先日、アニマックスでも始まったので、そろそろアニメ「じょしらく」の話とか感想とか書いておきたいと思います。
「じょしらく」は別冊少年マガジンで連載している漫画で、原作は久米田康治先生で、作画はヤス先生です。
作中で「この漫画は女の子の可愛さをお楽しみ頂くため邪魔にならない程度の差し障りのない会話をお楽しみいただく漫画です。」という説明があるように、日常の他愛も無い話をしているガールズトークのような内容と考えるといいかもしれませんね。
原作の久米田康治先生はさよなら絶望先生の作者でもあるので、第四席の眼鏡小娘で絶望先生を絡めた自虐ネタも登場します。
【【ガールズ落語ラジオ】 じょしらじ 第1回~ – Fun heureux】
アニメ「じょしらく」のサブタイトルにはそれぞれ元ネタとなる、落語の演目があります。
例えば「叫び指南」の元ネタは古典落語の「あくび指南」ですが、犬派か猫派かという話から、山への掛け声は「ヤッホー!」で海には「バカヤロー!」だけど、「どこの海に叫ぶかによって掛け声も変わってこない?日本海側と太平洋側とで掛け声も変わってくると思うの」太平洋側には相手がいないよねカメハメハ対応に叫ぶとしても6400kmバカヤローの速さは秒速340m、深い意味はないけどバカヤローでかなりの角度がカバーできるけどいくらなんでもバカヤローは品がないしなにも解決しないという話から、気がつくと日本の北や西に向かって「返せー!」と叫んでいました。
北と西というとロシアとか北朝鮮とか韓国とか中国のことですね。返せ!
返せ!領土を!
返せ!人を!
返せ!技術を!
返せ!資源を!
アニメ「じょしらく」のサブタイトルの元ネタ
■第一席
- 普段問答
- 元ネタは「蒟蒻問答」?原作一日目
- ふく違い
- 元ネタは「文違い」アニメオリジナル
- 叫び指南
- 元ネタは「あくび指南」あくびをあくびの師匠のところに習いに行く男達の話(※1)原作二日目
第二席
- 楽屋の富
- 元ネタは、古典落語には「水屋の富」もあるし「宿屋の富」ってのもあったりするので、まあお好きな方で(※1)原作三日目
- 三塔一両損
- 元ネタは「三方一両損」大岡裁きのひとつ?3両拾った男が持ち主に返そうとしたらどちらも受け取らない。そこで大岡越前がが1両を出して双方に2両ずつ渡した。アニメオリジナル
- 風邪娘
- 元ネタは「家事娘」少し遠い気がする(※1)原作四日目
第三席
- 無情風呂
- 元ネタは「不精風呂」原作七日目
- 浅草参り
- 元ネタは「大山詣り」アニメオリジナル
- 真田小ZOO
- 元ネタは「真田小僧」原作十二日目
第四席
- 眼鏡小娘
- 元ネタは「眼鏡屋盗人」原作十一日目
- よいよい台場
- 元ネタは「よいよい蕎麦」アニメオリジナル
- 兎の目
- 元ネタは「犬の目」原作十四日目
第五席
- 娘ほめ
- 元ネタは「子ほめ」原作五日目
- 小洒落町
- 元ネタは「洒落小町」アニメオリジナル
- 眼鏡別れ
- 元ネタは「子別れ」原作十九日目
第六席
- 四枚起承
- 元ネタは「三枚起請」
- 武蔵八景
- 元ネタは「近江八景」
- 下僕の仇討ち
- 元ネタは「宿屋の仇討ち
第七席
- ヤンキー怖い
- 元ネタは「まんじゅうこわい」
- 魚政談
- 「佐々木政談」とか「小間物屋政談」とか「唐茄子屋政談」とか
- 楽屋調べ
- 元ネタは「大工調べ」
アニメ「じょしらく」のエンディングテーマでみんながやっている落語は「禁酒番屋」「反対俥」「愛宕山」「大岡裁き」
江戸町奉行時代の裁判の見事さや、江戸の市中行政のほか地方御用を務め広く知名度があったことなどから、忠相が庶民の間で名奉行、人情味あふれる庶民の味方として認識され、庶民文化の興隆期であったことも重なり、同時代から後年にかけて創作「大岡政談」として写本や講談で人々に広がった。「徳川天一坊」、「村井長庵」、「越後伝吉」、「畔倉重四郎」、「後藤半四郎」、「小間物屋彦兵衛」、「煙草屋喜八」、「縛られ地蔵」、「五貫裁き」、「三方一両損」などのエピソードがある。これらは日本におけるサスペンス小説の原初的形態を示すものと言える。忠相の没後から講釈師による原型が作られると、幕末から明治にかけて発展し、歌舞伎などの素材などに使われ、また現代にいたってもTVドラマ化されている。
【禁酒番屋 – Wikipedia】
【反対俥 – Wikipedia】
【愛宕山 (落語) – Wikipedia】
【じょしらく 第一席「普段問答」「ふく違い」「叫び指南」 ‐ ニコニコ動画(原宿)】