【DTPの勉強会 第1回】レポート | 2010.07.02.Fri / 05:39 | |||
前回のレポートは開催から1ヶ月経ってからという怠慢ぶりだったので今回は早めにアップ(笑
今回、開催告知後約2週間で募集定員に達し、その後もキャンセル待ち続出で追加公演開催という主催者としては嬉しい限りの盛況ぶりでした。
改めてスピーカーのやもさん・坂口さん、そして参加者の皆様に御礼申し上げます。
ショートセッション-1
「InDesign Glee のバージョン判別方法」丸山さん(ものかの)
InDesignユーザー必携のアプリ「InDesign Glee」のバージョン判読方法と、ファイルをバイナリエディタで開く方法について解説いただきました。
Gleeがどのようにバージョン判読を行っているかの動作解説は、Script処理などの自動処理を行う上で参考になる内容だったと思います。
またバイナリエディタで開く方法は、以前にもコメントをいただいたコトがあるのですが、実際に使用している場面を「生」で見られたのは貴重な経験でした。
フォローアップのエントリが丸山さんのBlogにアップされているので、是非ご覧下さい。
ショートセッション-2
「アナログ経験者のデジタルの使い方」
宮地(えむ)さん(大阪DTPの勉強部屋)
アナログ時代の作業方法を解説しながら、その経験を現在のDTPでどのように活かしているかについてのセッション。
パソコンだけで作業が終わるDTPと異なり様々な作業が必要なアナログの時代では「作業にかかる時間を読んでキチッと仕上げられなければ仕事はこなせなかったが、今はアプリケーションの使い方を憶えるコトに集中しすぎて、仕事をこなす上で本当に大事なコトが抜けているのではないか?」とのメッセージをいただきました。
作業に詰まれば詰まるほどついついMacの前にかじり付いてしまいがちですが、これからは視点を変えて「敢えて」Macの前から離れて作業する方法を考えていきたいと思いました。
メインセッション
「出力・印刷の現場 ─データを受け取った現場で起こっていること─」
村上良日(やも)さん・坂口礼治さん((株)ケーエスアイ)
セッションの詳細は…m_nonさんのBlog(その1・その2)や杏珠さんのBlogをご覧下さい(笑
このセッションのキモは、DTPはデザインであれオペレーションであれ(さらには面付/製版も)「印刷物を制作する工程の一部である」コトを明示した点にあったのではないかと思います。
出力関係の話になると「具体的な問題点を挙げて…」というセッションになりがちですが、印刷までの全工程における作業を滞らせないために「完全(データ)入稿が必要」という、一見単純だけど見えづらい点をわかりやすく解説していただけたのは、非常に希有な経験でした。
ショートセッション-3
「ネタとしてのアナログ的手法への回帰」logicsystemさん
個人的には今回のトリをお願いしたかったセッション。
奇跡が起きた結果(笑)、トリでお願いすることに。
そうなんです。データが残っていても制作環境がなければダメなんです。QuarkXpressのデータはInDesignで開けますが完全に開けるわけではない。
ならばラスタライズして画像にしておけば、将来にわたってデータとして残るではないか!と。
結局は人間の目に映って初めて意味を成すモノであるならばカタチを維持することこそ重要なので、ご本人は「ネタです」と仰っていましたが非常に示唆に富む内容だったと思います。
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追加公演ではない次回(第2回)の勉強会は9月に開催の予定です。場所・内容等は決まり次第告知させていただきます。
なお今回の反省を踏まえて告知即申し込み開始ではなく、告知後一定の期日を置いて申し込みを開始するようにいたします。
今後とも皆様のご参加、心からお待ちしております。
今回、開催告知後約2週間で募集定員に達し、その後もキャンセル待ち続出で追加公演開催という主催者としては嬉しい限りの盛況ぶりでした。
改めてスピーカーのやもさん・坂口さん、そして参加者の皆様に御礼申し上げます。
ショートセッション-1
「InDesign Glee のバージョン判別方法」丸山さん(ものかの)
InDesignユーザー必携のアプリ「InDesign Glee」のバージョン判読方法と、ファイルをバイナリエディタで開く方法について解説いただきました。
Gleeがどのようにバージョン判読を行っているかの動作解説は、Script処理などの自動処理を行う上で参考になる内容だったと思います。
またバイナリエディタで開く方法は、以前にもコメントをいただいたコトがあるのですが、実際に使用している場面を「生」で見られたのは貴重な経験でした。
フォローアップのエントリが丸山さんのBlogにアップされているので、是非ご覧下さい。
ショートセッション-2
「アナログ経験者のデジタルの使い方」
宮地(えむ)さん(大阪DTPの勉強部屋)
アナログ時代の作業方法を解説しながら、その経験を現在のDTPでどのように活かしているかについてのセッション。
パソコンだけで作業が終わるDTPと異なり様々な作業が必要なアナログの時代では「作業にかかる時間を読んでキチッと仕上げられなければ仕事はこなせなかったが、今はアプリケーションの使い方を憶えるコトに集中しすぎて、仕事をこなす上で本当に大事なコトが抜けているのではないか?」とのメッセージをいただきました。
作業に詰まれば詰まるほどついついMacの前にかじり付いてしまいがちですが、これからは視点を変えて「敢えて」Macの前から離れて作業する方法を考えていきたいと思いました。
メインセッション
「出力・印刷の現場 ─データを受け取った現場で起こっていること─」
村上良日(やも)さん・坂口礼治さん((株)ケーエスアイ)
セッションの詳細は…m_nonさんのBlog(その1・その2)や杏珠さんのBlogをご覧下さい(笑
このセッションのキモは、DTPはデザインであれオペレーションであれ(さらには面付/製版も)「印刷物を制作する工程の一部である」コトを明示した点にあったのではないかと思います。
出力関係の話になると「具体的な問題点を挙げて…」というセッションになりがちですが、印刷までの全工程における作業を滞らせないために「完全(データ)入稿が必要」という、一見単純だけど見えづらい点をわかりやすく解説していただけたのは、非常に希有な経験でした。
ショートセッション-3
「ネタとしてのアナログ的手法への回帰」logicsystemさん
個人的には今回のトリをお願いしたかったセッション。
奇跡が起きた結果(笑)、トリでお願いすることに。
そうなんです。データが残っていても制作環境がなければダメなんです。QuarkXpressのデータはInDesignで開けますが完全に開けるわけではない。
ならばラスタライズして画像にしておけば、将来にわたってデータとして残るではないか!と。
結局は人間の目に映って初めて意味を成すモノであるならばカタチを維持することこそ重要なので、ご本人は「ネタです」と仰っていましたが非常に示唆に富む内容だったと思います。
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追加公演ではない次回(第2回)の勉強会は9月に開催の予定です。場所・内容等は決まり次第告知させていただきます。
なお今回の反省を踏まえて告知即申し込み開始ではなく、告知後一定の期日を置いて申し込みを開始するようにいたします。
今後とも皆様のご参加、心からお待ちしております。