『変身ベルト DX ダブルドライバー』は、箱に入った組み立て前の状態では、
ベルト本体(ここではダブルドライバー本体と呼びます)と左右の2本のベルトに
分かれています。
ベルト(右)はボタンがあるので取り外しは容易ですが、ベルト(左)は基本的に
固定したまま使用する為、不可能では無いものの取り外しは容易ではありません。
今回は、それを簡単に出来る様にならないか?を試してみました。
それと、おまけで今後のパワーアップの予想?も。
まずは、固定で使用するベルト(左)を何故取り外す必要があるか?なのですが、
皆さんは仮面ライダーWの第一話を見ていますでしょうか?
って、ここを見てくれている時点で聞くまでも無いですよね;^^)
第一話の冒頭シーンで、フィリップが持っていたアルミケースの中には、ダブルドライバーと
6本のガイアメモリがセットされていました。
つまり、その状態や、翔太郎が変身時にダブルドライバーを持つ時の状態(ベルトが生えてくる前)を
再現してみたいのです。
しかし、玩具版はベルト(左)については固定したままの使用が前提なので、取り外しについては
説明がされていません。
それでも無理をすれば取り外す事は出来るのですが、一度取り付けるとかなり力を入れて
取らなければなりません。何度も取り外しをすると、本体を壊してしまう可能性もありそうです。
そこで、取り外しを容易にする事は出来ないのか?を考えてみました。
まずは裏側から見た状態です。
この様に、左右のベルトは別パーツになっていて、右のベルトは最近の変身ベルトの様にボタンでの
取り外しが可能になっています。
左はどうかと言うと・・・
ジョイント部の上下にある丸い透明のパーツがフックになっていて、ダブルドライバー本体としっかりと
接続出来る様になっています。中の構造は後で説明しますが、強いスプリングの力で透明のパーツを
押し上げています。
ダブルドライバー本体の取り付け部です。
この穴にピッタリとはまるので、取り付ける方向には容易になるように角が取れていますが、
取り外す方向にはし難い形状になっています。
既にベルト(左)を取り付けた状態にしている人が多いと思いますので、取り外し方の参考画像です。
画像の緑の矢印の様に、テコの原理で内側へ曲げる(折る)感じで思い切ってやってみて下さい。
かなり大きく『バキッ』と音がすると思います。
まるで本体を壊しそうな音がするのですが、何故かと言うと、かなり硬めのスプリングが
使われているからです。
つまり、スプリングの力を弱くすれば、ジョイントの取り外しが容易になるはずなのです。
スプリングの力を弱くするには、ジョイント部を分解しなければなりません。
まずは、全て分解した状態です。
この様な構造になっているのですが、実は、簡単にこの様に分解出来る訳ではありません。
ですから、これからその方法と共に順に説明をしていきます。
又、説明の順番上、注意点の説明が前後する場合もありますので、もし同じ様な事をする場合は、
最後まで読んでからの実行をお薦めします。
それでは、ジョイント部の分解から説明をします。
左から右へと、順番にカバーを取っていきます(既に分解したもので再現しているので、
以降の画像はベルトを外した状態にしています)。
裏面の2本のネジを外して大きなカバーを取ってから、1本のネジを外して小さなカバーを
外すのですが、
実は、黄色の丸の部分に少量ですが接着剤の跡があります。
つまり、計3本のネジを外してもカバーが外れないので、スプリングをいじる事も出来ません。
ここまで説明を続けておいて何ですが、以下に説明する事は他の方にとって全く意味の無い場合も
あるかも知れません。
私の持っている物は、たまたま接着剤の量が少なくて分解出来たのかも知れないからです。
ですから、以下の説明通りにやっても分解出来ない可能性もありますので、分解出来そうも無い時は
あまり無理をしないで諦めて下さい。
まず、3本のネジを外し、スプリングのある方を少し開いて下さい。
この段階で限界まで開いても、スプリングや部品が取れる事はありません。
但し、次の様にしてカバーを取る事が出来ると、スプリング等の部品が勢いで飛んでしまい、
紛失する恐れがあります。
スプリングがセットされている場合の全てに対してですが、例えばビニール袋の中で
作業をするとか、紛失しても見付け易い広く整頓された場所で行うようにして下さい。
怪我や破損も気を付けなければなりませんが、部品の紛失にも十分気を使って下さい。
この隙間の根元辺りに、マイナスドライバー等を突っ込みます。
ちょうど、この根元付近が接着されているピンと近いので、片方ずつゆっくりと力を入れて外します。
私の場合は、本当に接着されているの?という感じでスポッと割と簡単に外れました。
ベッタリと接着されている場合もあると思いますので、その時は諦めるか破損を覚悟するしか
無いと思います。
又、少なからず力を入れる事に集中してしまい、カバーを勢い開けてしまう場合もあるので、
部品の紛失には本当に注意して下さい。
以上、カバーを外す事さえ出来てしまえば、半分くらい作業は終わったようなものです。
ちなみに、このジョイント部はABS製なので、ABS用接着剤で接着する必要があります。
しかし、どうやら接着しなくても、構造的にネジ止めだけで問題無く使用出来そうです。
実際、何度も着脱を繰り返していますが、分解したり隙間が開いてしまう事もありません。
ピンが折れてしまった場合は別ですが、特に接着する必要も無いと思います。
少なくとも、以下で色々と調整をしなければならない事があるので、直ぐに接着する必要は
ありません。
さて、次はスプリングです。
透明の凸部品の飛び出ようとする力を弱くすれば、ジョイント部の取り外しが容易になります。
その為には、スプリングをいじるのですが、方法もいくつかあります。
・元のスプリングを短く切断する
・柔らかいスプリングに変更する
・スプリング以外の物を使う
3つ目のスプリング以外とは、他の材質の物で代用すると言う事になるのですが、可能性の一つとして
挙げただけですので、現実的な物はありません。ですから、これはいきなり除外です(笑)
1つ目の元のスプリングを短くする、とはそのままの事で、ペンチ等で一巻分くらいを切断します。
こうする事によって、元の出っ張りを少なくするのですが、正直どれだけ効果があるかは分かりません。
それに、一度切断してしまうと元に戻す事は不可能なので、全く同じスプリングが手元に無いのであれば
お薦め出来ません。
そうすると、必然的に2番目の柔らかいスプリングに変更する事になります。
と言うか、これしかないのですが、困った事にスプリングは普通のお店で簡単に買える様な物では
ありません。一応、近所のホームセンターに行ってみたのですが、凄く種類が少なく、今回の物に
合うサイズの物はありませんでした。
それで、ネットを頼ってみると・・・
探してみるもんですね!
色々な種類のばね、スプリングの通販をしてくれる所が見付かりました。
サミニ(株)
SPRING-NEThttp://www.spring-net.com/
WEB上でカタログも見れるので、数値で判断出来る場合は便利です。冊子になったカタログは、
注文時に一緒に貰う事も出来ました。
ちなみに、アフィリエイトとは無関係なので、普通にクリックしても問題ありません。
気になる方は、検索してもらえば直ぐに見付かると思います。
ただ、普通の商品では無いせいか、基本が業者向けになっています。
もちろん個人で買う事も可能で1本からの通販もしてくれますが、どんなに小さくても
発送は宅配のみになるので、送料の方が高くなってしまう場合がある事を知っておいて下さい。
友人等とまとめて頼むのが良いかも知れません。
私が買った時点では、1本170円+送料700円+消費税+銀行振込手数料になります。
ホームセンターで探した時は、1本70~80円位の物がありました。
スプリングは末端部品の一つなので、さまざまな種類の大きさ、形の物が存在します。
そうすると、希望に合った物を探すには、こういう所を利用するしか無いかも知れませんね。
個人的には、昔のおもちゃ等に使えそうなのがあったので助かりました(^^)
もちろん、大きなホームセンター等へ行けば多くの種類を扱っている場合もありますので、
まずはそちらを探してみるのが良いかと思います。
それでは、私が実際に注文したスプリングです。
縮めた時の反発力を使うので圧縮スプリングになります。材質等の違いでいくつか種類がありますが、
使える外径から『ばね用ステンレス鋼線』になりました。
ラベルには記されていませんが、カタログから探す時の参考にして下さい。
素人なので数値のみで硬さの判断は出来ないので、数種類のスプリングを一緒に頼んだのですが、
私が丁度良いと感じたのは、この『12-0352』でした。選べる物の中では一番硬い物です。
それでも、玩具に使われていた物よりは柔らかく感じました。
実際に使われているスプリングと、注文したスプリングを比較しながら説明します。
左の黒い物が元から使われている物です。右の白い(シルバー)方が今回注文した物です。
以下は色で呼んで区別します。
ノギスがあれば正確に測る事が出来るのですが、黒い方の外径は3.5mmくらいです。
白い方は3mmです。外径に関しては1mm単位でしかなかったのでこうなりました。
透明の凸部品の内径が約4mmなので、万が一納まらないといけないので小さい方に。
こういう時に、ノギスを買っておけば良かったと思いますね。
自由長、言葉通りのフリーな状態の時の長さです。
黒い方が約12mmになります。その前後は10mm、15mmがありましたので、15mmの物で調整します。
玩具にセットされている黒い方は、部品をセットした時の内部の長さに合わせているので、
それと同じ12mmに合わせるのが一番良いのですが、白い方が黒い物よりも柔らかいので、
同じ長さにすると力が弱過ぎる可能性もあります。
ですから、15mmのまま一度セットして見る事をお薦めします。出来れば、予備に何本か一緒に
用意しておいた方が良いかも知れません。
実際、私が試した感じでは約13mmで良い感じになりました。
そして、スプリングを交換してセットした状態です。
元のスプリングよりも長めなのと外径が小さいので、ガイド部分があまり約に立たず、曲がった様に
なる場合もあります。その為、非常に不安定な状態なので、ちょっとした振動で部品が飛んでしまう事も
あります。紛失に注意しながら、なるべく早くカバーを付けて下さい。
スプリングの切断した面は安定しないので、透明の凸部品の方に入れた方が良いと思います。
次に、ベルトと繋げる方もカバーをしますが、ネジを締める時の角度に注意して下さい。
ちょっと角度が付いていますので、側面のLの字の様な部分に合わせると良いと思います。
それと締め過ぎにも注意して下さい。
以上で大体説明は終わりですが、最後にジョイント部の強さの目安を説明します。
一番最初に取り付け部の外し方で、テコの原理で内側へ曲げる感じと説明しました。
実は、正にその方法、方向以外では、かなりスプリングを弱くしても外れることはありません。
逆に言うと、内側へ曲がってしまうと簡単に外れてしまいます。
ですから、スプリングの強さの調整のメインは、内側へ曲がった時に外れるか外れないかの
状態を見つける事にあります。
手でベルトを持って取り付け部の取り外しの感じが良いと思っても、実際に巻いた時には
簡単に外れてしまう場合もあります。実はその事もあって、ベルト延長の方法を先に
紹介させて頂きました。
例えば、実際にベルトを巻いて、お腹に力を入れてみて下さい。その時にお腹が少し出ると
思います。すると、ベルトを取り外す時の状態、内側へ曲げる様な状態になってしまう事が
あります。最悪、その勢いでベルトが外れる事もあります。
一応、私は13mmとしましたが、個人差もあると思いますので、参考程度に考えて下さい。
ベルトの取り外しやすさと、完全に外れてしまわない長さを上手く見付けて下さい(^^)
『ベルト(左)ジョイント部改造 DXダブルドライバー編』はここで終わりますが、
更に少しだけ、ダブルドライバーにパワーアップパーツが付くのか?少し検証してみました。
これは、もしかしたらこの改造をしない方が良かった、と言う事にもなりかねません。
(私としては、それでも影響は無いだろうと思っていますが)
私のただの勝手な予想ですが、もしかしたら思い込みのバレっぽい話になるかも知れません。
とりあえずサムネイルの画像は小さくしていますので、そういった内容が気になる方は
ここで読み終わって下さい。
それでは、多分今回もあるであろう、ベルトのパワーアップについて考えてみたいと思います。
今までに分かっているガイアメモリは、フィリップ、翔太郎が3本ずつの計6本を持っていますので、
その組み合わせによって9フォームが再現されます。
期間の短かったディケイドを除くと、例年通りならば中間フォーム、最終フォームとパワーアップを
続けていきます。
今回は、ガイアメモリによってフォームが増えて行きますので、メモリだけを増やして行く事も
考えられます。その場合は中間フォームならば該当するかも知れません。
ですが、やはりパワーアップ用のアイテムと言うのも、立派な商品になります。
キバの時の様に、武器がパワーアップ用のアイテムになる場合もありますが、今回はベルトに
何かが付いた時の可能性を検証してみたいと思います。
ちょっとだらだらと書いていますが、小さいとは言え、画像が直ぐ下にあるので;^^)
ダブルドライバーを手に入れて、色々と確認をしてみましたが、直ぐには何か秘密がありそうな
部分は見付けられませんでした。下にある3枚の写真は、あくまで可能性としてあるかも?
と言う程度です。外れる可能性も大いにありますし、全く別のベルトに?なんて可能性も無くは
ありません。本当に戯言だと思って読んで下さい。
3枚全てを横に並べてみました。
1枚目。
これは結構不自然。つまり、意図的にこうなっている様にも思えます。
が、これを説明する前に先に次に行きます。
2枚目。
正直、この部分はこじ付けに近いです(笑)
『仮面ライダーW』と聞いた時に、パワーアップとして真っ先に思い浮かべたのは、WはVとVを
くっつけた物。ならば、片方をひっくり返してXに?と考えました。
実際のベルトを見ると、Wの形ですが、大雑把に見ると大きなVにも見えてしまうと言うのもあります。
でも多分、バランス的にも無さそうですが(笑)
そこで、1枚目に戻ります。下が無いなら上に?
どう見てもこの部分の溝は、不自然なモールドになっています。スロットを展開してから上に
セットする様な事が出来そうな気がしませんか?
W、VとVの上に○を付けて、Vが・・・幾つに?昭和?そして今回のおやっさんの正体?
色々と想像してしまいます(^^)
そして、最後の3枚目。
これは・・・結構怪しい気がかなりプンプンと。
これこそ不自然極まりない形をしていませんか?
実は、今回の改造をしている時に気付きました。最初は左右とも似せた形にしている様にも
考えました。でも、おかしいですよね?
念の為に過去のベルトも幾つか確認しましたが、こんな風になっているのは一つもありません。
あくまで予想ですが、本体とベルトの間に挟むパーツが出るのではないかと。
もしかしたら両サイドに付ける可能性もあります。その為、硬いとは言え、取り外しが可能に
なっているのかも知れません。
それとこの凸部は、接続した時にスイッチを押す為の物に思えます。スイッチなら、この形に
しなくてもと思うかも知れませんが、押す部分は小さい方が良いですから。
以上、パワーアップがあったとしたら?でした。
実際にこれを確認出来るのは、多分まだ半年くらい先の事だと思います。
もし予想が当たっていたら、こういう事があったと思い出して下さい。
もし大外れだったら、大いに笑ってやって下さい(笑)
とりあえず、これでまたまた楽しみが増えてきました(^^)
- 2009/09/17(木) 22:38:55|
- W(ダブル)
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