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Betelgeuse's Diary

キャラクター名へのさん付け様付けについて

「ちゃん」とその派生「たん」、「くん」とその派生「きゅん」は、呼び手にとって小さいもの・かわいいものに付けられることが多いので、使われるシーンは人により異なる。

「さん」「様」は作品内での扱いか視聴者の扱いが、一定以上の礼を示している。

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(a) 既に名前の一部
キャラクターと同一化しているもの。
作品内で常にそう呼ばれているため、敬意とは別の扱いになる。名前と切り離せない。

両さん(こちら葛飾区亀有公園前派出所)、あぶさん(あぶさん)、など。
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(b) 作品中で自称したか、作品内で他人がそう呼んだ

作中での微妙な敬意の持たれかたを読者が再現するつもりや、作品中での特定の立場や場面を思い出させるつもりで使われる。
実際には様づけさんづけをしないと、一般名詞と区別がつかないために仕方なく使われているものも多い。

クラウザーさん(デトロイト・メタル・シティ)、ハート様(北斗の拳)、DIO様(ジョジョの奇妙な冒険)、など。

「様」付けは作品を知らない人からはキャラクターへの敬意と勘違いされるが、実際は作品内の賛美者の立場でネタ、尊大すぎる自称をからかうネタ、などに使われる。

他人に「さん」付けを行うキャラクターは作品中で形式ばった人物や嫌味をいう人物など特定の人をさすことが多く、「さん」をつけることで特定人物を演じるネタとなる。

「クラウザーさん」は特殊例。熱狂しつつ距離もとっている信者たちを示したすばらしい語句。
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(c) 視聴者、読者がつけた
 
銀様(ローゼンメイデン)など。
この例では(正式名称+様)ではなく、(略称+様)なことに注意。
いったん手元に置いたうえで持ちあげ直していることで、キャラクターの尊大な性格も愛玩対象と見なしているという宣言になっている。
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なお、無差別にキャラクターへ「さん」をつけると、ドラゴンボールのフリーザ「様」を演じるネタとなる。

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