SPECIAL OTHERS QUTIMA Ver.18 "エレクトリック26都市ツアー 2014-2015" @新木場STUDIO COAST 2/7
- 2015/02/07
- 22:07
昨年はアコースティック編成のSPECIAL OTHERS ACOUSTICも始動させたSPECIAL OTHERS。アコースティックと並行しながらの、従来の編成でのツアー。
ツアータイトル通りに26都市を廻るもので、ファイナルの沖縄前の東京は、ワンマンとしては初(イベントでは何度もらいをしている)新木場STUDIO COASTでの2days。この日はその初日公演。
時間ギリギリまでバーカウンターで酒を飲んでいる人が多いため、開演時間が近づかないと客席が埋まらないのはこのバンドのワンマンならではだが、すでに武道館をソールドアウトさせているだけあって、開演時間になると満員に。
18時過ぎ、ゆっくりと会場が暗転すると、メンバーが登場。昨年末前から立ち位置が変わり、ステージ上手から円を描くように芹沢(キーボード)、又吉(ベース)、宮原(ドラム)、柳下(ギター)という並びに。ステージのにはバンドのシャツや、アンプの上に電燈なども置かれている。
音を確かめながらメンバー同士で目を合わせるように演奏を開始するが、いつにも増してこの最初のセッションは長めな印象。
そして芹澤のエレピと柳下のギターがまさにうっすらと灯るネオンのような「Neon」からスタート。
曲と曲の間にもセッション的な演奏をするのだが、それもいつもよりも長めな印象。この日1番のレア曲と言っていい「Quinto」では、宮原のドラムソロも展開され、この日最初にコーラスパートがある「Wait for the Sun」では客席から無数の手が挙がる。
このバンドのライブではドリンクチケットのみならず、現金でさらに酒を買う観客がたくさんいる(武道館や野音では売店の酒が売り切れる)のだが、そうして酔っている人が多いこともあり、実に気持ち良さそうに音に揺られている。
ここまでの曲間のセッション的な演奏からはなかなか次の曲を予想できなかったのだが、「Uncle John」の前のセッションは、もはや新しいイントロと言っていいくらいにこの曲のために演奏されたとしか思えないものだった。この曲のコーラスパートはいつ聴いてもピースフルかつ神聖。まだブレイクする前にリリースされた曲だが、本当に大名曲だと思う。
そしてこちらもコーラスパートのある、実に久々の「Go Home」で1st setは終了。スペアザのワンマンはいつも二部構成だが、この日は前半はちょっと客のノリは様子見感が強かった感じ。また、柳下のギターが調子良くないと思しきところもあった。
2nd setに再びメンバーが登場すると、宮原がドラムとともにパーカッションも叩く「Surdo」からスタート。ちなみにこの「Surdo」(「スルド」と読む)も打楽器のことである。柳下のギターも後半はなんの問題もないよう。
「ラララララ~」というコーラスが響く「ORION」と、後半は一気にキラーチューンを連発すると、さらに続く「PB」で爆発的な盛り上がりに。曲中には普段は1番大人しい又吉が人差し指を高く掲げ、盛り上がりぶりにさらに拍車をかける。
イントロが流れただけで大歓声、照明が客席まで照らす「AIMS」では続々と後ろにいた観客がフロントエリアに突っ込み、ステージ上では芹澤と柳下が演奏せずに見守る中、宮原と又吉のリズム隊による濃厚なセッションが展開。
演奏後にはこの日最初のMC。
「新木場は木の貯蔵場ですよ。(本当なのかはわからない)
木の貯蔵、すなわち木場とはウッドストックですよ!」
と宮原が鉄腕ダッシュで得た木の貯蔵の知識を語り、DeNAベイスターズの中畑監督と対面した時のことを芹澤、柳下と3人でテンション高く語るが、あまり観客は野球に詳しくないのか、「絶好調・中畑清」も全く伝わってなかった感じ。
さらに宮原が今が平成何年なのかわからないという、MCはどこまでも緩い上に内容がないのもスペアザのライブの特徴と言ってもいい。
しかし一度演奏が始まると、やはりその空気は一変。本編ラストはアコースティック名義でリリースされたアルバム「LIGHT」のタイトル曲のエレクトリックバージョン。アコースティックには既存の曲のアコースティックバージョンが収録されているが、逆にこうしてアコースティック名義の曲をエレクトリック編成でやる曲が他にも出てくるかもしれない。
徐々に熱を帯びていき、耳に響く強烈なノイズパートまであるのは新曲ではなくても新境地とは言えるかもしれない。
すぐさまアンコールで再びメンバーが登場すると、この日はここまでしゃべっていない又吉がマイクを持ってMC。しかし、しゃべろうとする間に芹澤と宮原が
「小学三年生あたりから、落ちてるエロ本を拾って読んでた」
「又吉が黄色のシャツ着てジーパンにインしてると喫茶店のマスターにしか見えない」
「又吉はHYと矢井田瞳だったらどっちが好き?」
などと茶々を入れまくり、結局又吉自身はそこまで喋っていない。
「今日初めてスペアザのライブに来た人いる?」
など、そのくらい。ちなみに過去にはマンチェスターからライブを見に来た外人もいたらしい。
そんな緩すぎるMCを経て最後に演奏されたのは、天国という場所がもしあるのなら、そこで鳴っているのはこういう曲なんじゃないかと思うくらいに多幸感に満ちた「Laurentech」で、コーラスパートでは大きな合唱が広い会場を包んだ。
演奏が終わると写真撮影をし、メンバーが最前の観客とハイタッチしてからステージを去る中、最後まで残った又吉が、
「本当にありがとう!帰るまでがライブだから、気をつけて。寒いから風邪ひかないようにね。今年もいろいろやっていくんで、また近いうちに会いましょう!」
と締めてからステージを去って行った。
今年もいろんなところでライブを見ることになるはずなので、こちらこそ今年もよろしく。今年はニューアルバムが出そうな予感もしているのだが、どうだろうか。
1st set
1.Neon
2.Title
3.Quinto
4.Wait for the Sun
5.Uncle John
6.Go Home
2nd set
7.Surdo
8.ORION
9.PB
10.AIMS
11.LIGHT
encore
12.Laurentech
Laurentech (Short Ver.)
http://youtu.be/29Srw99sbmY
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SUPER BEAVER / 04 Limited Sazabys / BLUE ENCOUNT / WANIMA / NOWEARMAN (オープニングアクト) @代官山UNIT
ツアータイトル通りに26都市を廻るもので、ファイナルの沖縄前の東京は、ワンマンとしては初(イベントでは何度もらいをしている)新木場STUDIO COASTでの2days。この日はその初日公演。
時間ギリギリまでバーカウンターで酒を飲んでいる人が多いため、開演時間が近づかないと客席が埋まらないのはこのバンドのワンマンならではだが、すでに武道館をソールドアウトさせているだけあって、開演時間になると満員に。
18時過ぎ、ゆっくりと会場が暗転すると、メンバーが登場。昨年末前から立ち位置が変わり、ステージ上手から円を描くように芹沢(キーボード)、又吉(ベース)、宮原(ドラム)、柳下(ギター)という並びに。ステージのにはバンドのシャツや、アンプの上に電燈なども置かれている。
音を確かめながらメンバー同士で目を合わせるように演奏を開始するが、いつにも増してこの最初のセッションは長めな印象。
そして芹澤のエレピと柳下のギターがまさにうっすらと灯るネオンのような「Neon」からスタート。
曲と曲の間にもセッション的な演奏をするのだが、それもいつもよりも長めな印象。この日1番のレア曲と言っていい「Quinto」では、宮原のドラムソロも展開され、この日最初にコーラスパートがある「Wait for the Sun」では客席から無数の手が挙がる。
このバンドのライブではドリンクチケットのみならず、現金でさらに酒を買う観客がたくさんいる(武道館や野音では売店の酒が売り切れる)のだが、そうして酔っている人が多いこともあり、実に気持ち良さそうに音に揺られている。
ここまでの曲間のセッション的な演奏からはなかなか次の曲を予想できなかったのだが、「Uncle John」の前のセッションは、もはや新しいイントロと言っていいくらいにこの曲のために演奏されたとしか思えないものだった。この曲のコーラスパートはいつ聴いてもピースフルかつ神聖。まだブレイクする前にリリースされた曲だが、本当に大名曲だと思う。
そしてこちらもコーラスパートのある、実に久々の「Go Home」で1st setは終了。スペアザのワンマンはいつも二部構成だが、この日は前半はちょっと客のノリは様子見感が強かった感じ。また、柳下のギターが調子良くないと思しきところもあった。
2nd setに再びメンバーが登場すると、宮原がドラムとともにパーカッションも叩く「Surdo」からスタート。ちなみにこの「Surdo」(「スルド」と読む)も打楽器のことである。柳下のギターも後半はなんの問題もないよう。
「ラララララ~」というコーラスが響く「ORION」と、後半は一気にキラーチューンを連発すると、さらに続く「PB」で爆発的な盛り上がりに。曲中には普段は1番大人しい又吉が人差し指を高く掲げ、盛り上がりぶりにさらに拍車をかける。
イントロが流れただけで大歓声、照明が客席まで照らす「AIMS」では続々と後ろにいた観客がフロントエリアに突っ込み、ステージ上では芹澤と柳下が演奏せずに見守る中、宮原と又吉のリズム隊による濃厚なセッションが展開。
演奏後にはこの日最初のMC。
「新木場は木の貯蔵場ですよ。(本当なのかはわからない)
木の貯蔵、すなわち木場とはウッドストックですよ!」
と宮原が鉄腕ダッシュで得た木の貯蔵の知識を語り、DeNAベイスターズの中畑監督と対面した時のことを芹澤、柳下と3人でテンション高く語るが、あまり観客は野球に詳しくないのか、「絶好調・中畑清」も全く伝わってなかった感じ。
さらに宮原が今が平成何年なのかわからないという、MCはどこまでも緩い上に内容がないのもスペアザのライブの特徴と言ってもいい。
しかし一度演奏が始まると、やはりその空気は一変。本編ラストはアコースティック名義でリリースされたアルバム「LIGHT」のタイトル曲のエレクトリックバージョン。アコースティックには既存の曲のアコースティックバージョンが収録されているが、逆にこうしてアコースティック名義の曲をエレクトリック編成でやる曲が他にも出てくるかもしれない。
徐々に熱を帯びていき、耳に響く強烈なノイズパートまであるのは新曲ではなくても新境地とは言えるかもしれない。
すぐさまアンコールで再びメンバーが登場すると、この日はここまでしゃべっていない又吉がマイクを持ってMC。しかし、しゃべろうとする間に芹澤と宮原が
「小学三年生あたりから、落ちてるエロ本を拾って読んでた」
「又吉が黄色のシャツ着てジーパンにインしてると喫茶店のマスターにしか見えない」
「又吉はHYと矢井田瞳だったらどっちが好き?」
などと茶々を入れまくり、結局又吉自身はそこまで喋っていない。
「今日初めてスペアザのライブに来た人いる?」
など、そのくらい。ちなみに過去にはマンチェスターからライブを見に来た外人もいたらしい。
そんな緩すぎるMCを経て最後に演奏されたのは、天国という場所がもしあるのなら、そこで鳴っているのはこういう曲なんじゃないかと思うくらいに多幸感に満ちた「Laurentech」で、コーラスパートでは大きな合唱が広い会場を包んだ。
演奏が終わると写真撮影をし、メンバーが最前の観客とハイタッチしてからステージを去る中、最後まで残った又吉が、
「本当にありがとう!帰るまでがライブだから、気をつけて。寒いから風邪ひかないようにね。今年もいろいろやっていくんで、また近いうちに会いましょう!」
と締めてからステージを去って行った。
今年もいろんなところでライブを見ることになるはずなので、こちらこそ今年もよろしく。今年はニューアルバムが出そうな予感もしているのだが、どうだろうか。
1st set
1.Neon
2.Title
3.Quinto
4.Wait for the Sun
5.Uncle John
6.Go Home
2nd set
7.Surdo
8.ORION
9.PB
10.AIMS
11.LIGHT
encore
12.Laurentech
Laurentech (Short Ver.)
http://youtu.be/29Srw99sbmY
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