野音にプログレフェス観に行った
I. 原始神母
まずはRebecca~Red Warriors~Casino Driveの木暮"Shake"武彦氏率いるPink Floydトリビュート・アクト「原始神母」です。本来の開始時刻の16:00にまだならないうちから、何のアナウンスもなく唐突にディレイのかかったベースのB音が。もちろんあの有名曲です。僕はPink Floydだとメンバー4人が一体になって暗中模索しつつ活動していたThe Dark Side Of The Moon以前が好きな方なのですが、バンド名の由来通りのAtom Heart Motherとか、むしろ四人囃子を思い出したCymbalineなど、初期の曲が多いセットリストは嬉しかったです。まだ明るい時間帯にも良く似合ってた。今まで観た国内外のPink Floydトリビュートアクトより気に入ったし。
II. Steve Hackett Band
Steve Hackett、老けないっすね~!Genesis時代からずっとイメージが変わらない。ある意味Jeff Beck以上か。前半がソロ作品、後半がGenesisセルフカバーという構成。1996年の伝説的なHackett & Friendsもその後の来日公演も見逃していたので、この機会に観られて嬉しい。ちなみに金属恵比須フロントマン2人は前日の川崎クラブチッタでの単独公演を観に行ったそう。ソロには馴染みが薄くて、知ってる曲は数曲しかなかったんだけど、この機会にソロも聴いてみたくなるような素敵な演奏でした。ベーシストはThe Flower KingsのRoine Stoltが来る予定がスケジュールの都合で元Kaja Goo Gooのヴァーチュオーゾ、Nick Beggsに。いわゆるプログレ的な曲で彼らしい技巧はあまり発揮されてなかったけど、それでもさすがの演奏でした。後半Genesisセットでは時折Mike Rutherfordを思わせる12弦ギターと4弦ベースのダブルネックも手にするし。Genesis曲はシブいチョイスが最高。スタジオ版を再現するがごとくThe Aisle Of Plentyで終わるThe Cinema Showから始まり、Lamb Lies Down On Broadway、そして名作FoxtrotからはなんとCan-Utility And The Coastlinersが登場。パワフルかつメロトロンのサンプリング音の響きが胸を打つ素晴らしい演奏でした!そしてソロ公演でも定番のDance On A VolcanoとFirth Of Fifth。Hackettの妙技はもちろんながら、他のメンバーたちの演奏も素晴らしかったです。
III. Camel
1997年の来日公演を観に行って以来。Andrew Latimerの長い療養期間を終えてからの初来日ですね。こちらも数日前の単独公演の素晴らしさは伝え聞いておりましたので、非常にワクワクしました。空が夕焼けになってきた頃合いでの登場となりました。てっきりLunar Seaから始まるかと思いきや、なんとNever Let Go。それも!新加入のPete Jonesが美しい歌声で歌い、オリジナルのスタジオ版に忠実なキーボードソロをメロトロン風の音色で弾いてくれるじゃないですか!そこから後もPeteは確実に存在感をアピールし、復活後は長年の相棒Colin Bassの存在をもってしてもAndrewのソロ感がぬぐえなかったCamelをギタリストとキーボーディストの双頭バンドという黄金期の体裁に戻すことに成功していました。観ていて涙が出ちゃいました。個人的には、Pete Jonesはこの日のMVPだったと思いますね。[↓この映像だけ当日のものです!オフィシャルアカウントから]
終演後はSセンパイや某SなT様、そして同級生のMくんなどみんな揃って六本木の某店で盛り上がりました。
麻婆豆腐も、
シメの担担麺も美味じゃ~!最高の一日でしたよ!
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