週刊朝日が10月26日号で始めた「ハシシタ 奴の本性」という連載について、橋下徹市長からの週刊朝日および朝日新聞の取材拒否や抗議を受けて、週刊朝日が連載中止と謝罪文を掲載していた問題で、週刊朝日が謝罪文の載った雑誌を役所に送りつけたと怒り心頭の橋下徹市長でしたが、その際に週刊朝日が橋下徹市長の母親に雑誌を送りつけていたとして「人間じゃない。犬猫以下だ。朝日新聞社グループは鬼畜集団だ」とさらにヒートアップしていましたが、週刊朝日サイドが実母に送り付けた事実は存在せず実妹が購入したものであり、送られたのはレタックスだったとして橋下徹市長はTwitterにて謝罪しています。
【訂正・お詫び】連載第一回の週刊朝日を、週刊朝日サイドが実母に送り付けた事実は存しませんでした。現物は実妹が購入してきたものです。週刊朝日サイドから実母へ送ってきたのは連絡が欲しい旨のレタックスで、当該週刊朝日発売日前です。
— 橋下徹 (@t_ishin) October 23, 2012
週刊朝日発売日当日、同じマンション内に住む実母が実妹が購入した週刊朝日とレタックスを僕のところに持ってきました。僕も登庁前だったので実母の話を早とちりし、週刊朝日の現物とともにレタックスを送ってきたと勘違いしました。
— 橋下徹 (@t_ishin) October 23, 2012
事実を訂正するとともに、このような誤った事実認識のもとに、週刊朝日を鬼畜集団と批判したことは申し訳ありませんでした。以後、公言する際は、しっかりと事実確認をしていきます。
— 橋下徹 (@t_ishin) October 23, 2012
週刊朝日2012年10月26日号 [雑誌][2012.10.16]
週刊朝日の「ハシシタ 奴の本性」という連載については差別的であり鬼畜な内容だったのはその通りで、政策ではなく家系や家族を批判する内容には、多くの人が週刊朝日に批判的でありました。
しかしながら、橋下徹市長は怒り出すと火がついたかのように口調も公人らしからぬ暴言で攻撃するようなところがあります。
今回のような間違いで謝罪をしなくてはいけなくなるような状況は、橋下徹市長がよく調べずに感情で批判した結果です。
日本維新の会が発足したそうですが、何時までも週刊朝日の件で政策を目にしない状況は異常です。
これは他の政治に関する報道についても同様で、やはりメディアの報道のあり方という物について、政策以外を調べて批判や個人攻撃したり、公人であるとしても家族を晒し者にするのはメディアのすべき仕事ではありません。
また、メディアの人間が、特定の思想で政治について語ったり、批判することについてもあってはならないことです。
取材拒否はノーサイド。これからは実態の解明です。謝罪が本当かどうかは皆さんに知ってもらわなければなりません。朝日新聞社出版や週刊朝日がどんな体質なのか RT @amidachan: @t_ishin 謝罪した相手をいつまで叩くのですか?ノーサイドにしたんじゃなかったんですか?
— 橋下徹 (@t_ishin) October 22, 2012
ジャーナリズムを掲げる人は、公人なんだから先祖を暴かれても当然という主張。僕は一定の範囲、それも相当広い範囲で公にされることは認めている。しかし今回の週刊朝日は、有権者に広く判断材料を提供する趣旨ではない。僕の人格、そして子に連なる血脈を全否定する目的の記事だった。
— 橋下徹 (@t_ishin) October 22, 2012
これは公人チェックでもなんでもなく、単に僕や家族を社会的に抹殺するための記事。だから猛反発した。公人チェック、広く有権者に判断材料を提供する範囲なら、一定の先祖を暴かれるのは仕方がない。この辺が、ジャーナリズムを標榜する人たちは分からないようだ。
— 橋下徹 (@t_ishin) October 22, 2012
僕が週刊朝日を鬼畜集団だと言ったのは、実母に週刊誌の現物を送り付けてきて、話を聞きたいと書面で連絡してきたから。産経が的確。産経bit.ly/T6Eti1 新聞記事にはないが「佐野を社会的に抹殺」というフレーズは、文春・新潮のときと抗議が違うと言う毎日の質問に対して
— 橋下徹 (@t_ishin) October 22, 2012
【橋下市長:週刊朝日は「謝り方も知らない鬼畜集団」- 毎日jp(毎日新聞)】
市によると、同誌を発行する朝日新聞出版の社員が22日に市職員に手渡したという。橋下氏は大阪市内で記者団に「僕は子供に、謝る時は週刊誌を送りつけて終わりという育て方はしていない」と批判。同誌が橋下氏の実母に、記事を掲載した週刊誌を送り、取材を求めたことを明らかにし、「人間じゃない。鬼畜、犬猫以下。矯正不可能だ」などと激怒した。また、佐野氏についても「向こうはペンの力で僕(や家族)を殺しにきた。佐野を抹殺しに行かないといけない」「僕と同じくらい異常人格者だ。佐野のルーツを暴いてほしい」などと話した。
連載は同誌が10月26日号で始めた「ハシシタ 奴の本性」。同誌は2回目以降の連載休止を決めている。23日発売の11月2日号では2ページにわたる「おわび」を掲載した。