２０１６年３月中間期（４～９月）のスーパーゼネコン４社のランキング（竹中は非上場で１２月決算により除く）は、売上高の伸びもあるものの大幅に営業利益率が改善されている。

４社合計の売上高は
前中間期の４社合計の売上高は、前中間期比７．６％増の３兆１,２７１億円、営業利益は２．８倍増加して１,５８５億円となった。これは粗利率が大幅に改善されたことにあり、ここでは営業利益率が、前中間期１．９％だったものが５．１％まで上昇している。

４社の中でも大成建設は前期４．５％まで改善されていたことから、今中間期では６．１％まで上昇している。
理由は、建設の需要面とコスト面により明らかとなる。
復興需要に加えこれまで未曾有な公共投資が投下されていること。
日銀の金融緩和政策効果で、低金利と資金垂れ流しにより、不動産開発が進められていること。
超円安作効果で企業収益が大幅に改善され、工場等の設備投資も増加していること。
２０東京五輪開催が決定し、東京都心中心に開発が目白押しになっていること。
により、受注が大幅増加し、選別受注が可能になっていることがあげられる。