ソフトバンクアカデミア開校式 vol.4
1番上の行。
この道天地将法という風に書いてありますが、道という字は何を意味するかというと、
理念だ、志だということであります。
この間30年ビジョンを発表しましたね。1番上のところに理念というものを発表しました。
2番目がビジョン。そして3番目が戦略ということです。
そういう意味で一番上の行が道に表しているように理念のところが一番重要な部分である。
2番目の行の頂上の頂、これはビジョンという意味であるということです。
3番目の行が戦略の行であります。4番目の行が将たるものの心構え。
将たるもの、皆さんは僕の後継者の候補です。つまり将たるもの。
皆さん自身にとっての心得としての部分がこの4行目ですね。5行目は戦術に相当するとこです。
ですから風林火山というと日本では武田信玄が戦の時の旗印に風林火山と書いておりましたね。
僕に言わせれば風林火山、大変有名であるいは孫子の兵法の中から勉強熱心な武田信玄が学んで、
孫子の兵法の中の重要だと思うものを自分の旗印に書いたんだけど、
僕にいわせればそれは戦術にすぎないと。という風に思うんですね。でも大切な戦術。
戦における大切な戦術なので一応その戦術としての風林火山のところが
この最後の行に書いております。
この5つの行×5つの縦、合計25。
これは僕自身は全ての文字、全ての意味をもう腹の髄まで入れております。
僕の後継者になる皆さんは是非ですね、この25文字については体の底から、
言わなくても思い出そうと思わなくても瞬間的に体の中にそのまんま
入ってるという状態に是非なって欲しいと思います。
まず1行目。道天地将法
戦いに勝つための孫子の兵法の中の条件ということになりますが。
一番最初の文字、道ということであります。道天地将法の道ですね。
では皆さんに聞きます。
この道というこの一文字がさっき理念とかね、志すということで言いましたが、
ソフトバンクグループにとってこの道という一文字が意味するもの。
我々にとってこの道という文字が意味するものはなんだと思うか。
手を挙げてみてください。
回答:「デジタル情報革命で人々を幸せにすることです。」
素晴らしいじゃないか。正解だ。
これから答える時に名前を言って答えてください。
名前は?大塚くん、素晴らしいぞ。いい目付きしてるぞ。
これから話をする時に全員が指をさされると思って聞いてください。
さされなくても自分からばしばし手をあげて答えてほしい。
そして答えるときに自分の名を名乗って答えてほしい。
それが素晴らしいなと思う答え、立ち振る舞いも含めてそれが私自身のインプットにもなるし、
皆さんがお互いに点を付けるわけで、お互いのインプットになると思って、
是非やって欲しいという風に思います。
この道、情報革命で人々を幸せにということですよね。
これはさんざんこの間のビジョン発表会で言いました。
情報革命で人々を幸せにということであります。
次天、この天という一文字が我々ソフトバンクグループにとって何を意味するか。
今までのソフトバンクの操業以来の歴史の中であるいはこれからという中で何を意味するか、
分かる人手をあげてください。
回答:「キムラといいます。お客様だと思います」
お客様、はい、他には?
ガンガン手をあげる。
回答:「タカハシといいます。世界一のグループ会社になるということだと思います。」
回答:「マツオといいます。300年続くDNAを作る事だと思います。」
回答:「常に頂上を目指す」
回答:「ハラアキヒコといいます。人々にもっとも必要とされる企業。」
回答:「志し高く」
回答:「同じです。タカハシです。」
回答:「天から全てをみる」
回答:「孤独な人のいない世界を作る」
みんな素晴らしい答えです。一つの答えであるとは思いませんね。
ですから皆さんなりにそれぞれ解釈するというのは既に頭が回転しだしているということで
一つ一つなかなか良い答えだと思いますが、私が思っておりますあるいは
孫子の兵法の中に出てくる天という言葉の意味。これは天の時と。
タイミング、つまり我々は情報のビッグバンという絶好のタイミングに生を受けてるということです。
人類は20万年の歴史がある中で、情報ビッグバンというのは50年前なかった。100年前なかった。
松下幸之助さんはアンラッキーだったと。
あれほどの才覚を持った人でも、人格を持った人でも、生まれた時が悪かったと。
情報ビッグバンよりちと前に生まれてしまったということですね。
もし幸之助さんが我々の時代に生まれて、もし競合してたら立派な強豪相手だったと思います。
我々にとってラッキーかもしれないのは彼にとってアンラッキー。つまりちと早く生まれすぎたと。
家電会社をやるのにはいいときに生まれたということだけど、家電会社は…。
まぁこれUstreamでも流れてるからあんまりズバッというと…。
大きな革命じゃないね、僕にいわせれば。
人類が向かえた一番を大きな革命は3つあった。
「農業革命」「工業革命」「情報革命」3つあったと。
その中の3つの革命の中で一番大きかったのが情報革命。家電は所詮家電だと。
まぁ平たくいえばそういうこっちゃということであります。
我々は情報ビッグバン、マイクロコンピュータが生まれたその時代に我々も生まれた。
インターネットが生まれた、ブロードバンドが生まれた、モバイルインターネットだ、
こういうふうな時代に我々は生まれた。これがもう既に天の時を得たと。ラッキーだったと。
運も実力のうちっていいますよね。
我々がこの時代に生まれた、それだけで既にラッキーだったということだと私は思うんですね。
この幸運を我々がつかみ取れるかどうかというのは我々次第だということですね。
運も不運も多くの人々にまんべんなくやってくると。でも我々は超ビッグな幸運の時に生まれたと。
この超ビッグな幸運のときに生まれたという、この天の時を上手く活用して、
羽ばたかなきゃいけないということであります。
続きは vol.5 へ
孫正義氏の側近が書いたソフトバンク経営の実態
ビジネスマンを目指す方にはおすすめ
孫正義になるのは難しいが、学ぶべきポイントは多い
懐かしくもあり、新しく知ることもあり。
これは僕自身は全ての文字、全ての意味をもう腹の髄まで入れております。
僕の後継者になる皆さんは是非ですね、この25文字については体の底から、
言わなくても思い出そうと思わなくても瞬間的に体の中にそのまんま
入ってるという状態に是非なって欲しいと思います。
まず1行目。道天地将法
戦いに勝つための孫子の兵法の中の条件ということになりますが。
一番最初の文字、道ということであります。道天地将法の道ですね。
では皆さんに聞きます。
この道というこの一文字がさっき理念とかね、志すということで言いましたが、
ソフトバンクグループにとってこの道という一文字が意味するもの。
我々にとってこの道という文字が意味するものはなんだと思うか。
手を挙げてみてください。
回答:「デジタル情報革命で人々を幸せにすることです。」
素晴らしいじゃないか。正解だ。
これから答える時に名前を言って答えてください。
名前は?大塚くん、素晴らしいぞ。いい目付きしてるぞ。
これから話をする時に全員が指をさされると思って聞いてください。
さされなくても自分からばしばし手をあげて答えてほしい。
そして答えるときに自分の名を名乗って答えてほしい。
それが素晴らしいなと思う答え、立ち振る舞いも含めてそれが私自身のインプットにもなるし、
皆さんがお互いに点を付けるわけで、お互いのインプットになると思って、
是非やって欲しいという風に思います。
この道、情報革命で人々を幸せにということですよね。
これはさんざんこの間のビジョン発表会で言いました。
情報革命で人々を幸せにということであります。
次天、この天という一文字が我々ソフトバンクグループにとって何を意味するか。
今までのソフトバンクの操業以来の歴史の中であるいはこれからという中で何を意味するか、
分かる人手をあげてください。
回答:「キムラといいます。お客様だと思います」
お客様、はい、他には?
ガンガン手をあげる。
回答:「タカハシといいます。世界一のグループ会社になるということだと思います。」
回答:「マツオといいます。300年続くDNAを作る事だと思います。」
回答:「常に頂上を目指す」
回答:「ハラアキヒコといいます。人々にもっとも必要とされる企業。」
回答:「志し高く」
回答:「同じです。タカハシです。」
回答:「天から全てをみる」
回答:「孤独な人のいない世界を作る」
みんな素晴らしい答えです。一つの答えであるとは思いませんね。
ですから皆さんなりにそれぞれ解釈するというのは既に頭が回転しだしているということで
一つ一つなかなか良い答えだと思いますが、私が思っておりますあるいは
孫子の兵法の中に出てくる天という言葉の意味。これは天の時と。
タイミング、つまり我々は情報のビッグバンという絶好のタイミングに生を受けてるということです。
人類は20万年の歴史がある中で、情報ビッグバンというのは50年前なかった。100年前なかった。
松下幸之助さんはアンラッキーだったと。
あれほどの才覚を持った人でも、人格を持った人でも、生まれた時が悪かったと。
情報ビッグバンよりちと前に生まれてしまったということですね。
もし幸之助さんが我々の時代に生まれて、もし競合してたら立派な強豪相手だったと思います。
我々にとってラッキーかもしれないのは彼にとってアンラッキー。つまりちと早く生まれすぎたと。
家電会社をやるのにはいいときに生まれたということだけど、家電会社は…。
まぁこれUstreamでも流れてるからあんまりズバッというと…。
大きな革命じゃないね、僕にいわせれば。
人類が向かえた一番を大きな革命は3つあった。
「農業革命」「工業革命」「情報革命」3つあったと。
その中の3つの革命の中で一番大きかったのが情報革命。家電は所詮家電だと。
まぁ平たくいえばそういうこっちゃということであります。
我々は情報ビッグバン、マイクロコンピュータが生まれたその時代に我々も生まれた。
インターネットが生まれた、ブロードバンドが生まれた、モバイルインターネットだ、
こういうふうな時代に我々は生まれた。これがもう既に天の時を得たと。ラッキーだったと。
運も実力のうちっていいますよね。
我々がこの時代に生まれた、それだけで既にラッキーだったということだと私は思うんですね。
この幸運を我々がつかみ取れるかどうかというのは我々次第だということですね。
運も不運も多くの人々にまんべんなくやってくると。でも我々は超ビッグな幸運の時に生まれたと。
この超ビッグな幸運のときに生まれたという、この天の時を上手く活用して、
羽ばたかなきゃいけないということであります。
続きは vol.5 へ
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