免疫細胞のタンパク質に結核菌の侵入防御解明/九大山崎晶教授ら 結核の治療薬に灯り
九州大学 生体防御医学研究所の免疫制御学分野の山崎晶教授らの研究グループは、人体の免疫細胞にあるタンパク質が結核菌の侵入を防ぐ働きがあることを特定し、28日付の米医学誌「Immunity」電子版に発表した。
世界保健機関(WHO)の調べでは、2012年の結核による死者は世界で130万人に上る。
山崎教授は、このタンパク質がもともと人体にあることから、従来の薬に耐性を持つ結核などの感染症治療薬の開発に役立つ可能性があるとしている。
山崎晶教授 略歴
|
|
1991年3月
|
京都大学農学部卒業
|
1993年3月
|
京都大学大学院農学研究科修了
|
1993年4月
|
三菱化成総合研究所
|
1996年4月
|
さきがけ研究21「細胞と情報」領域派遣
|
1997年4月
|
三菱化学総合研究所
|
1999年4月
|
千葉大学大学院医学研究科遺伝子制御学 助手
|
2004年4月
|
理化学研究所 免疫アレルギー科学総合研究センター 免疫シグナル研究グループ 上級研究員
|
2009年4月
|
九州大学 生体防御医学研究所 分子免疫学分野 教授
|
2011年9月
|
九州大学 生体防御医学研究所 免疫制御学分野 教授
|
2014年4月
|
千葉大学 真菌医学研究センター 感染免疫分野 宿主応答プロジェクト 客員教授 併任
|
[ 2014年8月29日 ]
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
コメント