軍隊とはこんなものか?在沖縄米軍基地内の油や薬品排水管へ投棄、汚水流出めぐる米軍文書入手
- 2016/08/31
- 12:00
Ryuukyuuheiwaより:
陸自配備で宮古島の地下水は大丈夫? 自衛隊も同じでなければよいが。
8月31日 沖縄タイムス
基地内の油や薬品、排水管へ投棄 汚水流出めぐる米軍文書

2014年10月、牧港補給地区で起きた汚水流出事故の復旧作業を撮影した写真。米軍への情報公開請求で入手した
米軍基地内のずさんな廃棄物処理によって汚水などの基地外流出が相次いでいたことが、米軍内部文書で30日までに分かった。人為的なミスにもかかわらず、当局が個人の処罰に及び腰になっている様子もうかがえる。
情報公開請求で入手した内部文書によると2013年2月、キャンプ瑞慶覧から約1万9千リットルの汚水が基地外に流出し、海に到達する事故があった。基地内に住む海兵隊員が料理油を流し、排水管を詰まらせたのが原因だった。
だが、在沖米4軍の住宅関係業務を担う空軍の担当者はこの海兵隊員を懲戒しなかった。担当者は内部の電子メールで「彼は海兵隊員だし、乱暴するかもしれないので、むち打つことができない」と書いていた。
個人の処分を避ける一方、正しい料理油の処理方法を広く周知することを決定。米軍放送でテレビCMを流した。
この流出事故は、在日米軍から沖縄防衛局に通報されたが、米軍は内部文書で事故原因を「人為的ミス」ではなく「機器の故障」と分類。環境への影響も「最小限」としており、事故を小さく見せようとした可能性がある。
嘉手納基地では09年11月、煙を発生させる液体薬品を排水管から流した事案があった。製品の説明書で投棄は禁じられていた。
14年7月には貯蔵期限切れの注射用薬品数百リットルを排水管に投棄。報告書には「もし薬品が比謝川に達したら、住民の怒りを買うだろう」と記されていた。
牧港補給地区では14年10月、女性の生理用品が集合住宅内で不適切に捨てられ、1900リットルの汚水が漏れた。建物は海から100メートル以内の距離だったが、基地外には流出しなかったとみられる。
これら三つの事故は日本側には知らされなかった。
以下再掲:
来年1月の市長選での地下水問題を争点から避けるためのシナリオか?
市長は認めないとしながらも、防衛省は大福をあきらめていないと明言。
千代田についても用地取得を黙認、配備について防衛省に白紙委任を与えている。
8月2日 宮古毎日
大福への陸自配備 「防衛省あきらめていない」千代田は地権者と協議中/赤嶺衆院議員の質問で見解

宮古島市への陸自配備問題について、赤嶺衆院議員と防衛省側とのやり取りの内容を発表した市民4団体の共同会見=1日、自治労宮古総支部事務所
防衛省の宮古島市への陸上自衛隊配備計画で、同省は大福牧場周辺への駐屯地建設について「現時点で、あきらめていない」との見解を持っていることがわかった。同地については、下地敏彦市長が「水道水源への影響はないとは言い切れない」として「候補地として認めない」との見解を示している。また、千代田カントリークラブへの配備についてはすでに用地取得に向けて地権者と協議しているという。
これは、先月19日に赤嶺政賢衆院議員(共産)と、防衛政策局防衛計画課の担当者とのやり取りの中で明らかになり、1日に行われた市民4団体の合同会見で、上里樹市議がその内容を発表した。
大福牧場周辺への配備について防衛省側は「現地点で、大福牧場をあきらめたわけではない。市長の発言を含め総合的に検討している」との見解が示されたという。
また、千代田カントリークラブについては「前沖縄防衛局長が千代田については進めていくと説明したところ、市長からは特段何もなかった。 防衛省としては用地取得に向けて、地権者と話をさせてもらっている」と説明したという。
これまでの取材で、沖縄防衛局は大福牧場を候補地として断念するかについては明言を避けている。
また、千代田についてはこれまでの取材で「使っていくことになるので、用地取得手続きに入る」と明言しており、候補地ではなく、場所として決定しているとの見解を示している。
この見解については、下地市長は当初、同局と同様の見解であるとしていたが、その後に行われた市議会一般質問で「私は千代田がOKと言ったわけではない。防衛省が千代田でやりたいといっているだけ。配備の内容、訓練の仕方、そういうのが出てきて初めて関係法令で適合しているかで判断することになる」との見解を示した。
千代田については、市としての判断がまだ示されないまま、防衛省側は土地取得に向け、地権者と協議を進めている状況となっている。
市民団体の合同会見では▽宮古島・命の水・自衛隊配備を考える会▽止めよう「自衛隊配備」宮古郡民の会▽宮古平和運動連絡協議会▽てぃだぬふぁ島の子の平和な未来をつくる会-の4団体と上里、新城元吉両市議らが同席した。
市民団体からは「市長は『認めない』としながらも、防衛省は大福を『あきらめていない」と明言している。これは来年1月の市長選に向けて地下水問題を争点から避けるためのシナリオ。千代田についても用地取得を黙認している状況で、これは配備について防衛省に白紙委任を与えた状況になっている」と述べた。
陸自配備で宮古島の地下水は大丈夫? 自衛隊も同じでなければよいが。
8月31日 沖縄タイムス
基地内の油や薬品、排水管へ投棄 汚水流出めぐる米軍文書

2014年10月、牧港補給地区で起きた汚水流出事故の復旧作業を撮影した写真。米軍への情報公開請求で入手した
米軍基地内のずさんな廃棄物処理によって汚水などの基地外流出が相次いでいたことが、米軍内部文書で30日までに分かった。人為的なミスにもかかわらず、当局が個人の処罰に及び腰になっている様子もうかがえる。
情報公開請求で入手した内部文書によると2013年2月、キャンプ瑞慶覧から約1万9千リットルの汚水が基地外に流出し、海に到達する事故があった。基地内に住む海兵隊員が料理油を流し、排水管を詰まらせたのが原因だった。
だが、在沖米4軍の住宅関係業務を担う空軍の担当者はこの海兵隊員を懲戒しなかった。担当者は内部の電子メールで「彼は海兵隊員だし、乱暴するかもしれないので、むち打つことができない」と書いていた。
個人の処分を避ける一方、正しい料理油の処理方法を広く周知することを決定。米軍放送でテレビCMを流した。
この流出事故は、在日米軍から沖縄防衛局に通報されたが、米軍は内部文書で事故原因を「人為的ミス」ではなく「機器の故障」と分類。環境への影響も「最小限」としており、事故を小さく見せようとした可能性がある。
嘉手納基地では09年11月、煙を発生させる液体薬品を排水管から流した事案があった。製品の説明書で投棄は禁じられていた。
14年7月には貯蔵期限切れの注射用薬品数百リットルを排水管に投棄。報告書には「もし薬品が比謝川に達したら、住民の怒りを買うだろう」と記されていた。
牧港補給地区では14年10月、女性の生理用品が集合住宅内で不適切に捨てられ、1900リットルの汚水が漏れた。建物は海から100メートル以内の距離だったが、基地外には流出しなかったとみられる。
これら三つの事故は日本側には知らされなかった。
以下再掲:
来年1月の市長選での地下水問題を争点から避けるためのシナリオか?
市長は認めないとしながらも、防衛省は大福をあきらめていないと明言。
千代田についても用地取得を黙認、配備について防衛省に白紙委任を与えている。
8月2日 宮古毎日
大福への陸自配備 「防衛省あきらめていない」千代田は地権者と協議中/赤嶺衆院議員の質問で見解

宮古島市への陸自配備問題について、赤嶺衆院議員と防衛省側とのやり取りの内容を発表した市民4団体の共同会見=1日、自治労宮古総支部事務所
防衛省の宮古島市への陸上自衛隊配備計画で、同省は大福牧場周辺への駐屯地建設について「現時点で、あきらめていない」との見解を持っていることがわかった。同地については、下地敏彦市長が「水道水源への影響はないとは言い切れない」として「候補地として認めない」との見解を示している。また、千代田カントリークラブへの配備についてはすでに用地取得に向けて地権者と協議しているという。
これは、先月19日に赤嶺政賢衆院議員(共産)と、防衛政策局防衛計画課の担当者とのやり取りの中で明らかになり、1日に行われた市民4団体の合同会見で、上里樹市議がその内容を発表した。
大福牧場周辺への配備について防衛省側は「現地点で、大福牧場をあきらめたわけではない。市長の発言を含め総合的に検討している」との見解が示されたという。
また、千代田カントリークラブについては「前沖縄防衛局長が千代田については進めていくと説明したところ、市長からは特段何もなかった。 防衛省としては用地取得に向けて、地権者と話をさせてもらっている」と説明したという。
これまでの取材で、沖縄防衛局は大福牧場を候補地として断念するかについては明言を避けている。
また、千代田についてはこれまでの取材で「使っていくことになるので、用地取得手続きに入る」と明言しており、候補地ではなく、場所として決定しているとの見解を示している。
この見解については、下地市長は当初、同局と同様の見解であるとしていたが、その後に行われた市議会一般質問で「私は千代田がOKと言ったわけではない。防衛省が千代田でやりたいといっているだけ。配備の内容、訓練の仕方、そういうのが出てきて初めて関係法令で適合しているかで判断することになる」との見解を示した。
千代田については、市としての判断がまだ示されないまま、防衛省側は土地取得に向け、地権者と協議を進めている状況となっている。
市民団体の合同会見では▽宮古島・命の水・自衛隊配備を考える会▽止めよう「自衛隊配備」宮古郡民の会▽宮古平和運動連絡協議会▽てぃだぬふぁ島の子の平和な未来をつくる会-の4団体と上里、新城元吉両市議らが同席した。
市民団体からは「市長は『認めない』としながらも、防衛省は大福を『あきらめていない」と明言している。これは来年1月の市長選に向けて地下水問題を争点から避けるためのシナリオ。千代田についても用地取得を黙認している状況で、これは配備について防衛省に白紙委任を与えた状況になっている」と述べた。