2024年11月22日

妻の復姓が嫌な反対派男性・演繹的にわかる

11月19日エントリの続き。

「妻が生来の苗字に復姓したいと言ったら
どうすればいいか?」と複数の男性から
訊かれた、というお話
の続き。

 
「妻に復姓させたくない」が、
選択的夫婦別姓に反対する男性の
核心的な理由だということを、
わたしはツイッターでもお話しました。

妻に復姓させたくないと考える男性は、
「自分の苗字で夫婦同姓がいいから、
妻が望まなくても改姓させている」からだ、
ということもお話しました。

このような男性は妻に望まない改姓を
押し付けている意識があるのでしょう。
それゆえ選択的夫婦別姓が実現したら、
妻はきっと復姓すると、かかる男性は
思っているのだと思います。



そこへあの「四条烏丸」が、持ち前の
暗い情熱を発揮して、また絡んできました。
いわく「それはデータでしめされた
ことなのか」ということです。



「妻は生来の苗字に復姓してよい」と
考える男性は、選択的夫婦別姓に反対しないです。
選択的夫婦別姓が実現して、妻が復姓したいと
言うなら、希望通り復姓させるだけだからです。

このあとはこの男性が、自分は改姓したくないなら
夫婦別姓でしょうし、夫婦同姓がいいなら、
自分が改姓するでしょう。


「妻は望んで改姓した」という男性も、
選択的夫婦別姓に反対する理由はないです。
選択的夫婦別姓が実現しても
妻は復姓しないので、現状と変わらないからです。

妻が復姓したいと言い出す心配もないので、
「妻が復姓したいと言い出したら
どうする?」なんて相談するはずもないです。


「自分の苗字で夫婦同姓でなければ
ならないから、改姓させた妻に
復姓されたくない」という男性だけが、
選択的夫婦別姓に反対する理由が
あるということです。

「データ」もなにも演繹的にわかることです。


付記:

「四条烏丸」のツイートの最後にある
「わ」はなんなのでしょうか?


posted by たんぽぽ at 22:33| Comment(3) | TrackBack(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
常識的に考えれば管理人さんの仰るとおりになりますね。反対派は非合理的な考えですので私の様な初心者(?)には彼らの考えはよくわかりません。
Posted by ガンバ at 2024年11月23日 00:32
確かに、ある意味において男性側の勝手な思い込みもあるでしょうね。

不倫した国民民主党の玉木氏は「妻は許してくれました。とにかく最愛の妻を裏切ってしまったことを申し訳なく思います」
と言ってます。

しかし、この短い言葉に2つの疑念があります。
「妻は許してくれた」というが勝手にそう思っているだけで、本心で奥さんが許したという根拠はありません。

「最愛の妻」というが通常、最愛の妻がいるという意識があれば別の女性と関係を持つことは絶対にあり得ません。
妻であるのは間違いなくても「最愛の」という言葉は適切ではないのです。

このような人物は「日本は我が最愛の母国であり、日本の国益のために国会議員をやっている」と言うかも知れませんが、ちょっとしたキッカケで、その最愛の母国を裏切る可能性があるということです。
つまり、言っていることが疑わしいとなるわけです。
Posted by ネル at 2024年11月23日 03:30
ガンバさん、いらっしゃいませ。
わたしのブログにコメントありがとうございます。

>常識的に考えれば

選択的夫婦別姓に反対している時点で、
「妻が復姓するのは嫌、自分の苗字を
名乗らせて夫婦同姓がいい」と思っているとしか
考えられなくなるのですよね。

選択的夫婦別姓を求める側は、この点をもっと
追求してもよさそうに思います。


>反対派は非合理的な考え

反対派(非共存派)はかかる「本性」を
隠して「理屈」を作るので、非合理的で
不可解なものになるのでしょう。
Posted by たんぽぽ at 2024年11月23日 18:00
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