飯田市の郊外、風越山の麓にあるカレー屋さんなのですが、まろやかなチキンカレーがとても美味しくて、何度食べても全然飽きません。このカレー屋さん、独自商品をネットショップで取り扱っていて、超便利なカレーペーストや、万能スパイスなどを購入することができます。
大原屋さんは通販ショップとfacebookを上手に連動させています。
「facebookのビジネス活用法」でも有名な能坂仁美さんのコラムでも紹介され、下記のコラムはあっという間に「いいね」が1000を超えてしまったという有名なお店です。
この事例について興味のある方は、よかったらこちらの記事を読んでみてください。
車でしか行けない長野の小さなカレー店は どうやってFacebookで集客をしたのか|続・集客革命!Facebookのビジネス活用法|ダイヤモンド・オンライン
なぜか私も偉そうに真ん中に陣取っていますね(;゜゜)図々しく~。。。。
さてさて、今回はショップサーブを使っての通販サイト構築だったのですが、大原屋さんは、ショップサーブを通常の使い方をされずに、すごく独自の手法で構築されていました。
私が手伝ったのは表紙と、通販ページのテンプレート修正です。
店主の尾沢さんはもちろんカレー屋さんのシェフなのですが、それだけでは勿体ないくらい(ごめんなさい!いい意味で、、です^^;)多才な方で、コピーライターであり、カメラマンであり、デザイナーであり、プロデューサー(企画屋さん)でもあります。
通販に使っているバナーは、写真もご自分で撮ってしまいます。
スタジオなんか使うのではなく、お店のキッチンで、片手でフライパンを振りながら片手で撮影!なんてことも(@_@;)すごすぎる。。。
それで、キャッチコピーも考え~の、バナーのデザインまでやり~の、それを元にブログやfacebookでの告知、メルマガの執筆まですべて自家製。すばらしいですね。
もちろん「通販サイトは写真が命」ということはとっくにご存じで、ほんとに写真のセンスが良くて美味しそう!私がアドバイスさしあげることなどもう全然ないのです。
というわけで、どんなふうにショップサーブを独自にカスタマイズしてるんだろう・・と興味があるかたもいると思いますので、その概要を紹介します。
(1)表紙
取得したアカウントにて、FTPに接続でき、サーバーに自由にアクセスすることができ、
HTMLもcssも自由にいじれます。
いってみれば、完全に普通のホームページを作る、普通のサイトをおけるわけで、通常のサーバー領域としても使えます。
もちろん、ショップサーブが用意してくれているテンプレートから選んで表紙を作成すれば簡単だし、HTMLを知らない人でも構築可能なのですが、どうしてもありきたりな通販サイトになってしまうので、そこから脱却したい方にはおすすめです。
ただし、用意されたテンプレートだったらできる機能、たとえば、カテゴリを作成したら自動でカテゴリがでてきたり、商品の中からランキングを常に表示させたり、おすすめ商品を選択してそれを表紙に出したり、そういう便利なことが管理画面からいろいろ出来るんですが、独自HTMLを使って作る場合、そういった場所はすべて手作りしなければいけません。
(2)通販ページ
サイトのヘッダーとフッターのみを独自HTMLで作り、スタイルシートを適用しています。
ヘッダーとフッターを独自HTMLにするには、管理画面の「ヘッダーとSEOの編集」部分から、自由編集モードを選んで作ります。
(3)フッターとフェイスブックのイイネボタン
いいねボタンには2種類あって、OGPを設定してあるいいねボタンは、友人への拡散効果があり、アクセス解析や、イイネをおしてくれたメンバーにメールを送ることができたり、通常のいいねボタンがスーパーマンに生まれ変わったみたいないろんな機能を持っています。
(4)フリーページの活用法
単にメルマガ登録の窓口を置いている通販ショップは多いかもしれませんが、こうやってちゃんと、「登録すると何がお得なのか」を書いていると、効果も違うでしょう。
(5)ショッピングカート
表紙とフッターに共通バナーを使用することもできますが、これはショップサーブの機能を使って、特殊な領域に登録しないと、セキュリティ警告メッセージなどが出たりします。
(6)フェイスブックページ
「facebookいちおう登録したけど何がビジネスにむいてるのかさっぱりわからない」と放置している方はけっこういらっしゃるのではないでしょうか。
大原屋さんに学ぶfacebookの活用法。といったら大げさでしょうか。。活用が難しい業種はあると思いますが、自分のサイトに合った使い方にアレンジすることで、いろんな可能性が広がってくると思います。
まずはfacebookで友人をつくり、それだけじゃなく、実際にオフ会などにも参加して、実際に会って名刺交換した人とさらにfacebookでフレンドになり交友して。
要はfacebook自体を、サイト運営者が楽しまないとだめなのですが。
楽しいと思えると、facebook上で交流するフレンドのコトがLikeになります。Likeになると自分のこともLikeしてもらえる。
それがだんだん、自分のファンをつくることになって、そのなかから、クチコミをしてもらったり、業務提携する相手が見つかったり、ネット制作する上で励まし合い、質問し教えあえる友人をみつけ、良いアイデアをもらったり、良いお客様を紹介してもらうことができるようになります。
もちろん自分からも、友達には、友情と親切と応援を惜しみなく(^o^)/
10年前では展開できなかった、ソーシャルメディアを使った楽しみながらの営業方法。体感できるといいですね。