映画2本観てきた!
まずはアイアンマン2です。
前から気になってたバルト9のフード「プチオムライス」を、初めて買ってみた。ちょっとたこ焼きっていうか、縁日のプチカステラ的な大きさと形だよね。
中にはちゃんとケチャップライスが入ってるぞ!味は…まあまあだけど今回限りでいいや。ここのフードだったらベジナゲットが好きだな。あとフライドベジポテト。
映画の感想としては…ソニー・ピクチャーズとマーベルが手を組んだアメコミの映画化ってことで表面的な印象はサム・ライミ監督のスパイダーマンシリーズに似てるんだけど、アイアンマンは1作目もそうなんだけどさ、詰め込み過ぎてメリハリに欠けるんだよなぁ。今回はロバート・ダウニーJr.もグウィネス・パルトローもあんまり印象的じゃなくて、目立ってたのはブラック・ウィドウ役のスカーレット・ヨハンソンとハマー社の社長ジャスティン・ハマー役のサム・ロックウェル。
スカーレットの美貌とあのアクションは素晴らしすぎる~!そしてサム・ロックウェル演じるジャスティン・ハマーのダメっぷりがたまらないです。色んな人に茶化されたりスルーされたりする様が笑いを誘います。とどめは「別れた妻」!客席のあちこちから漏れる失笑。
今回の敵「ウィップラッシュ」を演じたミッキー・ロークなんですけど、今回はキャラクターの内面に深く踏み込んだ演出が足りず残念。本人、ロシアの刑務所を訪ねてまで役作りしたんですよ!アメコミの醍醐味は敵・味方ともども深い苦悩を抱えていて、それがぶつかり合う様なのに、ちょっと物足りないですな。
…とはいえ、娯楽作品としては上々だと思います。ちょっと音がうるさ過ぎだけど。まあ、僕はロバート・ダウニーJr.とグウィネス・パルトローが好きだからいいんだ!では次!
1992年のジャン・クロード・ヴァン・ダムの出世作「ユニバーサル・ソルジャー」の続編「ユニバーサル・ソルジャー リジェネレーション」です。どうです?B級感たっぷりでしょ?以下、少々厳しい言葉も使いますが、愛ある表現ということをお忘れなく(笑)。
アイアンマン2を見終えてそそくさと映画館を移動しましたが、本編がすでに始まっておりました。中に入って映像の画質を見て、低予算であることがすぐに分かります。そもそもアメリカでは劇場公開されていないブツです。曲がりなりにもハリウッドのメジャー映画として作られていた1作目、2作目とは明らかに異なりますね。なんというか、大学の学園祭で映画研究会の作った映画を観に来たような、そんな雰囲気を感じます(笑)。
最初のシーケンス(ロシア首相の子供をテロリストが誘拐する)が終わってから、延々と流される廃墟となった工場?の映像。工場マニアや廃墟マニアには垂涎ものの映像です。…しかしこれが、どうやらチェルノブイリ原子力発電所なんだそうです。…んなわけねぇ!原子炉に敵テロリストが72時間で作動する時限爆弾を仕掛けるのですが、その場所はどうみても貯蔵タンクです。まあそんな感じで失笑もののシーンが沢山あります。
・ヴァン・ダム、体がたるみ過ぎ。動きにキレがなさすぎ。
・全編ロシアロケだから?M16ライフルの作動用プロップが調達できず、AKにM16の外装パーツを無理やりつけている変なブツを、なんとも素人くさい扱いで使う米軍兵士役の人々。
・ヴァン・ダム演じるユニバーサル・ソルジャー「リュック」の社会復帰訓練だと!?
・ドルフ・ラングレンが「ブレードランナー」のロイ・バティ気取りなシーン。「これは笑いを取りに来ているな」と思った。ドルフの両手親指がアレにアレするシーンは、ツイッターで「ktkr!」とかリアルタイムで打ちたくなったほど。
・ヴァン・ダムとの久々の共演に、嬉しさを演技で隠し切れていないドルフ。二人の戦いはまさに「拳で語り合いながらの同窓会」だ!しかもその結末ったら…。ああ、ドルフ!それでいいの!?
などなど、本気なのか冗談なのか不明な笑えるシーンが続出で、客席からは5分…いや3分に1回はこらえきれずに笑ってしまう声が聞こえます。もちろん僕も最初から最後まで笑いっぱなしでした。
絶対値的な完成度でいうと低いんですが、愛すべき要素が多すぎ。アイアンマン2は、この映画に完全に打ちのめされました。ダブルKenちゃん的には。久しぶりにスクリーンで観たドルフは、すっかりダンディな雰囲気になっていて、もうアクションなんていいのでドラキュラ役とか老紳士役とかやって欲しいと思いました。演技力も上がってそう。ヴァン・ダムは…いつまでも過去の栄光に囚われているところが可愛すぎです。だからOK!
やはり誰かと映画を観に行くなら、映画ファン同士で突っ込みどころ満載のB級映画を観に行くってのが最高だなと思いました。
ここまで長く語っておいて、次に観たいのはこの映画なんです(笑)。
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