大阪・関西へ外資高級ホテル集結 取り残された奈良の観光一考
関西空港がインバウンド効果で大復活を遂げている。訪日客たちは、大阪で食事・買い物、それから若い人たちはUSJ・京都へ、大人・家族連れは京都・奈良へ、そして高野山へ。
関西への訪日客は、関空に降り立つ訪日客と羽田・成田に降り立ち東京観光してから関西・京都・大阪へ向かう訪日客がある。
京都は、米大手旅行誌「トラベル+レジャー」も2年連続で世界1位にランクさせるなど、海外客の知名度は高く、大阪は訪日客にとって京都との交通の利便性も含め、観光地としてもすでに一体化している。
外資系の高級ホテルも奈良にマリオネットが2020年に開業すれば、ほぼ関西にも出揃うことになる。
以上、図は朝日新聞参照
<奈良県の観光一考>
奈良は京都ともに日本最大の観光資源を有しながら、それを僅かしか享受していない。それは、高齢硬直化したド官僚出身の荒井正吾知事のなせる技、禅問答の好事不如無を地で行く人が3期も務めているためであろう。時の流れを呼び込むこともできず、主たる産業資源も観光しかないにもかかわらず、いつしか観光後進国になってしまっている。日本人の観光客からも一度行けばもういい、それも宿泊するには及ばない観光地にさせてしまっている。このままで奈良県そのものが、100年も経過すれば歴史の中で飛鳥遺跡同様になってしまう恐れが高い。3期目にしがみ付いた荒井知事は、今後の歴史に対して責任を持つならば、早期に辞任することが望まれよう。奈良県民も聖徳太子のように時代を変える時が来ている。
東海・関西地区の延宿泊数推移/観光庁
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2013年
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2014年
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2015年
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静岡県
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20,923,330
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21,022,570
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22,635,080
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岐阜県
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6,042,480
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6,098,660
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6,688,450
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愛知県
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14,653,230
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15,395,410
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16,693,730
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三重県
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9,686,440
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8,794,360
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9,813,770
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東海計
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51,305,480
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51,311,000
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55,831,030
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滋賀県
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4,074,590
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4,628,730
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5,409,020
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京都府
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20,087,510
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16,986,760
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18,741,530
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大阪府
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23,881,430
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28,369,250
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30,901,920
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兵庫県
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13,226,080
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13,759,210
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14,160,410
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奈良県
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2,480,220
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2,270,170
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2,621,260
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和歌山県
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4,441,600
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4,456,370
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4,843,530
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関西計
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68,191,430
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70,470,490
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76,677,670
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奈良県の人口予測数値 /千人
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2010年(実数)
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1,401
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2015年
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1,370
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2020年
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1,330
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2025年
|
1,280
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2030年
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1,223
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2035年
|
1,161
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2040年
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1,096
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2016年2月推計実数
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1,367
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国立社会保障・人口問題研究所
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