Chrome拡張機能で無効化されたユーザースクリプトuser.jsをインストールする方法
- 2014-06-16 月 21:22
- Web
Windows版のGoogle Chromeでウェブストア以外からインストールしたユーザースクリプトが無効になるようになりました。これを拡張機能『Tampermonkey』を利用して再度有効にする方法です。
Tampermonkeyのインストール
公式ウェブストアから『Tampermonkey』をインストールします。インストールボタン『CHORMEに追加』をクリック。
インストールが完了すれば、『http://hoge.jp/script.user.js』のようなユーザースクリプトのURL(末尾user.js)をクリックした時に『Tampermonkey』が起動して、これまで通りユーザースクリプトをインストールできるようになります。
無効になったスクリプトは配布先から再インストールしましょう。
例えば、website-title.user.jsをクリックしてインストールボタンを押すとページ右下にタイトルを表示するユーザースクリプトがインストールされます。
ユーザースクリプトの管理
Tampermonkeyのアイコン(黒い四角に白丸2個)をクリックして『ダッシュボード』を選択します。
※アイコンが表示されない場合は右上のメニューアイコン『三』をクリック→ツール→拡張機能→一覧にある『Tampermonkey』の『オプション』をクリックしてください。
『インストール済みUserScript』のタブには、インストールされたユーザースクリプトが表示されます。
左の丸は無効・有効の状態を表します。赤丸は無効で緑丸が有効の状態です。丸をクリックすることで切り替えられます。
ユーザースクリプトのタイトル部分をクリックするとそのスクリプトの編集ページが表示されます。メニューにあるフロッピーディスクのアイコンをクリックすることで編集内容が保存されます。
※インストール済みUserScriptには、Chromeのバージョンアップで無効になったユーザースクリプトがあれば掲載されていると思います。ただし、強制無効化されたものについてはクリックしても有効にすることはできないようです。
無効になったユーザースクリプトを再インストール
配布先から入手し直すのが困難な時は次の手順で再インストールします。
最初にChromeがインストールされているフォルダを開きます。フォルダの場所はPCによって異なりますが、次のような場所に保存されていると思います。
windows7など:
C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Google\Chrome\User Data\
XPの場合:
C:\Documents and Settings\ユーザー名\Local Settings\Application Data\Google\Chrome\User Data\
適当なフォルダを開いて、そのアドレスバーにユーザー名の部分を自分のPCのものに変更したアドレスをコピペしてエンターキーを押すと保存先に移動できます。以下の画像はデスクトップフォルダのアドレスにChromeが保存されているアドレスを貼り付けた時の例です。
どうしても保存場所がわからない時はChromeを起動させるアイコンなどを右クリックしてプロパティを表示、作業フォルダーの先頭から『~\Chrome\』までをコピーして、適当なフォルダのアドレスバーに貼り付けて移動してください。そして『User Data』フォルダを開きます。
次にUser Dataフォルダの中にある『Default』フォルダ→『Extensions』フォルダを開きます。
フォルダの中にはID(英字の羅列)を名前に持つフォルダがあるはずです。このフォルダの中にインストールしたユーザースクリプトファイルが入っています。このIDからスクリプトを特定するには拡張機能ページで各スクリプトのIDを確認する必要があります。
まずChromeを起動させ、ブラウザ右上のメニューアイコン『三』をクリック→ツール→拡張機能で拡張機能ページを開きます。またはこのURL(chrome://extensions/)をアドレスバーにコピペしてエンタキーでも表示できます。
開いた拡張ページの右上にある『デベロッパーモード』にチェックを入れるとインストールしたユーザースクリプトに『ID:英字の羅列』が表示されるようになります。
この無効になったスクリプトのIDと『Extensions』フォルダの中にあるフォルダ名を照合して無効化されたユーザースクリプトを探し出します。例えば、無効化されたスクリプトがID:abcdefghijklmnなら「abcdefghijklmn」のフォルダを探してください。
見つかったフォルダの中にある『1.0.0』のような数字のフォルダをさらに開くと、『script.js』というファイルがあるのでこれを開きます。開く時に警告が表示される場合がありますが、ただのテキストなので無視して開きます。
テキストエディタでscript.jsファイルを開いたら中身のテキストをすべてコピーします。
※開けない場合はファイル自体をコピーして適当なフォルダなどに貼り付けて複製して開いてください。
次にChromeの拡張機能『Tampermonkey』のダッシュボード(オプションページ)を開いて、右上メニューの左端にある新規スクリプトのアイコンをクリックしてエディターを開きます。
編集エリアのテキストを先ほどコピーしたテキストとすべて入れ替えて保存ボタンを押せばインストールが完了します。
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