森のそよ風のブログ

日常生活の記録、旅行記、世の中の動向の観察

大河ドラマ

こんにちは。


今年も新しい大河ドラマが始まりました。


大河ドラマは、今までのところ ほぼ毎回観ていますが、昨年末に終了した「光る君へ」は、絢爛豪華な中にも、当時の朝廷の日常や 下級貴族の日常を丁寧に どちらかと言えば 下げたアングル・視線で描いていて、自分の中では謎が多かった平安時代を初めて身近に感じるドラマだったと思います。先達の手本がなかった時代に、深い人間性を長編で描いた紫式部の才能にも感銘受けました。


以前に平安時代を描いた「平清盛」が わかりづらい作品(←筆者の個人的意見)だったので、光る君へは、一層に強い印象を残しました。
ところで大河ドラマも、随分と変わってきたと思いました。2025年も、大きくとらえれば「光る君へ」と同じ路線かと想像します。


これまでは「戦国武将か、幕府の創立者、明治維新の立役者」を主人公にして「歴史変遷の骨格を描く」というコンセプトだったと受け止めていますが、取り上げられた主人公たちは、一巡どころか 既に三巡くらいしています。 さすがに「ネタも尽きた」感があります。
「青天を衝け」あたりで、経済人も取り上げましたが、大河で取り上げるほどの題材は、そう多くはないですね。


ドラマ「光る君へ」のコンセプトに対する感想をもう少し書くと、「歴史の骨格を辿る」ことは大幅に省いて、「時代の風俗・日常・主人公の内部心理を丁寧に描写する」路線だと思いました。その方針が新鮮さを醸し出したと思います。
今年の「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺」も、時代も主人公もガラッと変わりますが、描写の力点は「光る君へ」と似て、やはり「世相と日常の繊細な描写」なのでは?と 推測しています。



どうなるでしょうか?


ではまた。