推し野生『けもの道の歩き方 猟師が見つめる日本の自然』
京都界隈で食肉ゲットのための狩猟に携わる著者さん(京大文学部出身)が、日本の里山環境と狩猟業界のもろもろについて、警鐘含めてゆったりわかりやすく語って下さいます。
日本で狩猟獣に指定されているリスは、タイワンリス(クリハラリスの一亜種)とシマリスの二種だ。
山登りをする人たちの間では、野糞をすることを「キジ撃ちに行く」と表現するが、それは銃でキジを狙う姿勢によく似ているからだとも言う。
ずっと前に一度書いた気がするのですが、「雉撃ち」や「お花摘み」は"野外での"大便(女であれば小便も含む)のことだと理解しているので、居酒屋などで「ちょっとお花摘みに」などと言われると「いやいや、トイレあるんだからトイレでやれよ」と思うのです。
— ぶ (@bububu10) 2012年4月26日
奈良公園のシカは観光客から食べ物をもらったりして、のんびりしているので、多くの人は飼育されていると誤解しているが、一応「野生のシカ」だ。
現代では「シシ」と言うとイノシシを指すのが一般的だが、江戸時代以前は大型の四足動物の総称として使われていた。シカはカノシシ、カモシカはアオシシなどと呼ばれ、クマもシシに含める地域もあったようだ。
なぜアオシシになるかと言うと、昔の日本ではアカ(明)とクロ(暗)の間の色はほぼアオと呼ばれていたからだろう。アオの包容力☆ https://t.co/eHW6tBAO9N
— リエ (@tanashime) 2016年8月5日
日本に生息するウサギで狩猟獣はノウサギとユキウサギ(北海道のみ)の二種だ。ほかに、非狩猟獣ではアマミノクロウサギとエゾナキウサギが生息している。
ドバトは非狩猟鳥で、狩猟の世界でハトというとキジバトを指す。数の多いドバトがなぜ狩猟対象にならないのかというと、伝書鳩などが誤射されてしまう危険があるからだとされている。
京都の三宅八幡宮でハトは神様の使いだとされ、鳥居の前には狛犬ならぬ狛鳩が置かれている。
鳩餅が食べたく三宅八幡宮へ☻
— 柏原卓之 (@yuntabism) 2017年6月2日
鳩餅ラブ♡
ってか、三宅八幡宮の鳩推しが凄い(笑) pic.twitter.com/CWAlt86Qbj
生息数が激減したウズラは、かつてはどこででも見られる鳥で、「猟はウズラ撃ちにはじまってウズラ撃ちに終わる」と言われたほどメジャーな狩猟鳥だった。
野生のウズラの産卵数が年間十個程度なのに対し、ウズラの飼育個体は年間二百個以上産むように品種改良されている。
『けもの道の歩き方』(千松伸也著)読んでたら狩猟獣として「ノイヌ」「ノネコ」というのがあってビックリ。"自然界で自活し、かつ繁殖しているもの”だそうです。ノネコはけっこう山の中にもいるらしいです。
— kero (@kero_genki) 2016年4月19日
『けもの道の歩き方 猟師が見つめる日本の自然』 千松信也
リトルモア
著者さん ↓「けもの道の歩き方」はその他にも人と動物との共存について書いているのだけれど、千松さんの考え方は共感できるものが多く、自然に身を置いて向き合っている人の根の張った言葉だなぁと思いながら読みました。おすすめです。
— 大サワ工房 (@ao_80) 2015年11月20日
今日は昼から京都の書店まわり。
— 千松信也 (@ssenmatsu) 2016年4月15日
写真は、三省堂書店京都駅前店。ミシマ社の本などと一緒に拙著『けもの道の歩き方』も並べていただいています。 pic.twitter.com/YtMrmOTkT2
『ミニ特集:環境や生態系を考える本 日本その4』
『ミニ特集:環境や生態系を考える本 日本その3』
『ミニ特集:環境や生態系を考える本 日本その2』
『ミニ特集:環境や生態系を考える本 日本その1』
『ミニ特集:ヒトと動物の関係の本 その6』
『ミニ特集:ヒトと動物の関係の本 その5』
『ミニ特集:ヒトと動物の関係の本 その4』
『ミニ特集:ヒトと動物の関係の本 その3』