今回は、日本の高齢男性の意識の変化にスポットを当てた、
米紙「ワシントン・ポスト」の記事からです。
記事では、料理を覚えるために教室に通う年配男性が、
近年日本で増えつつある事が指摘されており、
その上で、男性専用の料理教室まで存在する事を紹介。
さらに、日本の行政も男性の家事スキル習得の後押しに積極的で、
公民館などで、料理や掃除、アイロンがけ、洗濯等を、
無料で学べる教室まで提供している事を取り上げています。
そして、実際に教室に通う男性たちにも取材を行っており、
・定年後妻に家事の分業を提案され、
自主的に料理教室に通うようになった吉田さん
・旅立った妻がかつてそうしてくれたように、
成人した子供たちに料理をもてなし、
実家でくつろいでもらうために教室に通い始めた金子さん
・長年連れ添い、ずっと家事を行ってくれた妻を驚かせ、
手助けをするために教室に通うようになった矢野さん
以上3名の話を取り上げています。
共通して根底にあるのは、仕事に励み家事を任せていた分、
定年後に奥さんにお返しをしたいという意識でしょうか。
「ワシントン・ポスト」紙の読者層は、
都市圏在住&リベラル層が主ですが、
それでも自身の環境でも周囲の環境でも、
「家事は女性の仕事」という意識は根強くあるようで、
日本の環境に特に女性から羨望の声が寄せられていました。
その一部をご紹介しますので、ごらんください。
「日本人はかなり進んでるね」 日本の夫婦のあり方が海外ネットで話題に
翻訳元■ いわゆる「女性の仕事」から目を背けるんじゃなく、
自ら学ぼうとする姿勢が本当に素晴らしい。
アメリカの男性たちは見習いましょう。
+123 ■ その通り、よくぞ言ってくれた👏
+2 ■ 記事を読んで全く同じ事を感じた。
ちなみに自分の母親は僕に対して、
「女性の仕事」なんてものはないって諭してたよ。
+1■ 母に先立たれた俺の父は、家の事はほとんど何も出来なかった。
小切手を書く事さえ手伝う必要があったくらい。
+16■ 私は壊滅的なくらいに家事をしない夫と、
15年間も一緒に暮らしてきたんだけど、
驚いた事に、離婚を申し出た年に、
感謝祭の料理を全部一人で作ってくれた!
もしそれ以前から夫が日常の責任から目を背けていなければ、
私は燃え尽きずに済んだかもしれない。
+57■ 夫へ。靴下や下着は床に放り投げず、
出来れば洋服カゴの脇に置いてください。 😝
+3■ 私の夫は電子レンジの王様!
料理を手伝うとか、教室に通うとかそういう考えはない😔
私自身は料理を振る舞うのが好きだから、
一緒に準備出来たら楽しいと思うんだよねぇ。
+3■ 単純に、基本的なライフスキルは身につけておくべきだとは思う。
せめて子供たちには後々困らないように、
教えておきたいと思ってる。
■ カナダのほとんどの男性は、料理も子供の世話も出来ない。
男の子にも女の子にも同じ事を教えた方が、
どちらも幸せになれると俺は思う。
基本的な裁縫くらいは知っておいた方がいい。
+3「また日本人がハードルを上げた」 日本の職人の技術が完全に魔法だと話題に■ 私は料理くらい女性に残しておいて欲しいけどなぁ。
献身とスキルが必要になる作業なわけだし。
■ 私の国の男性たち、聞いてますか?😂
+2■ 定年後に何かを学ぼうっていう、
そういう姿勢だけで十分凄いと思うんだよ。
+8■ これは凄くいいアイデアだね。
日本人は学習に対してオープンなところが好きだ。
スポーツから芸術まで、彼らはより多くの事を学ぶために、
自主的に専門的な教室に足を運ぶんだ。
■ 男性が家事をする姿がいかに魅力的なのかを、
そろそろ世の男性たちは気づくべき時なのよ。
+43 ■ 今はまだ「手伝う」って感覚だからね。
+7■ アメリカに男性専用の料理教室の支店はないのかしら?
「日本発祥じゃないのか」 米国発の牛乳屋が日本で大企業に進化していると話題に■ 奥さんが出ていってしまったり、旅立ったり、
そうなってから気づく事も多いだろうけど、
それなら一緒にいる時に気付いてあげた方が、
きっとより良い人生になるはずだよね。
+179 ■ でもこっちの多くの男性たちは気づかないじゃない。
+2 ■ それはあまりにも一般化しすぎだと思う。
+2 ■ 妻の料理の腕は素晴らしかった。
一方で自分には他の面でのスキルがあった。
だからあえて料理を学ぶ気にはなれなかった。
だけど12年前に妻に先立たれて、
僕の人生は大混乱に陥ったんだ。
そして少しずつ料理を覚えていった。
確かにそれで人生が良くなったが、
時代背景みたいなものもやはり存在する。
姉妹も多かったし、どうしても男である自分が、
料理をするという状況にはなりにくかったんだ。
+3■ 米国の男性陣も日本人の姿勢を模範にするべきだと思う。
+2■ だけど日本の場合、キッチンは奥さんの領土だからなぁ。
+1 ■ 「だった」が正しい。時代は変わってきてるよ。
+3■ 昔はアメリカでも家庭科教育があったんだけどね。
「また日本に俺達は負けたのか」 日本の学校教育との差にアメリカ人が落胆■ こういう幸せな気分になれる記事を多く読みたいものだ。
■ 自分から行動に移すなんて凄く素敵ですね。
+11■ いいなぁ。で、アメリカにはこういう教室はどこにあるの?
+13■ 結婚して43年。ずっと夫のために料理を作ってきた。
だけど最近夫はYouTubeでレシピを覚えて、
私のために作ってくれるようになってきた。
美味しいし本当にありがたい。
+20■ アメリカにも同じような教室があればいいのに。
+15■ 料理教室に通う「極主夫道」っていうアニメを思い出した……。
かなり面白いシリーズだよ。
+3■ 世界最高と称されるシェフの何人かは日本人男性だからな。
+1「これが日本人なんだよ」 在仏日本人シェフが医師達の為に取った行動に感動の声■ 二人の兄弟へ。
全く家事をやらない親父を日本に送らないか? 😆
+2■ 素敵ね。何歳になっても学ぶ事は出来る。
そして思った。
アメリカの男性たちに同じ事が出来るだろうかと。
+2■ 自律的で有能なスキルを身につける事は常に良い事だと思う。
こういった原則は女性たちにも当てはまるね。
伝統的に家の修繕やメンテナンスは男性の仕事だったけど、
女性もタイヤ交換くらいは覚えておくべきだろうね。
+43■ 夫婦で一緒に料理をする事は二人の絆を深めて、
関係性自体も深める良い機会になるよ。
頼まれていない家事を分担する事は、
配偶者に愛と感謝の気持ちを伝える事にもなる。
俺としては、その事をより沢山の人に知ってもらいたいね。
+20
個人的には、どんな形であれお互いが納得していればいいし、
様々な夫婦のあり方を認める事が多様性だと思いますが、
誰かに喜んでもらう為に、手助けをする為に行動に移す事は、
夫婦関係に限らず、とても素敵な事だと思います。
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