Intel Developper's Forumにおいて、32bitバージョンのWindows VistaがEFIをサポートしないことが明言されて、Intel MacでWindows起動の道が一歩遠のいたと思っていた今日この頃。
http://toshi3.cocolog-nifty.com/blog/2006/03/windows_xp_on_a_c77b.html募金によって集められた賞金を賭けて、Intel MacでWindowsXPを起動させるコンテストが開かれていたが、とうとう成功者が現れたようだ。なんでも、EFIのバックワードコンパチ機能(要するにBIOS互換機能)であるCFM(Intel MacのEFIには不要 - Appleとしては - なので含まれていない)を自分で書き起こしたそうな。
そのためのツールキットも既に公開されている。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0603/17/news026.htmlまぁ、これだとMacOS XとWindows XPのデュアルブートマシンになるだけなので、VirtualPCのような使い勝手はない(OSの切り替えには再起動が必須だし、OS間でDrag&DropやCopy&Pasteなど不可能)し、おそらくWindowsXPの性能はVirtualPCで起動したものとどっこいどっこいになるであろうことは覚悟しておくべきだろう(3Dバリバリのゲームが動くことなど期待しないほうが良い)。
実際に動かしてみれば、そんなことは全然なくてハードウェアの全機能にWindowsXPがアクセスできるのかもしれないが、過度の期待は危険ということだ。このニュースを見たからといって、Intel Mac miniを買いに走るなどということは思いとどまったほうが良いだろう。
いや、人柱志望の人を止めるつもりはないけれど。
3/27追記
現状では、WindowsXPは英語版でなければならないようである。
はて? WindowsXPはちゃんとI16nされていたかしらん? なんとなく、日本語フォントとIMEだけ加えれば良いような気もしないでもないのだが。