みなさんはいま、どのブラウザからこの記事を見ているでしょうか?
国内のシェアは未だにInternet Explorerが多いですが、世界的に見るとChromeが圧倒的です。そしてこの流れは、ここ数年で着実に日本国内へと広がっています。
ということで今回は、すでにChromeを使いまくっている方のさらなる業務効率改善のためと、「興味はあるけどどうしようっかな?」という方々のためのChromeへの誘惑…になるかもしれない『業務効率を爆速に変えるChromeアプリと拡張機能』をご紹介してみましょう。
目次
- 仕事便利系のChromeアプリと拡張機能
- ドキュメント、スプレッドシート、スライドで Officeファイルを編集 [Chromeアプリ]
- 複数行文字列を一括多言語翻訳!Translate My Sheet [スプレッドシート拡張機能]
- Gメールをラクラク拡張&高速化!Gorgias [拡張機能]
- タスク&スケジュール管理のChromeアプリと拡張機能
- カレンダー決定版!Checker Plus for Google Calendar [拡張機能]
- タスク管理ならもうこれでOK!Todoist [拡張機能]
- データ・競合分析に便利なChromeアプリと拡張機能
- 競合分析ツール金字塔 Similar Web for Sheets [スプレッドシート拡張機能]
- SEOチェクならこれで完璧。SEO Site Tools [拡張機能]
- 解析レポートは自動で作る時代 Supermetrics [ドキュメント拡張機能]
- 競合のSNS指標を一発分析!BUZZ RANKER [拡張機能]
- あるとちょっと便利なChromeアプリと拡張機能
- 上に戻れ!Scroll to Top Bar [拡張機能]
- これが一番使いやすい?Chrome版LINE [Chromeアプリ]
- まとめ
仕事便利系のChromeアプリと拡張機能
まずは、作業そのものの効率を上げてくれるChromeアプリと拡張機能から。
ドキュメント、スプレッドシート、スライドで Officeファイルを編集 [Chromeアプリ]
複数ユーザーによって同時にファイルの編集が可能で、その履歴を全て保存することができるGoogleドライブ。便利そうだなーと思いながらも、「まだ導入できないんだよねー」という方も多いのでは?
というわけで、まずはこれを気楽に導入してみることが可能な『ドキュメント、スプレッドシート、スライドで Officeファイルを編集』というそのまんま過ぎる名前のChrome拡張機能から。
Chromeに追加するだけで、既存のWord、Excel、PowerPoint などのOfficeファイルを Google ドキュメント、スプレッドシート、スライドで表示・編集することが可能になります。
編集後は元のフォーマットで保存もできるし、Googleドライブのファイルとしても保存可能。ということで、つまり使っているPCにOfficeソフトがインストールされていなくても、ある程度の作業はこの拡張機能でまかなうことができます。
複数行文字列を一括多言語翻訳!Translate My Sheet [スプレッドシート拡張機能]
こちらはアドオンタブからワンクリックでスプレッドシート上のテキストを翻訳してくれるChrome拡張機能。選択範囲の翻訳と、シート全体の翻訳との2パターンに対応しています。
翻訳できる言語数は100種類。日本語を英語にするのはもちろんのこと、難解なアラビア語の翻訳も、「Translate My Sheet」がサクッとこなしてくれます。
Gメールをラクラク拡張&高速化!Gorgias [拡張機能]
最近はチャットツールが隆盛を極めていますが、メールという連絡手段もなくなることはないでしょう。
「Gorgias」はあらかじめ保存しておいたテンプレートを、簡単にGmailに挿入できるChrome拡張機能。
単にテンプレートを挿入するだけでなく、タグを使うことで受取人の名前を自動挿入してくれるなどの機能もあり、メール作成の時間を一気に短縮できます。
タスク&スケジュール管理のChromeアプリと拡張機能
限られた時間の中で業務を遂行するためには、タスクやスケジュールの管理が重要になります。
しかしその管理に時間を取られていては元も子もありません。タスクやスケジュールの管理に役立つChromeアプリや拡張機能を活用し、「無駄な時間」を減らしましょう。
カレンダー決定版!Checker Plus for Google Calendar [拡張機能]
こちらは、Googleカレンダーをタブで開かなくても確認できるようになる拡張機能。
Googleカレンダーを使っているとちょいちょい面倒になる「タブを一つカレンダー用に開いておく」という無駄を省いて、Chrome自体の速度を高速化。するだけでなく、様々な作業を行っている間にパッと見れて予定を編集できるため予定確認と設定のスピードもかなり快速化してくれます。
※予定作成機能を開放するには任意金額でのDonateが必要となります。
タスク管理ならもうこれでOK!Todoist [拡張機能]
人気のタスク管理ツール「Todoist」のChrome拡張機能。すでにアプリ版Todoistをお使いの方はインストール必須な空く超機能ですね。
特徴は、タスクの追加や削除、編集などがアドレスバーから簡単にできること。作業中に思い出したタスクや、ちょっとしたメモを、新しいタブを開くことなく登録できます。
もちろん、 Gmailと連携したタスク登録や優先順位管理、リマインダー設定も、Web・モバイル版でできることはすべて利用可能です。
データ・競合分析に便利なChromeアプリと拡張機能
企画や事業立ち上げなど、様々なシーンで重要なデータの収集や分析業務。細かい数字や膨大なデータをチェックするときには、どうしても手間や時間がかかってしまうものです。
そんなときは、データや競合分析に便利なChromeアプリや拡張機能を活用すると、ちょっと幸せになれるかも知れません。
競合分析ツール金字塔 Similar Web for Sheets [スプレッドシート拡張機能]
こちらはもはや定番となった競合分析ツール「Similar Web」のスプレッドシート連携版。
競合との比較資料を作成する手間を大幅に省くことができる便利な機能を、URLを入力だけでささっと使ってレポート作成まで上手いことやってくれます。
ちょっと導入が面倒で「空のスプレッドシート作成」 ⇒ 「アドオン」 ⇒ 「アドオンを取得」 ⇒ 「Similar Web for Sheets」を検索 ⇒ 実行 これで利用可能にできます。
対象となるサイトの類似サイト、類似サービスのリスト作成、各サイトの想定PVやメイン&サブ流入経路などを一発でズラーっと出せたりなどなど。便利機能満載です。
データ集計から資料化まで一気に終わるので、本気で作成時間を短縮できちゃうすぐれものです。
SEOチェクならこれで完璧。SEO Site Tools [拡張機能]
こちらは「競合サイトってSEO的に何やってんだろう?」を調べることに特化したChrome拡張機能。
ざーっと競合サイトを見ている時にふと気になった瞬間に、別サイトや別アプリを立ち上げることなくその場でささっと調べられる手軽さがいい感じです。
対象サイト閲覧中に拡張機能アイコンをクリックすると、即時対象の被リンク数やページランク、サーバー・ドメイン情報など、SEO対策を講じる上で必要なあらゆる情報を取得可能。
単純に検索エンジンや分析サイトで取得可能なデータ一覧のほか、meta関連の情報もソースを開くことなく確認できるので、もろもろ参考に自社サイトとの比較や改善に活かせます。
解析レポートは自動で作る時代 Supermetrics [ドキュメント拡張機能]
こちらは前述の「Similar Web for Sheets」同様、Googleドライブ:ドキュメントに追加できる拡張機能。
わかりやすく言うと、「アクセス解析のレポートを1クリックで勝手に自動生成できるアドオン」ということになります。
GoogleアナリティクスやAdWords、Facebook広告などのデータを、瞬時にレポートとして出力することが可能で、どの指標を用いてどんな表やグラフにするかまで簡単に設定可能。
クライアントや上司に提出する簡易レポート程度ならマジでこれで全部終わるレベル。さらに、Googleドライブ上に保存できるので、共有や出力もラクラク。
もちろんPDFやWordデータでの保存も可能です。
競合のSNS指標を一発分析!BUZZ RANKER [拡張機能]
Googleの検索結果に、対象ページの「Twitterシェア数」「Facebookいいね数」「はてなブックマーク数」を自動的に表示してくれるChrome拡張機能。
ソーシャル上での人気(≒シェア数)が、マーケティングの指標としてもなにかと話題になる昨今、これで対象となるワード関連でどんな話題が人気を集めやすいのか?といった指標を一気に取得することが可能です。
いちいち個別ページに行って、そのURLから各SNSシェア数を取得していた面倒なアレコレから開放されるってだけでも価値ありですね。
あるとちょっと便利なChromeアプリと拡張機能
最後に、なくても普段は困らないけど、場合によってはあると便利なアドオンとChromeアプリをご紹介。なんだかんだ言って僕自身、これが一番利用頻度高いかも…ですね(笑)
上に戻れ!Scroll to Top Bar [拡張機能]
これぞまさに、「なくてもいいけどあると便利」な、ワンクリックでページトップに戻ることができるChrome拡張機能。
インストールするとブラウザ画面とメニューバーの間にグレーのグラデーション領域が現れ、これをクリックすると、下まで読んだ画面がするするっとページのトップに戻っていくのです。
FacebookやTwitterをPCで閲覧 ⇒ 下のほうまでどんどん読み進める ⇒ 上に戻るのめんどくさ!という時にめちゃくちゃ重宝します。
Googleの検索結果を自動でページ連結させて延々閲覧可能にする「Auto pagerize」とセットで使うと利便性がぐぐっと上がります。
これが一番使いやすい?Chrome版LINE [Chromeアプリ]
LINEのPC版はWin、iOS両方ですでに様々なバージョンがリリースされていますが、こちらはChromeアプリ版。
プログラムそのものを走らせるエンジンとしてChromeを使っている。というだけで、ほぼ単体のアプリとして利用可能で、何より便利なのが『往年のSkypeのようなフレンドリスト&トークパネル一体型レイアウト』で利用できるのがナイス。
機能的にはタイムライン機能やノートが使えない。などの一部制限があるんですが、これまでPC版の難点だった「各トークパネルが個別に出てくるので同時展開数が多くなると見失う」という問題をクリアしてくれるので、とにかくトークを使いまくる人には必携のアプリとなるかと。
まとめ
今回は、導入すれば業務効率が爆速に変わるChromeアプリと拡張機能を中心にあれこれ紹介してみましたが、いかがでしたでしょう?
非常に便利なものばかりですが、拡張機能をむやみにインストールするとChromeが重くなる原因になるだけでなく、「選択肢が多すぎて結局どれも利用しない」という本末転倒な結果になりかねません。
どうもしっくり来ないと思ったらアンストールなどをしながら、自分の作業環境にぴったりのChromeアプリや拡張機能を見つけましょう!
著者/編集:中村健太