいしい!愉快!という顔をしていた。よし、入ってみよう。

並んでいる時点で店員さんが人数と肉の種類をきいてくる。羊と豚で、みたいに答える。

火鍋って四川の赤いイメージあるけど、みんなの前にある鍋は水炊きのような淡白な色をしていた。

それにしてもすごい熱気!

席に通されたら、各々ケースから具材を取ってくる。これが自助(バイキング)火鍋のスタイル。

値段表。35元からあって、一人前の肉が60元(180円くらい)。牡蠣とかの海鮮は100元。めちゃ楽しい。

回転寿司みたいに皿の色で会計する。

私たちが具材をチョイスしている間に、店員さんがお鍋の準備をしてくれる。肉や一部の具を炒めてからスープを入れていた。

鍋にいれるのもはじめてだし、イマイチだったら齧っていようと持ってきたスルメ。

入れようとしたら、やおら知らないおじちゃんが奪って持っていってしまった。

没シュートされたスルメを目で追うと、別の鍋で炒められていた。エプロンしてなかったから店員さんとわかんなくて、変な人に略奪されたのかと思って焦ったやん。

どうやらスルメは先に鍋で炒めて香りをつけるのに使うらしい。これをいれるといれないのではスープの香りが違うよとのこと。

炒めた油とイカを私たちの鍋に戻してくれた。このために新しい鍋をひとつ使わせてしまってすいませんの気分。

さて、ここからがメインイベントである。

タレを自分で作る作業、これが一番楽しい。

タレコーナーには絶対旨いだろというそうそうたるメンバーが揃っている。

鍋自体はほとんど味がないので、ここでのタレ制作は味を決める重要な作業となる。精神を集中させてベストなミックスを完成させよう。

ここの沙茶醤(右)がサイコーに旨くてがぶ飲みできるレベル。ベースにした上でパクチーとにんにくとネギとごま油、なんてほんとに美味しかったな。生唐辛子もいいけどスペシャル辛いので鍋の味がわからなくなります。

もはやタレじゃなくてちょっとしたサラダ。
パクチー入れ放題はやばいぜ! ネギとにんにくもばんばん入れてやったぜ!

鍋のほうもいい感じに煮えてきた。

有象無象のダシが溶け込んだスープは旨味が爆発している。

カニボールみたいなやつ。フワフワでタレをよく含んでめちゃ旨いやん!
事あるごとに「練り物系って食べる意味がない」とひどいdisり方をしてきた人生だったけど、練り物に今までのことを謝りたくなった。

台湾の人はよく牡蠣を食べる。食堂のスープのメニューにも、屋台にも、牡蠣が必ずといっていいほどあって、気軽に食べることができる。粒が小さいのも、敷居の低い牡蠣食文化を象徴しているように思う。

タレにどーん。そんな小粒の牡蠣だけど、懐を気にせず牡蠣を頬張れるよろこびは変わらない。

飲み物もセルフ。熱気がすごくてのど乾くので、大きいペットボトルがあるのはコスパもよくて助かる。

油切烏龍というお茶、日本の黒烏龍茶みたいなものかな。カロリー精算した気になれるのでおすすめ。

最後はスープに春雨をいれて食べると、旨味を全部吸った春雨スープのできあがり。

以上、松江自助火鍋城でした。

一度目は一人900円で腹八分目、二度目は2000円でお腹はち切れた。食べてる人がみんな楽しそうにしていて、実際楽しい店です。いつも本当に気に入ってる店は混むとヤなのでレポ書かないけど(笑)、海外だから書いてみましたよ。

 

http://4travel.jp/overseas/area/asia/taiwan/taipei/restaurant/10423295/


【台湾】ネコだらけの駅、猴硐(ホウトン)猫村でネコにまみれてきた

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台北駅から電車で35分くらいの「ホウトン駅」は、猫まみれの駅として有名で、海外からも猫好きが来るらしい。

わざわざ猫めあてに海外から行かなくったって・・・自国にだって猫くらいいるだろうに・・。猫好きって暇な奴ばっかしで呆れる。

とりあえずどんな所か行くだけ行ってみた。

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台鉄に乗るので、台鉄弁当を購入せねばな。

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ついた。思ったより山奥に来てしまった感。

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駅自体が猫を全面に押し出している。

日本にも猫のいる駅はあるけど、もっとひっそりと猫を謳ってるイメージがある。

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港町ではないけれど、浮きネコ。

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等間隔に猫トイレが設置されている。人間のトイレより多い。

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駅の構内が猫仕様。駅まるごとキャットウォークになってる。

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ぬるま湯生活を送る猫が、等間隔に寝ている。

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観光客のみなさんに媚びることもせず、触られても寝ることを続ける。

衣食住に不満がなく孤独でもない猫」にありがちな特徴である。

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駅のような猫カフェのような場所なのだった。

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巨大キャットウォークを外から見るとこんな。
この中では猫がのんきに寝たりごはん食べたりうんこしたりしてるのです。

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遊び心のある通路を経て改札を出てみると、重厚感のある駅舎だったことを知る。

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あ、日暮里にもこんな地図あったぞ。(日暮里駅にはにゃっぽりという猫キャラがいて案内係をしている)

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駅の周りは山あり川あり。台北の喧騒から離れられるのも気分転換になりますね。

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「廃虚も楽しめる」と案内されているが、廃虚を通り越して残骸っぽいやつもある。

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お待たせいたしました。駅を出て階段をのぼっていくと、猫いっぱいいます。

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ほとんどの猫が触らせてくれる。

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ネコ

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ネコネコ

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ネコ

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写真の順番待ちをする俺。

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なかなか人懐こい。飼われているのも、そうでないのもいるみたい。
飼い猫と野良猫のグレーゾーンに属する者がほとんどのような気がした。日本でもそんな感じの猫は多いけれど。

私は猫を愛でる人を眺めるのも好きなので、みんな笑顔でカメラを向けたり撫でたりしてるのも見れてよかった。あまり人が来なくて猫を独り占めできる場所もいいけど、人が大勢集まる猫スポットも良さがある。ここに来る人に悪い人間はいないみたいな錯覚が起きる(笑)

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台鉄弁当をあっさり見抜かれた。

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いっぽうで、犬はがっちり自由を奪われていた。台湾はふらふらしてる野良犬もけっこういるけど、観光地のせいか繋がれている犬が多い気がした。

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猫は本当にうまくやってる生き物だ。

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壁に描かれた絵もアートしてる。かわいい雑貨も多い台湾、ちょっとしたところにセンスがちらほらと見え隠れしている。

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カフェや雑貨屋もあって、店の中にもナチュラルに猫が入ってゆく。

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おしゃれな猫ギャラリー兼カフェ。猫ビールもあった。

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猫のテーマパークといってもいいかもしれない。暑いのと階段が多いのでけっこうつかれるけどね。

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メシじゃ! 猫の攻撃を避けながら。

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茶色〜〜い、おいし〜〜い。
ビールはここでヒエヒエの売ってます、35元くらいで。

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駅の反対側に出てみた。観光地っぽいぞ。

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猫もしっかりいるけど。

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無警戒にもほどがある。

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カフェ。人が席を立つと奪う。

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なにか問題でも?の顔を向けてきて憎々しい。

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おみやげやさんでも堂々と昼寝をしていた(どこでしょう)。

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何か問題でも?の顔を向けてきて憎々しい。

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猫と遊びすぎて猫というものがゲシュタルト崩壊してきたので、帰ります。

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トイレもこの有り様!

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個室にはそれぞれ違う猫の写真が飾られていたよ。

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男子トイレも猫をみながらションベリングできる仕様になっていた。

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今日はこの子の所にしよう!みたいに用を足すのか。

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以上、猴硐猫村でした。

猫好きならべらぼうに充実感のある一日が過ごせるスポットだと思うので、台北からちょっと遠出する甲斐はあると思う。

(ちなみに↑は九ふんの猫です。まあどこにでも猫が大きな顔して居る国です)


【台湾】高雄の港町はカラスミ天国! ベジタリアンのための「菜食カラスミ」も食べてみた

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前回の檳榔に続き、翌日。高雄といえばカラスミは外せまい。

フェリーで港町へ。カラスミ店がたくさん! 興奮するわー。

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この色艶……。こんな野ざらしにされて欲望に勝てなくなったら困るんだけど。鷲掴みにしてむしゃむしゃしたい。

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ぼらのへそ」もある。奥にいるのはオウム。

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カラスミ好きのひろぽんとほくほく顔でお買い物。今すぐ食べたい!

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ということで、海岸の公園まで歩いていって食べた。潮風に当たりながら食べるカラスミ最高。
こんなパックに入れられるとスナック感覚でいってしまいそうになるけど、塩分がすごいのでちびちびを心がける。帰りのフェリーでもちびちび、ホテルでもちびちび、結局一日中ちびちび食べてるから意味ないか。そして片手には常にビールという……高雄では「歩くプリン体摂取ロボ」となるわけです。

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付け合せのニンニクと葉ニンニクと大根。ニンニクの量がすごい。
これどういう割合で食べればいいんだろ。カラスミ1かじりにつき1かじり? 生なんだぜ、このニンニク。
でも合うのでついついかじる。生なのに。

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翌日、街なかのスーパーでへんなものを見つけた。ベジタリアンカラスミだ!
台湾には「素食」というベジタリアン的な食文化があって、動物性の食材を使わないレストランも沢山ある。
そういった人たちのためにカラスミに似せてつくったものらしい。

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材料は緑豆と植物油。味の想像がまったくできない。
かなり興味深いブツですね。本物のカラスミは珍味の王様だけど、こっちのほうが珍味度は超えていると思う。

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真ん中の線が取ってつけたようで泣けてくる。
固さはカラスミよりちょっと固いかも。

さて、味は!?

うーん、カラスミではないな。やっぱりあの濃厚さは豆では再現できまい。でもちゃんと頑張ってる感じではある。
おいしい塩味の豆のおつまみ。これはこれで別のものとしてうまい。
カロリーもプリン体も塩分も気にならないし、けっこうお腹にもたまるし、もちろんお酒のアテにもなるし、よいかもしれない。ダイエットにもよさそう。

以上、台湾高雄のカラスミ天国とベジタリアンカラスミでした。


台湾の合法ハーブ「檳榔(ビンロウ)」を試してきた


2016年1月某日、台湾の高雄にきた。前回の訪問から3ヶ月ちょっと。私が渋谷にいくペースとだいたい同じだ(知るかって話ですが)。

前回の高雄レポ↓

【台湾高雄】3泊4日くいだおれ紀行

 

空港に着いた私たちは送迎バスに乗り、ティッシュの数が尋常じゃない車を見下ろしながら、高雄の中心街へ向かった。

前回はとにかくうまいものいっぱい食べてカラスミにまみれて廃工場でも遊んで満足した旅だった。

今回もそんなゆるゆるの旅の予定だけど、加えてひとつチャレンジしてみたいことがあった。

檳榔(びんろう)

台湾の合法ハーブ!

知らない人のための説明をウィキペディアさんお願いします↓

檳榔子を噛むことはアジアの広い地域で行われている。檳榔子を細く切ったもの、あるいはすり潰したものを、キンマ(コショウ科の植物)の葉にくるみ、少量の石灰と一緒に噛む。しばらく噛んでいると、アルカロイドを含む種子の成分と石灰、唾液の混ざった鮮やかな赤や黄色い汁が口中に溜まる。この赤い唾液は飲み込むと胃を痛める原因になるので吐き出すのが一般的である。ビンロウの習慣がある地域では、道路上に赤い吐き出した跡がみられる。しばらくすると軽い興奮・酩酊感が得られるが、煙草と同じように慣れてしまうと感覚は鈍る。そして最後にガムのように噛み残った繊維質は吐き出す。

道路に吐いた跡が美観を損ねる&落ちにくいということで、紙コップを持ち歩くのがマナーとなっています。

一日目の夜、とりあえず夜市へ繰り出す。猫のパンツと犬のパンツどっちにしようか迷いながら徘徊していると、檳榔の店が現れた。

ふつうのよくある檳榔屋です。

葉に巻かれているタイプと巻かれていないタイプがある。ひとつくださいというと、巻かれていないものをくれた。

生の木の実がむきだしで入っている箱、ゲット。150円くらい。吐き出す用のコップもついてきます。

葉巻きタイプは苦味と渋味が強いので、こちらをくれたのは初心者向けということだと思う。

お店の人が、噛み方をレクチャーしてくれた。

それによると、口に入れて噛んで、1回目の唾液は捨てる。
それからは適当に吐き出しつつ、絶対に飲んじゃだめというわけではない(でも吐きましょう)。実の方は好きなだけ噛んでいてよい。

いざ、咀嚼!

おお、草の香りだ。野菜とかハーブとか食べ物と認識できる青臭さではなく、原っぱに生えてそうな草の味。

おお、苦い、というか渋い!

頭の中で「食べてはいけないものでは?」という警鐘がすこしだけ鳴る。

ちょっと慣れない味に耐えて、こなれるまで噛んでいると、だんだん実が繊維状になってきてガムっぽくなる。
ここで一度目の唾液を吐く。

あ、なんか平気になってきたかも。

おお! 顔に血が昇って、顔だけ熱い感じがする。ちょっとぐわんぐわんしてきた。

面白い! さっきまで変な味のものを食べてたと思ったのに、さわやかな草の香りに包まれて気分爽快。気持ち悪くない、軽い目眩みたいな感じ。

酒に酔うまではいかず、人によっては感じないかも程度の高揚感。ちょっとした眠気覚ましになるというのもわかる。タクシーやバスの運ちゃんも噛んでいたな。

檳榔おもしろい!

しかし、この覚醒効果はものの3分で消える。ほんとあっという間に……

そこが儚いけど、良さでもあるんじゃないでしょうか。

葉っぱに包まれたタイプも買った。柿の葉すしではない。

キンマ葉の内側に石灰が塗られている。石灰を加えることによって効き目がより強くなるらしい。

葉があるぶん青臭さが際立つのでこんな顔になるけど

レッツ檳榔パーリーナイトなのであります。

檳榔屋はいろんなデザインがあって飽きない。

夜になるとネオンがチカチカする店。盛り場っぽい、なんとなく漂うダメ感。

おいしくはないと思う。

ということで、長年気になっていた珍味(?)を試せてよかった。

麻薬の部類ではないので日本への持ち込みはできるけど、種子の持ち込みになるのでそっちのほうで手続きをふまなければならない。
日本では新大久保で2000円くらいで売られていると聞いたことがある。でも情報が少なく、探すのは苦労しそう。JR田端駅前で、上の檳榔の袋が落ちているのを見たことがある。別の日には赤い吐き跡も見た。
山手線の北側エリアは多国籍で中国系の人もたくさんいるから、やってる人がいてもおかしくないか。一粒ください。

 

次回は間違いなくおいしいほうの珍味のことでも書きます。


【台湾高雄】3泊4日くいだおれ紀行

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※ これは2015年9月の旅行を2016年8月に書いたものです

メールチェックしてたら、トラベルコのDMに目がとまった。
「台湾高雄 3泊4日 19,800円」
飛行機、ホテル、燃油込みの4泊でこの値段かー、やっす。

(この一通のDMから無限台湾地獄に陥るとは誰が予想しただろうか)

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とりあえず来てみた。台湾には台北しかないと思っていた。高雄ってどこなのか。

まあ台湾であるならいいかと何も調べないで来てみたら、南部の都市だった。現地のガイドさんいわく、「台北が東京なら高雄は大阪」。わかりやすい説明。ガイドさんも台北に軽い敵対心を持っていたから実際その通りなんだろうと思った。

ホテルは高雄駅から徒歩10分強、線路沿いに位置するホテルだった。部屋が無駄に広くて、窓の外には車庫。高崎線の尾久駅の風景にそっくりで、あまり台湾に来た気がしなかった。高崎線カラーリングの電車とブルートレインみたいなのが停まっててまんまだ。

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尾久に荷物を置いた私たちは、隣駅の夜市にでかけた。お昼発の飛行機でも16時くらいから遊べるので、台湾の近さは良い。

美麗島駅からまっすぐ伸びる通りの「六合夜市」。
ここは観光客向けではあるけど、特に値段が高いということもなく、何より広い通りなので歩きやすい。
両脇にはルーローハン屋などの飲食店もあるので入ってもいいし(台湾の食堂は持ち込み自由な店が多い)、道の真ん中にテーブルと椅子があるので落ち着いて食べることができる。

今まで台湾で5つくらいの夜市にいったけどその中では一番ストレスフリーな夜市だった。暑い国なので熱気もこもらなくていい。

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海沿いの街なので、海鮮が充実していた。値段はちょっと高めあのであまり食べなかったけれど。

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モツ系もあった。けっこうぐろいのもあって随所に中国感あり。

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きれいなカニ。

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きれいなヘビ。
食べようかなと思ったけど、家で留守番している飼いヘビの顔がちらついたのでやめた。

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後日ここで食べたという友人に話をききました。スープがダシが出ていておいしかったそうです。

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台湾の人は猫が好き。日本人より好きなんじゃないかっていうくらい。

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猫も人懐こい。夜市に居座って人に擦り寄っていればとりあえず食べ物には困らなそうだし猫も心得たものである。

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シーフードグラタンみたいなやつおいしかったです。

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六合夜市の良いところはコンビニも道沿いにあるのでビール片手に食べ歩けること。屋台ではビールを売ってないので、お酒が飲みたければ店に入るかコンビニで買うことになる。
士林夜市にもコンビニはあるけど少なかったので、見つけた貴重なコンビニの前で立って飲みつつなくなったら買って…とやっていたのでコンビニ前から移動できなかった。酒飲みってまぬけだな。酒なぞ要らんという人は屋台で酒の数倍おいしい生搾りフルーツジュースを買って歩こう。

あ、でもこの蜂蜜ビールはすごくおいしいです。最初は蜂蜜~? 甘くてくどそう、と思ったけど飲むと「なるほど蜂蜜。甘くないのに蜂蜜の味が濃い」と一瞬でとりこ。

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夜市沿いの魯肉飯屋に入ったら当たりだった。
台湾は暑いけど熱いスープ王国で、魚や魚団子や牡蠣やモツがよく使われているみたい。私が好きなのは貝系。針生姜がいちいちたっぷり入ってるのがいい。

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台南名物、担仔麺。この時は食べなかった。食べればよかった(次回食べました)

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エリンギの唐揚げ。
塩胡椒がきいていてビールのつまみにいいんだけど、なにしろ山盛りくるので後半はちょっと飽きる。でもおいしい。わりと凶悪な感じの揚げ物だけどキノコだから体にいいしまあいいかという気にもなる。日本の縁日にも来ないかな。

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もみじ(鶏の足)。
骨が抜いてあるので食べやすい。これもつまみにぴったりの醤油味のコラーゲン。辛いのと辛くないのがあった。

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大腸包。地元民に人気だった。

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ソーセージが米粉のパンに挟まれている。見た目ほど油っぽくはなかった。

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六合夜市の一番端っこのからすみ屋。
台北の夜市ではあまり見ないので嬉しい。港町やね。
おみやげ用の真空パックもあるけど、夜市らしく食べ歩くようのからすみもある。

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すぐ食べられるカジュアルスタイルのからすみが50元! これを食べながら歩いていいのであるよ。からすみなのに。高級食材なのに。

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なんだろうこれ、と思ったら、「ボラのへそ」だって。へそってなんだと思ったら、「胃」らしい。からすみは卵巣、これは胃。
ボラもいろいろ大変ね。

しかしこれがめっちゃおいしかった。すごく固いけど、旨味がぎゅーっと固まってるかんじ。
塩が結構濃いのでこれもつまみですな。1パックあっという間に食べちゃった。
「ボラのへそ」、かなりの珍味度だった。

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憧れのからすみがどっさり。おみやげではなく現地消化分でこの量。400元(約1200円)だったか、安〜い。バチがあたらないか心配になる。
からすみは日本酒のお供だと思いがちだけど、蒸し暑い中塩気の強いからすみと蜂蜜ビールは最高。からすみをむしゃむしゃ、ビールをぐびぐびって感じで飲み歩けるのは台湾ならではだ。

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翌日は蓮池潭(れんちたん)にいってみた。
高雄では一番の観光地かもしれない。

しかし、すごく上野っぽい。
目隠しされてここに連れてこられたら、不忍池にへんな塔ができてる! と思うのでしょう。

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龍の口から入って虎の口から出ると厄払いできるといわれている。
信心深い台湾人が真面目に作ったのだろうけど、チープさびんびんで間抜けな感じが良い。

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後ろ足、ふんばってる。

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みんな口に吸い込まれていく。

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鳩が張り切っていた。

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虎の塔から見た龍の塔。

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ピンク色で歯医者さんに褒められそうな虎の歯茎。

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虎から吐き出された私たちは、池沿いの通りを歩いてみることにした。

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寺がそこら中にある。

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キメキメポーズの狛犬。

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お寺の中は涼しい。お参りをしながら歩いていく。

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10元(約30円)ショップだ。ちょっと覗いたらガラクタばかりで心躍った。買いたいものはなかった。

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食堂があるので食べていこう。

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台湾はスープのメニューが豊富なのは、汗をかくからしょっぱい汁がほしくなるのかな。現に私もこっちではスープばかり飲んでいる。

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おかずも美味しそうなものばかり。デリだ。

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角煮ご飯と魚のスープ。スープは自分で味付けをする。わさび醤油をつけてくれた。
暑い中、あつあつのスープをすすってさらに汗をかくのが快感になってしまっている。

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台湾には犬が多いですね。ぱっと見野良犬か飼い犬が放たれているのかわからない。この子たちもとある男性が現れると寄っていっていた。でかい犬と出会ったりするとちょっとびっくりするけど、人を襲ったりはしなさそうな人の良い犬ばかりであまり心配はしてない。

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MRTに乗ってやってきたのは、砂糖の廃工場。

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一応博物館というくくりだけど、本当にただの廃工場がそのままそこにある。

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廃工場を見せるのだから手を加えないでいいといえばいいけど、入っちゃだめなところに入ってるような感じでドキドキする。

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操作室もそのまま。ボタン押しても何も起こらなくてちょっと安心した。

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ほとんど柵も施されてないので、どこでも入り込める。
台湾でかくれんぼするならここです。

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ロッカーかな。当時のものなのか、びりびりの書類とか入ってる。

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書類が散らばっているのもディスプレーなのか(たぶんちがう)

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人っ子一人いなかったけど、コスプレイヤーの撮影みたいなことをしているグループが一組。奇抜なファッションで花束を持った女の子とカメラマンがいました。なるほど、ここは撮影にいいね。

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ということで、廃工場をすみずみまで探検したので帰ります。

二日目終了。

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ここから三日目です。高尾から列車で屏東(ピンドン)へ。
車窓からみえたアヒル牧場。

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すごい頑張って撮ったけどこれが限界だった。

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屏東駅前の夜市。ローカルな夜市で、派手さはないけどよいかんじ。

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おれはここのジーロー飯屋でなにかを食べようと思う。

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麺にしてみた。麺線とは違ってさらさらのスープ。鶏肉のだしがおいしい。

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猫どものアツい視線が刺さる。

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店の人から屑肉をもらっていた。よかったね。カウンターみたいになってるけど。

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駅前のお寺でお参りして、バスに乗る。

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バスで1時間、山の方に来た。
山地門というところにある「原住民文化園区」。台湾原住民の博物館兼テーマパークのようなところで、目玉は歌と踊りのショーらしい。
(私にはちょっと面白みがわからないかんじだったので割愛します…)

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帰りの車窓でもアヒルが気になって待ちかまえてしまう。

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これが限界だった。

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高雄駅に着いてから入った食堂。真鍮のテーブルが並んでいてクール。

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牡蠣の湯と魚の湯、肉飯。味の薄いスープに入れて調整する調味料は、お店ごとに違う。
ここは醤油味の味噌?みたいなやつ。

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飲んでおかなくてはいけないのがマンゴー牛乳。
メニューの「〜牛奶(牛乳)」をみると色々あるけど、やっぱり牛乳と合わせるのはマンゴーが一番と思うのよ。
寒い季節にはないけど、今回(9月)は飲めました。

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ミキサーでガーッとやって蓋をシールしてくれる。こぼれなくて便利。
このでかさで40元(約120円)という安さ。

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牛乳ベースなので重めではあるけど、吸引を止められないうまさ。一点を見詰めるような怖い顔になってるけど本当にこういう顔になるからな。

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夜は瑞豊(ずいほう)夜市へ。六合夜市は観光客向け、こちらはどちらかというと地元の人がいく夜市ということになってるらしい。
六合は歩きやすかったが店の数はこちらに軍配。ただすれ違うのもやっとなくらい店がひしめいていて熱気がすごい。そのうえ雨が降ってたのでけっこう大変だった。テントの谷間から雨水が通路に注ぎ込まれる。

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早々に席のある店へ避難した。

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カニですね。

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ステーキ。これがなかなかうまかった。110元(約330円)くらいだったか。

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帰りにヒシの実やさんが! ベトナムではじめて食べた時に面白くて感動したやつだ。

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悪魔のようなビジュアルだけど、見た目ほど怖い食べ物ではない。
割るときにちょっと手を怪我しやすいくらい。

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あらかじめ切れ目を入れてくれているので簡単に割れる。
みずみずしい栗のような可食部分が出てくるので食べると、みずみずしい栗のような味。
塩水で茹でてあるのだと思う。淡泊だけどほんのり甘みがあるでんぷん質。めちゃくちゃうめえっていうんではないけど、割るのがとまらなくなる味。

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ホテルで食べていたのはひしの実とからすみ。
ちょっと塩分とりすぎかもしれないけど、暑い国なのでまあいいか。

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ちょうど福山が結婚したので、ずっとニュースでやってた。
「日本の主婦はご飯を作らなくなり、OLは会社にいかなくなる」って見出し、日本の女性ツイッタラーが書いてることを鵜呑みにしてるふしもある。

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コンビニで見かけてかわいくて買った、2WAYのマニキュア。猫の胴体を回すとブラシで、首を取ると細いペンになってる。
手軽にネイルアートができるというわけです。

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以上、台湾高雄の旅でした。

家に帰ってからボラのへそをちびちびつまむ。
台湾、毎月いきたい。

思いのほか長くなってしまった。最後まで読んでくれてありがとうございます。

こういう海外旅行のだらだら日記、また書きます……