PE2HO

Betelgeuse's Diary

毎日新聞社WaiWai問題が示す、permalinkの価値

http://www8.atwiki.jp/mainichi-matome/pages/646.html
http://gigazine.net/index.php?/news/20080721_mdn_mainichi_jp/

新聞社が、ゴシップ誌の下ネタ記事を紹介する。
新聞社が、ゴシップ誌の下ネタ記事を、おもしろおかしく歪めて紹介する。
新聞社が、流したその情報が引き起こした危険な事態を、長期間無視する。
新聞社が、自らが流した情報を、焚書(情報削除)する。
新聞社が、自らが流した情報のコピーを、削除するように呼びかける。
新聞社が、社内の暴走行為だったとし、止められなかった反省文と社内の減給・休職処分で解決しようとする。
新聞社が、批判者は法的に訴えると宣言する。
新聞社が、上記の行為により恨みを買い、資金提供者へのアタックを受ける。

現在のところまでのいきさつはここまで。

新聞社に対する、なんとなく抱く信頼感。それを分解してみると、その挙動を多くの人がチェックしているはずという安心感、誤報時に訂正記事も広く流布できるはずという思い込み、過去の記事を並べてその経緯をチェックできるはずという資料価値の高さ、などになります。

チェックにより誤りが出てきたばあい、打ち消すためには、
・元記事全文
・訂正すべき範囲
・訂正した内容
・訂正の理由 を書く必要がでてきます。

紙メディアの新聞記事とは異なり、コンピューター上のファイルであるWaiWaiのコラムは、訂正箇所、訂正内容、訂正理由の表記は容易なはずでした。しかし、毎日新聞社はそうしませんでした。代わりに削除を行いました。愚行です。

愚行だと言い切る理由は、バージョン管理が出来なくなるためです。管理者がファイルのバージョン管理を放棄したばあい、内容が同じであってもそれは足場を失ったコピーにすぎなくなるからです。

現在でも、先行者(中華キャノン)吉野家コピペの原典にアクセスできます。オーナー自身がファイルを公開しつづけるということは、歴史の記録のひとつとしてコピペにはない価値を持ちます。

毎日新聞社は、WaiWai上のHentai記事を削除することにより、批判の足場を他人に預けてしまいました。これは自分で「検証」するつもりはないことの宣言となります。
また、コピーの所有者に削除を勧告し、みずからが起こした騒動の記録を抹消したいという意思を発表してしまいました。

毎日新聞社が早く愚行に気づき、元記事の復活と訂正記事の追加を行うよう願います。



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