てぃーだブログ › なおす人(なおすんちゅ)日記 › 大理石の補修
2017年8月、ブログを引っ越しました。 そのため全てのページのURLが変更されてます。 他、自作プログラムのミス? により削除されたページが有ります。 

2017年10月06日

大理石の染み抜き! (マスキングテープ)



わりと知らない人が多いのですが、マスキングテープの粘着剤って、よくトラブルを起こします。

学生の頃、ノートや教科書に貼ったセロハンテープが縮んで跡が残った経験、誰にも有ると思いますが、建築現場でも同じことが起こります。

特に多いのが、コンクリート打ちっぱなしの壁。
工程表などを張り付けて、工事が終わって剥がしたらシミになってたとか‥。
現場を知らない監督が、よくヘマします。

大理石もそうですが、一週間もテープを貼っていると、もう手遅れ。
特に青いテープがひどいかなー。



今回の依頼は、玄関の框の大理石に付いたシミ。
工事中に傷を付けないようカバーを止めていたテープから糊が染み出たようです。



薬品をシミに塗って加熱していきます。



こういったシミは、糊が石材内部に浸み込んでいるので、シンナーで拭いても変色は取れません。
専用の薬品や洗剤、そして知識が必要です。(僕はもともと、石材専門の補修屋)


何通りか手法が有るので、現場で複数を試してみます。
うち、一つの方法が効果的だったので、回数と熱をかけてシミを抜いて行きました。



左:染み抜き前。 赤線は同じ模様と傷を示しています。 /右:染み抜き後。



また、シミとは別に、濡れたような変色部分も指摘されていたので、そちらも対処。
※石材やコンクリートは濡れると黒っぽく色が変わります。 専門用語で「濡れ模様」と呼ぶ、暗く変色した状態。

こちらは簡単ですが、強い薬剤を使うので、石を痛めないようサックりと‥。





だいたい数時間で、2種類のシミは、ほぼ分からなくできました。

対処が早ければ早いほど、染み抜き作業の効果は高いので、気が付いたらすぐに石材専門の補修屋さんに連絡してくださいね。

僕が前にいた「キハラシステム」がお勧めです。

 


Posted by IGU at 18:26 Comments(0)大理石の補修
 





2015年02月17日

大理石製、欠けた壺の修理。

欠けた大理石の壺知り合いから頼まれた、壺の補修。
自宅に持ち帰って、時間が有るときに、なおして行きました。

材質は天然石のビアンコを削りだしたもの。
無垢材の本物の石の壺です。

価格は分かりませんが、「パッと見て判らないよう、なおしてくれれば良いよ」。
との事なので、気軽に受けました。

このビアンコという石は、微妙に半透明なので、色づくりは難儀します。
僕は『色の深度』と呼んでますが、どのくらい光を通すか、チェックしながら樹脂を調色・調合。

ちなみに、僕は特殊な添加物で、仕上がりの樹脂のツヤを調整しています。
つや消しで調合したら、後から磨いても、ツヤは上がりません。
このへんは、オリジナルのノウ・ハウ。


石材用補修剤を充填濃い部分、薄い部分、模様を再現しながら樹脂を充填して、削りだし。

ペーパーでキズを付けてしまった石材部分も、研磨してツヤを合わせて行きます。


補修した大理石の壺
▲完成した、大理石の石の壺の補修。


さて、僕は基本的に、日当(人工)で仕事を受けてます。
今回の壺で、料金は1人工程度(友達価格)。

全般的に、内地の職人に較べ、相当な低価格ですが、‥今は修行だと思って、多くの人の役に立てれば良いかなと思ってます。


ただ、ブログを見て、一方的に細かい注文や、とにかく安く! という問い合わせを頂いたり、時に「仕事をさせてやる」的な態度の人も見受けられます。  他、神経質な方等、トラブルが予見される場合は、お断りすることも有ります。

狭い沖縄ですが‥。 個人で自営業をしていると、お仕事をご辞退させて頂く勇気・見極めも、時に必要だと思うんですよ。


  


Posted by IGU at 20:16 Comments(6)大理石の補修
 





2015年02月02日

アンティーク 割れた大理石サイドテーブルの補修

アンティーク調サイドテーブル家具屋さんからの依頼。

展示品の、アンティーク調サイドテーブルの天板大理石が割れてしまったのだけど、それでも欲しいと言われるお客様がいるので、修理して! との事。


家具って、めぐり逢いのような物で、探しているときはなかなか見つかりません。
だから偶然、気に入った家具に出会える人は、とても幸せです。

家具屋さんから見たら、割れたテーブルは売り物にならないけど、お客さんの想いは違うんですね。

ちなみに、沖縄の国道58号沿いには、多くのアンティーク家具屋さんがあって、米軍の家族たちが使っていた古い家具や道具なども売られています。
休みの日になると、お店を巡るカップルをよく見かけたりします。


大理石の補強板ビアンコ大理石の天板を接着
左:天板の補強板を塗装。  / 右:位置を合わせて、大理石を接着。

作業はまず、補強のための板を切り出し、家具と同色に塗装。
脚部に板を固定した後、天板大理石を樹脂で貼り付けます。

この石材用樹脂は、今回の大理石(ビアンコ)と同じ色 / 光の深度を再現して調合し、硬化剤と混ぜて石材を接着。

表面が平滑になるよう、治具で締め上げ、硬化するまで固定。


後は表面の段差を整え、鏡面に磨きだして完成です。

← 写真:急ぎの仕事だったので、わずかに接着跡が見えます。 表面は鏡面に磨きだし、ドライヤーの影が写っています。




完成が夜になってしまって、写真がイマイチですが、お客様には喜んで頂けたようです。

大切な高級家具や大理石の置物が壊れてしまった。
 ‥そんな時には相談してみて下さいね。

東京、名古屋、福岡に、僕と同等以上の石材補修屋の仲間たちがいます。


  


 





2014年09月01日

大理石の床の洗浄・コーティング (応援!)




深夜、とあるお店にて、床の大理石(琉球石灰岩)の洗浄作業をして来ました。

今回は、補修ではなく、洗浄
昔、石材関連の仕事をやっていた頃の知り合いの、応援です。

当時の仲間の何人かは独立して一人親方になり、人手が必用な仕事の際は、最優先で応援しあう関係。


久しぶりにプロの洗浄のワザを見せつけられたので、今回はちょっと、そのレポートです。
(以前の同業ですが、僕は主に石の補修ばかりやってたので、このへんの作業は苦手ww)


一応、僕も洗浄用の電動ポリッシャーは使えるので、特殊な洗剤を使って、どんどん床材を洗っていきます。

電動ポリッシャーが使えない箇所は、全て手作業。

深夜の時間帯、3日間の作業でした。

みんな、昼間も仕事しているので、ちょっとキツイです。






いや、それにしても、みごとにピカピカです。
これなら、お金を頂ける価値が有るな‥。


掃除屋さんは、どの街にもたくさんいるけど、石材専門の洗浄業者は、実は希少です。

特殊なノウハウが必用で、後々のトラブルを考えると、大手は参入しにくいのかも‥。
(石のトラブルのほとんどは、水関係。 対策/対応には経験・洞察力と専門知識が必用です)


最終日は、コーティング作業。

水は通さないけど、水蒸気は逃がす、特殊な溶剤を使用。
何種類かを塗りこんで、フィニッシュです。

← 写真:コーティング後。 表面に硬質な皮膜を乗せてます。


というわけで、石材の洗浄・コーティングの要望が有りましたら、本物のプロを紹介するので、連絡下さいね。
沖縄の他、九州、大阪、名古屋、東京に、昔の仲間がいます。

ちなみに僕も、石材補修・研磨は得意なので、必用な方はお問い合わせを!



店内のトイレの床も、洗浄しています。 


Posted by IGU at 21:30 Comments(0)大理石の補修
 





2014年08月22日

大理石の再研磨(鏡面仕上げ) ホテル床材、テスト施工

とあるホテルからの依頼で、テスト施工して来ました。

経年変化でツヤが無くなった大理石の床材の、輝きを取り戻す鏡面加工です。


マーフィル系の大理石の床、研磨前の状態。




鏡面研磨後。


‥様々なマテリアル。
金属もそうですが、木や石など、天然素材を磨いて光らす工程には、それぞれにコツが有ります。 
(柔らかい人造大理石は、比較的簡単です‥)


ロッソの研磨前鏡面仕上げのロッソ
左:補修前。ロッソ系の赤色石材の表面に、深いキズが有ります。  /  右:補修・研磨後の状態。(写真は45°回転してます)


僕はもともと、石材専門の補修屋だったので、こういった作業は、数多くこなしています。

今回は約1㎡を30分ほどで鏡面に仕上げてみました。

かえって事前の、キズを埋める補修の方に、1時間ほどかかっています。 
(補修材が硬化するまで、沖縄尚学の甲子園を応援してたのは、内緒‥)


石材は、ノウハウの無い職人だと、何時間かけて磨いてもツヤは上げられません。
逆に、コツを知っていれば、短時間でビカっと仕上げられます。


キサマが積み上げたモノが 拳に宿る!!
‥って、それは、あの熱血漫画のお話だっけ?。

⇒ 引用 : 森川ジョージ著「はじめの一歩」 第42巻P157 
( 後日うっかり、何日かかけて読み返しちゃいましたw )


(石を磨くための)さまざまな資材も市販されてますが、組み合わせというか、タイミングというか‥。

職人の場合も、やはり経験にまさるコツは無いだろうなと思うんですよ。


  


Posted by IGU at 19:16 Comments(2)大理石の補修
 





2014年07月07日

手作り工具 「石材をホルンダー ゼロ号!」  (ボツ)

自作の石材カッター


僕は工作が大好きで、補修屋のお仕事でも、いろいろ工具を自作しています。

上の写真は、石材の溝を一定の深さに削るために作った、グラインダーの治具の試作品。

 ⇒ 別ブログ:作る人日記



‥とある公共施設の石の壁。
横の繋ぎ目が、少し凹んでいるデザインです。

その壁面の完成後に、「1個1個の、溝の深さが違うのが気になる!」 ‥と、一人の監督さんが指摘して、急遽、僕が呼ばれた次第。


石屋さんも治具を使って溝加工しているのですが、大陸から取り寄せた石材の厚みがマチマチなので、溝の深さが揃わなかった。‥というのがバラつきの原因のようです。

なので、表面側から同じ深さに溝を再加工できるように、グラインダーを加工して治具を作ってみました。

題して「石材をホルンダー ゼロ号」。 ( 試作品。 成功したら、より高強度の1号を制作予定)


グラインダーのストッパーグラインダーの調整装置
左:溝以外を削らないためのストッパー。  / 右:角度調整機構。 これで刃の深さを変えられます。


予備試験でOKとなったら、現場に持ち込み、実際の壁面でテスト施工。
一応、思った通りに溝の深さは揃えられました。



実際のテスト施工の様子。 現場照明の水銀灯のせいで、緑にかぶっています。 



が、しかし。 この工具はボツになりました‥ orz。

補修は無し。 現状でOKを出すとの事。

どうやら「段差はそんなに、気にならない」という、周囲の別の監督たちの意見が強かったようです。
工期の問題も、現実的な話。  (もしや? 石材をホルンダー ゼロの、チープさも原因かw )


まっ、いっか。  ていうか、正直、ちょっとホッとしました。

というのも実は、刃が細いので、一箇所に何往復も必要で時間がかかる問題。 そして万が一、振動で手が滑った時に石材を傷つけてしまう危険への、対策が出来なかったんですよ。

ちょっとした範囲だったら大丈夫だけど、今回はあまりに大面積。
工具を量産して、応援の職人に持たせる事を考えてましたが、失敗のリスクが高すぎます。

石の補修は得意だけど、修理の厄介な石種も有るわけで。
(今回は山西黒の代用の、ツヤが揃わない石‥)


頼まれたら無理難題も、できるだけ受けてるけど、なおしたい気持ち だけじゃ、仕事はやっていけない。  お客さんに迷惑を掛けないよう、結果やリスクを考えた危機管理も大切。

もしかして自分、仕事と趣味の境界が曖昧になっているのでは‥?


そんな事を考えつつ、ボツになった工具を眺め‥。 

これもまた、ひとつの教訓と心に刻んだ一件でした。



 PS:どうでもいいけど、ネーミングのセンス古っw‥。

  


 





2014年06月23日

琉球石灰岩の石畳の、穴埋め補修!

今回は、とあるガーデンチャペルでの作業。

沖縄でも、かなり歴史のある施設です。

長い年月の間に風化してしまったようで、見ると石畳の広場のあちこちに穴が有りました‥。

← 写真:作業中の様子。

これ、補修屋のお仕事? 
‥という感もありますがw、建築に関する、あらゆるスキルを身に刻むために、今を頑張ります。
(僕の目標 ⇒ 別ブログ:沖縄の原野に家を建てる...。


さて、現場をよく観察すると、過去に3回以上、全面的な修復がされています。

あるときはセメントで、ある時は樹脂系で‥。
それぞれ素材や色、風化の具合が違います。

よぉーし、一番上手に、なおしちゃおう! 
過去の職人たちへの、挑戦です!!


左:小さい穴はルーターで切削。 / 右:柔らかい部分を除いた状態。

琉球石灰岩もそうですが、天然石には、石によって特に柔らかくて脆い場所が有ります。
そういう箇所が、ハイヒールの先などで掘られると、そこから穴が空いてしまいます。

そのまま補修材で埋めても見た目は変わりませんが、周りを削って、脆い箇所を除いておきました。
(僕はもと石材専門の補修屋です)



左:掘って、洗浄の終わった状態。  /  右:調色したセメント。


通常、石の補修では、専用の硬質な補修材を使うのですが、今回は数が多いのと、素材的に高すぎる強度も問題なので、セメントを使用しました。
専用の着色剤を混ぜて、色を合わせています。

セメントも混合中と固まった後では色が全然違うので、調色にはちょっとしたコツが要ります。

色合いが良し! 
と、なったら、一気に穴を埋めて行きます。

少し時間を置いて、表面を平らにすれば完成。



補修中。 白い箇所は、以前のセメント補修の跡。



作業から一週間後。

今回、補修した箇所は、かなり目立たなくなりました。


‥やがて何十年かが過ぎ、僕の仕事も忘れ去られた頃‥
再び全面的な修復を必要とする時期が、来ると思います。

次に、ここに入る、未来の職人さんは、僕を超えて行けるかな?

  


Posted by IGU at 21:45 Comments(0)大理石の補修
 





2013年03月23日

天然大理石の床材(大型タイル)の、ヒビ補修

大規模な建築物の場合、新築後しばらくして、床や壁に亀裂が入ることが有ります。
予期せぬ地盤の変動等が原因ですが、だいたい数年程度で、ヒビの進行は収まっていくようです。


▲補修前。 端から端まで、ヒビが走っています。

今回は、天然大理石の敷かれた、フロアの割れの補修。

人の集まる施設の場合、ほとんどの面が木材や壁紙、建材や塗装で覆われているため、たとえ建物筐体にヒビが有っても、目立つ事は少ないです。  (打ちっぱなしコンクリートを除く)

ただ、床の大理石のような硬い構造物は、建物の歪みをそのまま受けてしまうので、ヒビが目立ちやすい個所です。

‥以上の背景から、複数箇所の割れに関して、新築の引渡し前になおして欲しいと、専門の僕に依頼があった次第。


ところで石材の場合、パテで直して上から塗装。 なんて方法は通用しません。
特に人が歩行する個所だと、一般的な補修では、すぐに剥がれてしまいます。

そこで、石材独特の補修を施します。


        ▲補修後。 部分洗浄したため、少し色がくっきりしていますが、人が歩くと汚れて馴染んでいきます。

完全に色を合わせた石材専用の硬質樹脂を、脱脂した割れ目に充填し、そのまま仕上げていきます。 
この方法なら、今後、床の石が経年変化で摩耗しても、色の変化は有りません。


というわけで、無事に数カ所の補修を終了!

建物がオープンした後、誰もが知らずに、この補修した大理石の上を通りすぎて行くことでしょう。

こういう地味な補修も、僕は価値のある仕事だと思うんです。

  


Posted by IGU at 19:27 Comments(0)大理石の補修
 





2012年11月12日

曇った(ツヤの消えた)天然大理石の床タイルを、研磨で再生




今回も、このブログを見て頂いた方からの、お問い合わせ。
「お酢をこぼして、ツヤが無くなってしまった大理石を、元通りにできますか?」


高級な大理石が、たかが「お酢」なんかで致命的なダメージを受けるなんて、普通は想像できないですよね。
でも、酸に弱いのは、天然大理石の特徴なんです。

お酢はもちろん、ワインやドレッシング‥、汚い話ですが、ペットのゲロも、要注意。

酸性(酸っぱい)液体は、わずかな時間で天然の大理石を腐食して行きます。


現場に行ってみると、市販の機械で磨いてみたのでしょうか? 表面には深い回転傷が付いていました。
僕もDIYは大好きだし、自分で直す事をお勧めする機会も多いですが、天然大理石は、ちょっと一般の人の手には負えないかな‥。


▲左:上の写真を拡大すると、機械による回転キズが確認できます。 / 右:同じ場所の、補修跡の状態

ちなみに、今回は事前にメールで写真をたくさん送って頂いたので、現場を見ずに見積もりができました。
大理石の研磨は、僕の得意分野です。

作業は、ダイヤモンドの砥石で傷んだ表面を削り取り、その後でだんだんと磨き上げ、元のツヤを取り戻す地道な作業となります。

今回は、朝の9時半から初めて、タイル10枚で6時間くらいかかりました。

磨くという行為は、意外とコツが必要で、難易度の高い作業です。
ダイヤモンドの砥石や専用の工具も必要だし、ピカっと光らせるためには、オリジナルの薬品や特殊な研磨剤も使います。

このへんは、石屋さんから習った、独特のノウハウ‥。



▲補修前の全体像。




▲作業終了間際。 ツヤの無い個所を、ここからさらに磨きます。

今回も無事、依頼者の要求に応える事ができました。

天然大理石はたとえダメージを受けても、正しい手順で磨けば、元通りのツヤを取り戻すことができる、素晴らしい高級素材なんです。
 


Posted by IGU at 22:21 Comments(0)大理石の補修
 





2012年07月15日

大理石のポリエステル塗装

今回は、高級輸入家具の補修。

大理石製のベッドボードの表面が剥がれてしまったので、その修理です。

見ると、深みのある透明な塗装で、塗膜が1ミリくらいあります。
これは、いわゆるポリエステル塗装という手法。 ピアノや一部家具などに施される高級な仕上げです。

‥ただ、一部でポリエステル塗装は密着性に難があるとも言われており、今回の剥がれはそれが原因のようです。


ウレタン塗装にするか迷ったのですが、質感が変わる恐れがあるので、下地処理をしっかりした上で再度ポリエステル塗装で仕上げました。

写真:サンダーで細部の塗装を落とし、表面を荒らしています。


塗装工程は企業秘密。 (実は、撮り忘れました! 笑)
だいたい、1ミリ弱の均一で透明な塗膜を作ってあります。

素材の完全乾燥・硬化を待って、表面を徹底的に磨き上げ、完成です。


▲左:細かい部分は全て手作業です。 暑い! / 右:塗装を削った汁に、影が付いているの、判ります? 

塗膜が厚く透明なので、表面のとぎ汁の影が、まるで宙に浮いたように見えます。
なかなか良い感じに塗れました。


▲完成! 鏡のように、周りの景色が映り込む塗膜です。
 


Posted by IGU at 20:26 Comments(0)大理石の補修