[アメリカ発] 日本ではあまり見かけないが、アメリカでは携帯電話をブラジャーの中に入れて持ち歩く女性が少なくない。理由はその利便性。こうすると、バイブに気付きやすいし、着信音を聞き逃すこともない。需要があるからか、最近では、携帯電話が収納できるポケット付きのブラジャーが市場に出回ったりもしている。だが、そのアメリカで、ブラの携帯電話が原因と疑われる乳癌が若い女性の間で増えているという。
ティファニー・フランツさん(23)もその一人だ。「この若さで癌、それも乳癌になるなんて思ってもいませんでした」。そう語るティファニーさんが乳癌と診断されたのは21歳の時。しかし、彼女には乳癌の遺伝因子も他のリスク要因もなかった。唯一思い当たるのは、それまでの6年間、毎日、ケータイをブラに押し込み持ち歩いていたこと。実際、彼女の胸の腫瘍はケータイと接していた肌の真下にできていた。結局、彼女は左の乳房を切除するはめに。
ティファニーさんは手術後、6週間にわたる放射線治療も受けたが、その後、癌が転移していたことが判明。彼女の癌との戦いはこれからも続く。もう一人の例は、39歳で乳癌を告知されたドナ・ジェインズさん。「ケータイは安全だと思っていました。そう思い込んでいたんです」と言うドナさんは、10年間、携帯電話をブラに挟んで持ち歩いていたという。彼女の場合もリスク要因は何もなかった。ケータイが触れていた右の乳房には複数の腫瘍が見つかり、それらはちょうど電話機の輪郭に沿うように発生していた。彼女も乳房の全摘手術を受けた。
ドナさんはもともと健康で元気溌剌な女性だったといい、乳癌の家族歴もなく、遺伝子検査(BRCA1/2)の結果も陰性だった。さらに、携帯電話に起因すると思われる乳癌は女性だけに限らない。乳腺専門医らの話によると、ケータイをシャツの胸ポケットに入れて持ち歩く男性の間でも見られるようになったそうだ。
医師らは、携帯電話のバッテリーから放出される熱、あるいは電磁波が乳癌発症にかかわっている可能性があると見ている。そして、若い発育途中の乳房は環境因子の変化により敏感なのだという。これに対し、携帯デバイスの業界側は、携帯電話が乳癌を引き起こすという科学的根拠はないとして否定している。
このような状況のなか、医師らは、携帯電話を使用する際は取扱説明書をよく読み、それに準拠するよう人々に呼びかけている。例えば、iPhoneのユーザガイドには、電話機を少なくとも15mm以上、身体のどの部分からも離して使用するよう書かれている。
「もし、携帯電話が乳癌を引き起こすリスクがあっても、それに気付かないでいたら、今から5年後、10年後には、大勢の若者が乳癌を患うことになるだろう」と専門医らは警告している。
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- 2013-09-11 23:08
- 健康
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頭を切る羽目になるが切って治ればよいが…
ガラケの方が電磁波が低い
しかし油断禁物
ポケットに入れているアンちゃん止めた方が良いよ