Czecho No Republic Oh Yeah!!!!!!! TOUR @TSUTAYA O-EAST 2/6
- 2015/02/06
- 22:21
昨年、メジャー2ndとなる傑作アルバム「MANTLE」をリリースしたCzecho No Republic。(個人的年間ベストディスク4位に選出)
さらに昨年11月には「ドラゴンボール改」のタイアップシングル「Oh Yeah!!!!!!!」をリリースしたのだが、そのレコ発ツアーの直前にニューシングル「For You」をリリースするというリリースペースの速さ。次のツアーは決まっていないだけに、今回は実質両方のレコ発ツアーと言える。
ソールドアウトとなったO-EASTはやはり満員。心なしか男性比率が増えたようにも見える。「For You」に封入されていた引き換え券を使い、タイアップになっているポッキーをゲットしてから客席へ。
ステージには紗幕が張られている中、19時過ぎにBGMが止まり場内が暗転、すると紗幕の向こうには大きなメンバーの影。紗幕が張られたままの状態で演奏がスタートすると、「Oh Yeah!!!!!!!」のカップリング曲である「Yeah Oh!!!!!!!」からスタート。紗幕越しでは武井(ボーカル&ベース)、タカハシマイ(キーボード&ギター&ボーカル)、八木(ギター&シンセ)、砂川(ギター)の4人がキーボード、シンセを弾いているように見える。
曲終わりには紗幕が落ち、傑作アルバム「MANTLE」からのリードトラック2曲「Amazing Parade」「No Way」を続けて演奏。砂川がタカハシの真後ろにピッタリとくっ付いたり、山崎のドラムセットの真後ろに立って演奏するというエンターテイナーぶりを見せ、早くも場内には熱気が満ち始める。
再びカップリング曲である「Come On」を披露すると武井が挨拶を交えつつ、
「「Oh Yeah!!!!!!!」買った人いますか?…手を挙げてない人はどういうつもりで今日来たのか(笑)
「For You」買った人は?…手を挙げてない人はどういうつもりで今日来たのか(笑)」
と観客をいじり、砂川に
「やめなさい!」
とたしなめられる。
軽快なポップソング「Call Her」「Festival」を続けると、またもカップリング曲「Sunday Juggler」。転調を繰り返しながら、武井、タカハシマイ、八木、砂川の4人が代わる代わるボーカルとコーラスを務めるという、フロント4人が全員歌えるこのバンドだからこそ成立する曲。
この段階で「Oh Yeah!!!!!!!」のカップリング曲は3曲全て演奏されたのだが、
「雪積もらなかったでしょ?みんなの熱気のおかげだよ。そんな天気にピッタリの曲」
と紹介された懐かしの「Sunshine」を挟むと、「ファインデイ」「MIKA」と、これまでのカップリング曲までも演奏されるというレア曲放出ぶり。これはシングルリリースツアーのワンマンだからこそのセトリだろう。
そしてこの日披露された、シングル2枚のさらに先を見せた新曲。山崎のドラムのビートが中心の、ややダークなエレクトロで、武井はベースを弾かずにシンセを弾く。見た目やPVのイメージから「オシャレで可愛いリア充バンド」というイメージを持たれがちだが、メンバーの反骨心や暗さなどがモロに出ているこういう曲こそがこのバンドの本質なんじゃないかという気もする。
そしてリリースされたばかりの「For You」では、レコーディングにも参加していた、サックスのあだち麗三郎(ceroなど)、トランペットのMC.sirafu(片想い、なつやすみバンドなど)、三浦千明(□□□、蓮沼執太フィルなど)のホーン隊が登場して生演奏で堪能。ちなみにMC.sirafuはタカハシマイのトランペットの師匠であり、タカハシがナビゲーターを務める「音流」で知り合ったとのこと。
さらにそのままホーン隊を加えた状態で代表曲である「幽霊船」までも披露するというスペシャルな演出。これは今後なかなか見ることができないだろう。
ホーン隊がステージを去ると、何やら聴いたことがあるBGMが流れ、お笑いコンビ、オードリーのオールナイトニッポンそのままのようなトークが流れる。これは春日が「Oh Yeah!!!!!!!」のPVに出演し、バンドがラジオにゲスト出演するなど交流があって実現したもの。
内容は春日は「Oh Yeah!!!!!!!」のPV撮影の裏話もありつつ、曲のタイトルを全く思い出せないという小芝居じみたもの。若林は「Field Poppy」がお気に入りの曲であるらしいが、最後の最後に2人の紹介で「Oh Yeah!!!!!!!」の演奏に突入。
サビでは金テープが射出され、リリースからまだ3ヶ月ばかりではあるが、タイアップの効果も含め、現状ではもはやバンド最大の代表曲と言っていいであろう盛り上がりぶりを見せた。
そこからは完全にラストスパート。「MUSIC」から、八木がメインボーカルでステージを左右に歩き回りながら歌うパンクな「JOB!」、
「みんなで歌って完成する曲です!」
と武井が言い、大合唱となった「ダイナソー」、そしてあっという間のラストは「ネバーランド」。
今までCDやライブで何度聴いたかわからないくらいに聴いている曲だが、
「流れる血はもう見たくない 終わりにしよう」
という歌詞は、目を覆いたくなるような残酷なニュースばかりの今だからこそ、これまで聴いた中で1番響いた。
アンコールではまず砂川が1人で先に登場し、いつものように拍手をコントロールしてから、「Oh Yeah!!!!!!!」の予約特典である、押すと「砂川先生~!」というメンバーの声が出るボタンを持ってきた人全員でボタンを押す、ということをやろうとするも、持ってきた人が10人程度しかおらず、最後は全員で「砂川先生~!」と叫ぶことに終着。
他のメンバーもツアーTシャツに着替えて登場すると、武井が
「5年前、結成したときに自主企画をやったんですよ。やれって言われて(笑)
そしたらWHITE ASHとか呼んだのに30人くらいしか来なくて。次にもう1回やったんですよ。やれって言われて(笑)
そしたら50人くらいしか来なくて。
なにが言いたいかって言うと、その自主企画が、ドリームシャワーっていうタイトルなんですけど、どういう響きに聞こえる?ポップな感じ?
まぁちょっと上の世代の人は知ってるかもしれないけど、ちょっと特殊な性癖のビデオのタイトルで…(笑)
つまり、それが5年ぶりに復活するんですよ!しかも、場所は日比谷野音!しかもワンマン!
想像してみな?夏の野外ですよ。暑い。ちょっと出かけてみるか、と。そんな中で公園から聞こえて来るのは、グッドミュージック。俺らが出てくるのは夕方くらい。そこからだんだん夜になっていく。最高じゃないですか!」
と、7月12日にバンド初の日比谷野音ワンマンが開催されることを発表。バンド史上最大キャパでのワンマンだが、野外が絶対似合う(夏フェスで実証済み)このバンドの曲の雰囲気からも、これまでで最も良いライブになることはまず間違いない。
そんな告知もありつつ、「ショートバケーション」、さらに「For You」のカップリングである、SEX PISTOLSの「Anarchy In The U.K.」のカバーも披露。打ち込みを大胆に導入し、ストレートなパンクをエレクトロポップにアレンジ。珍しく武井はハンドマイクで歌い、ドラムも打ち込みなので、山崎がステージを転げ回りながら、着ていたTシャツやメンバーのタオルなどを次々に投げ込み、上半身裸で暴れまわるという、メンバーもビックリのハイテンションぶり。正直、曲よりもその山崎の姿ばかりに目がいってしまうくらいだった。
演奏が終わると、ホーン隊も再びステージに登場し、「砂川先生~!」の掛け声で集合写真を撮影して終了。
帰りには出口で、武井が
「大切な人、自分でもいいです。プレゼントがあるんで、For Youしてあげてください」
と言っていた、来場者プレゼントの花が配られた。このプレゼントといい、ポッキーといい、このバンドはファンサービスが良過ぎる。
曲が良いのはもちろんだが、このメンバー5人の奇跡的とも言える個性のバランスの魅力が、このバンドをここまで押し上げた。しかし、間違いなくまだまだ上へこのバンドは行く。日比谷野音、満員になって欲しい。そのくらいはなって当たり前のバンドだと思っている。
1.Yeah Oh!!!!!!!
2.Amazing Parade
3.No Way
4.Come On
5.Call Her
6.Festival
7.Sunday Juggler
8.Sunshine
9.ファインデイ
10.新曲
11.MIKA
12.For You
13.幽霊船
14.Oh Yeah!!!!!!!
15.MUSIC
16.JOB!
17.ダイナソー
18.ネバーランド
encore
19.ショートバケーション
20.Anarchy In The U.K.
Oh Yeah!!!!!!!
http://youtu.be/zqC3tkbhfRA
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さらに昨年11月には「ドラゴンボール改」のタイアップシングル「Oh Yeah!!!!!!!」をリリースしたのだが、そのレコ発ツアーの直前にニューシングル「For You」をリリースするというリリースペースの速さ。次のツアーは決まっていないだけに、今回は実質両方のレコ発ツアーと言える。
ソールドアウトとなったO-EASTはやはり満員。心なしか男性比率が増えたようにも見える。「For You」に封入されていた引き換え券を使い、タイアップになっているポッキーをゲットしてから客席へ。
ステージには紗幕が張られている中、19時過ぎにBGMが止まり場内が暗転、すると紗幕の向こうには大きなメンバーの影。紗幕が張られたままの状態で演奏がスタートすると、「Oh Yeah!!!!!!!」のカップリング曲である「Yeah Oh!!!!!!!」からスタート。紗幕越しでは武井(ボーカル&ベース)、タカハシマイ(キーボード&ギター&ボーカル)、八木(ギター&シンセ)、砂川(ギター)の4人がキーボード、シンセを弾いているように見える。
曲終わりには紗幕が落ち、傑作アルバム「MANTLE」からのリードトラック2曲「Amazing Parade」「No Way」を続けて演奏。砂川がタカハシの真後ろにピッタリとくっ付いたり、山崎のドラムセットの真後ろに立って演奏するというエンターテイナーぶりを見せ、早くも場内には熱気が満ち始める。
再びカップリング曲である「Come On」を披露すると武井が挨拶を交えつつ、
「「Oh Yeah!!!!!!!」買った人いますか?…手を挙げてない人はどういうつもりで今日来たのか(笑)
「For You」買った人は?…手を挙げてない人はどういうつもりで今日来たのか(笑)」
と観客をいじり、砂川に
「やめなさい!」
とたしなめられる。
軽快なポップソング「Call Her」「Festival」を続けると、またもカップリング曲「Sunday Juggler」。転調を繰り返しながら、武井、タカハシマイ、八木、砂川の4人が代わる代わるボーカルとコーラスを務めるという、フロント4人が全員歌えるこのバンドだからこそ成立する曲。
この段階で「Oh Yeah!!!!!!!」のカップリング曲は3曲全て演奏されたのだが、
「雪積もらなかったでしょ?みんなの熱気のおかげだよ。そんな天気にピッタリの曲」
と紹介された懐かしの「Sunshine」を挟むと、「ファインデイ」「MIKA」と、これまでのカップリング曲までも演奏されるというレア曲放出ぶり。これはシングルリリースツアーのワンマンだからこそのセトリだろう。
そしてこの日披露された、シングル2枚のさらに先を見せた新曲。山崎のドラムのビートが中心の、ややダークなエレクトロで、武井はベースを弾かずにシンセを弾く。見た目やPVのイメージから「オシャレで可愛いリア充バンド」というイメージを持たれがちだが、メンバーの反骨心や暗さなどがモロに出ているこういう曲こそがこのバンドの本質なんじゃないかという気もする。
そしてリリースされたばかりの「For You」では、レコーディングにも参加していた、サックスのあだち麗三郎(ceroなど)、トランペットのMC.sirafu(片想い、なつやすみバンドなど)、三浦千明(□□□、蓮沼執太フィルなど)のホーン隊が登場して生演奏で堪能。ちなみにMC.sirafuはタカハシマイのトランペットの師匠であり、タカハシがナビゲーターを務める「音流」で知り合ったとのこと。
さらにそのままホーン隊を加えた状態で代表曲である「幽霊船」までも披露するというスペシャルな演出。これは今後なかなか見ることができないだろう。
ホーン隊がステージを去ると、何やら聴いたことがあるBGMが流れ、お笑いコンビ、オードリーのオールナイトニッポンそのままのようなトークが流れる。これは春日が「Oh Yeah!!!!!!!」のPVに出演し、バンドがラジオにゲスト出演するなど交流があって実現したもの。
内容は春日は「Oh Yeah!!!!!!!」のPV撮影の裏話もありつつ、曲のタイトルを全く思い出せないという小芝居じみたもの。若林は「Field Poppy」がお気に入りの曲であるらしいが、最後の最後に2人の紹介で「Oh Yeah!!!!!!!」の演奏に突入。
サビでは金テープが射出され、リリースからまだ3ヶ月ばかりではあるが、タイアップの効果も含め、現状ではもはやバンド最大の代表曲と言っていいであろう盛り上がりぶりを見せた。
そこからは完全にラストスパート。「MUSIC」から、八木がメインボーカルでステージを左右に歩き回りながら歌うパンクな「JOB!」、
「みんなで歌って完成する曲です!」
と武井が言い、大合唱となった「ダイナソー」、そしてあっという間のラストは「ネバーランド」。
今までCDやライブで何度聴いたかわからないくらいに聴いている曲だが、
「流れる血はもう見たくない 終わりにしよう」
という歌詞は、目を覆いたくなるような残酷なニュースばかりの今だからこそ、これまで聴いた中で1番響いた。
アンコールではまず砂川が1人で先に登場し、いつものように拍手をコントロールしてから、「Oh Yeah!!!!!!!」の予約特典である、押すと「砂川先生~!」というメンバーの声が出るボタンを持ってきた人全員でボタンを押す、ということをやろうとするも、持ってきた人が10人程度しかおらず、最後は全員で「砂川先生~!」と叫ぶことに終着。
他のメンバーもツアーTシャツに着替えて登場すると、武井が
「5年前、結成したときに自主企画をやったんですよ。やれって言われて(笑)
そしたらWHITE ASHとか呼んだのに30人くらいしか来なくて。次にもう1回やったんですよ。やれって言われて(笑)
そしたら50人くらいしか来なくて。
なにが言いたいかって言うと、その自主企画が、ドリームシャワーっていうタイトルなんですけど、どういう響きに聞こえる?ポップな感じ?
まぁちょっと上の世代の人は知ってるかもしれないけど、ちょっと特殊な性癖のビデオのタイトルで…(笑)
つまり、それが5年ぶりに復活するんですよ!しかも、場所は日比谷野音!しかもワンマン!
想像してみな?夏の野外ですよ。暑い。ちょっと出かけてみるか、と。そんな中で公園から聞こえて来るのは、グッドミュージック。俺らが出てくるのは夕方くらい。そこからだんだん夜になっていく。最高じゃないですか!」
と、7月12日にバンド初の日比谷野音ワンマンが開催されることを発表。バンド史上最大キャパでのワンマンだが、野外が絶対似合う(夏フェスで実証済み)このバンドの曲の雰囲気からも、これまでで最も良いライブになることはまず間違いない。
そんな告知もありつつ、「ショートバケーション」、さらに「For You」のカップリングである、SEX PISTOLSの「Anarchy In The U.K.」のカバーも披露。打ち込みを大胆に導入し、ストレートなパンクをエレクトロポップにアレンジ。珍しく武井はハンドマイクで歌い、ドラムも打ち込みなので、山崎がステージを転げ回りながら、着ていたTシャツやメンバーのタオルなどを次々に投げ込み、上半身裸で暴れまわるという、メンバーもビックリのハイテンションぶり。正直、曲よりもその山崎の姿ばかりに目がいってしまうくらいだった。
演奏が終わると、ホーン隊も再びステージに登場し、「砂川先生~!」の掛け声で集合写真を撮影して終了。
帰りには出口で、武井が
「大切な人、自分でもいいです。プレゼントがあるんで、For Youしてあげてください」
と言っていた、来場者プレゼントの花が配られた。このプレゼントといい、ポッキーといい、このバンドはファンサービスが良過ぎる。
曲が良いのはもちろんだが、このメンバー5人の奇跡的とも言える個性のバランスの魅力が、このバンドをここまで押し上げた。しかし、間違いなくまだまだ上へこのバンドは行く。日比谷野音、満員になって欲しい。そのくらいはなって当たり前のバンドだと思っている。
1.Yeah Oh!!!!!!!
2.Amazing Parade
3.No Way
4.Come On
5.Call Her
6.Festival
7.Sunday Juggler
8.Sunshine
9.ファインデイ
10.新曲
11.MIKA
12.For You
13.幽霊船
14.Oh Yeah!!!!!!!
15.MUSIC
16.JOB!
17.ダイナソー
18.ネバーランド
encore
19.ショートバケーション
20.Anarchy In The U.K.
Oh Yeah!!!!!!!
http://youtu.be/zqC3tkbhfRA
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