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恐怖のドラレコ映像。両手を広げハイウェイを疾走する「首なし女」

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恐怖のドラレコ映像。両手を広げハイウェイを疾走する「首なし女」


[メキシコ発] 最近の心霊映像には、車のドライブレコーダーに得体の知れないものが映り込んでいたというケースが少なくない。

これもその一つで、昨夏、フェイスブックに投稿されるや話題になっていたようだ。投稿者のエダー・オリバスさん(プロのギタリスト)によると、彼は夜の10時過ぎにハイウェイを走行中、ほんの一瞬だったが、路肩を疾走する女性を見た気がしたそうだ。しかし、車の同乗者はみんな寝ていて、彼のほかに誰も見たものはいなかった。そのときはただの錯覚ですませてしまったが、後でドライブレコーダーの映像を確認してみると、彼の見た疾走する女性がそこに映っていた。やはり、錯覚などではなかったのだ。


動画の0:21~0:23あたりに注目。 - 2021年7月18日午後10時7~8分撮影 -


恐怖のドラレコ映像。両手を広げハイウェイを疾走する「首なし女」スローモー&ポジ・ネガ(GIFアニメ)


しかも驚いたことに、白いドレスを着た女性には首がなかった。両手を広げて全速力で走る姿はまるで何かに追われているようにも見えるが、彼女の後方に追っ手は見当たらない。オリバスさんは、「あなたは、あれは何だと思いますか?」と問いかけている。


メキシコの国道40号線(サルティヨ~トレオン)© Archivo | OEM


ちなみに、彼が走っていたのはメキシコ高原の都市サルティヨとトレオンを結ぶ国道40号線。このかん国道沿いには何もなく、ただ荒野が広がるだけだ。

コメント欄にはトラックの運転手だという人物から、「ここは車の死亡事故が多発する区間。何人かの同僚からあの区間では路肩に化けもんが出るとは聞いていたが、証拠が見つかってよかった」との書き込みがある。また、「朝の4時半ごろ、まさにこの国道を車で走っていたとき、父親が道路脇を歩いている女性を目撃した。後で立ち寄ったガソリンスタンドでそれを聞かされたが、父親は人里離れたところだったので不思議がっていた」という書き込みもある。変わったところでは、「ありゃ、ラ・ヨローナだよ」なんていう声も。ラ・ヨローナ(スペイン語で泣く女を意味する)はメキシコに伝わる伝説で、夫に捨てられた腹いせにわが子を溺死させ、自らも川に身を投げた女の亡霊のこと。白いドレス姿でこの世をさまよい、自分の泣き声を聞いた子どもたちをさらっていくとされる。


アニメ映画「La Leyenda de La Llorona(ラ・ヨローナの伝説)」(2011年)より


その一方で、「女性の首がないのはビデオの画質の悪さと夜間の撮影だったことが合わさったため。画質がよければ、女性の首は道路沿いの鉄線に隠れていたことがわかるよ」と指摘する意見もある。ほかにも、「光がないだけで頭がないように見えるとしたら? っていうか、もう夜だし、車のヘッドライトが女性の全身を照らしていたわけでもないでしょ」という指摘も。

仮に幽霊じゃない派の言うとおりだとしても、それはそれでこんな夜中に女性がひとりハイウェイを駆け抜けていくこと自体、異常なことだし、やばすぎる。

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