[アメリカ・イギリス・イタリア発] 今年も、年末ジャンボ宝くじを買いに行列に並ぶシーズンがやって来た。皆、もしかしら億万長者になれるかもと、淡い期待や夢を抱いて宝くじを買うわけだ。うだつが上がらない人生、ここで一発逆転したいと願って買う人もいるだろう。
しかし、宝くじを当てるのは幸運な一握りの人々だけで、ほとんどの人の夢は無惨に打ち砕かれる。でも、くじが外れてもそんなにガッカリすることもないかも。だって、夢が実現したと思ったら、それが悪夢に化けるなんてこともあるみたいだから。今日は、そんなエピソードを集めてみた。
- ジャック・ウィテカーさんは2002年、米パワーボールで大当たりし、史上最高額3億1,490万ドル(約290億円)を獲得した。しかし、その後の彼の人生は逮捕、訴訟、破局、家族の死と不幸の連続だった(参照)。元妻のジュウェルさんは当りくじを「破り捨てればよかった」と述懐している。
- ウィリアム・ポストさんは1988年、米ペンシルバニア州営の宝くじで1,620万ドル(約15億円)を当てた。しかし、後に彼はあれは「悪夢」だった、当選なんかしなければよかったと述べている。元カノには賞金欲しさに裁判所に訴えられ、弟には殺し屋を雇って殺されそうになるわで、そう思うのも無理はない(参照)。賞金をビジネスに投資したものの、1年もしない内に失敗、100万ドル(約9,200万円)の借金が残った。今は、年金でなんとか食いつないでいるそうだ。
- 英ウェールズに住むルーク・ピタードさんは国営の宝くじで「たった」130万ポンド(約1億7,600万円)を当てた。賞金を使って、ぜいたくな休暇を楽しみ、豪奢な結婚式を挙げ、立派な家を建てた。やがて、目新しいことも無くなり、退屈した彼はマクドナルドの仕事に復帰している。
- あるシチリアの住民(氏名は未公表)は2008年、イタリアの宝くじで1億ユーロ(約118億円)を当てた。ところが、当選者が賞金を受け取る前から、消費者団体は、「とても危険な宝くじ熱を生み出した」として、政府に賞金を没収するように要求(参照)。当選者は、マフィアから電話が掛かってくることを恐れ、身を隠しているという。
- ジャナイト・リーさんは1993年、1,800万ドル(約16億6,000万円)を当てた。彼女は気前良く、政治、教育、コミュニティのために寄付をした。それは称賛に値する行動なのだが、わずか8年後には破産申請をするハメになった。
- ロンドンに住むマーク・ガーディナーさんは1995年に1,100万ポンド(約15億円)を当てた。13年後の今も、お金は手元にあるが、10万ポンド(約1,400万円)の新築の家をプレゼントした友人達も含め、すべての友人を失ったという。家族からの連絡も途絶えているそうだ。
- マイケル・カロルさんは2002年、国営宝くじで970万ポンド(約13億円)を当てた。以来、彼は30回以上裁判所に出廷し、麻薬関連の罪で刑務所にも行った。賞金はほぼ消え失せ、現在、「わずか」50万ポンド(約6,800万円)しか残っていないという。
- ウィリー・ハートさんは1989年、310万ドル(約2億9,000万円)を当てた。しかし、2年後には彼は金を使い果たし、殺人罪で起訴されるという事態に。ハートさんは賞金を離婚とクラック・コカイン(麻薬)に使ったそうだ。
- チャールズ・リドルさんは1975年、100万ドル(約9,200万円)を当てた。しかし、その後すぐに離婚し、何度か訴訟も起されている。そして、最後にはコカインを売った廉で起訴されてしまった。
- ケン・プロクスマイアさんは米ミシガン州営の宝くじで100万ドル(約9,200万円)を当てた。彼はカリフォルニアに引っ越し、そこで兄弟と共に車関連のビジネスに投資した。しかし、5年後、彼は破産し、元の機械製作工に戻ったという。
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- 2008-12-05 18:24
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これは衝撃です。
日本人の場合はどうなんでしょうね。