SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

新着記事一覧を見る

連載記事

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのセミナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第111号(2025年3月号)
特集「CES 2025より テクノロジーで変わる社会、広告、マーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

MarkeZine BOOKS(マーケジン・ブックス)は、激動の時代を生き抜くビジネスパーソンに向けた、マーケティング分野の新しい定番書シリーズです。

書評

'); googletag.cmd.push(function() { googletag.pubads().addEventListener('slotRenderEnded', function(e) { var ad_id = e.slot.getSlotElementId(); if (ad_id == 'div-gpt-ad-1652255827456-0') { var ad = $('#'+ad_id).find('iframe'); if ($(ad).width() == 728) { var ww = $(window).width(); ww = ww*0.90; var style = document.createElement("style"); document.head.appendChild( style ); var sheet = style.sheet; sheet.insertRule( "#div-gpt-ad-1652255827456-0 iframe {-moz-transform: scale("+ww/728+","+ww/728+");-moz-transform-origin: 0 0;-webkit-transform: scale("+ww/728+","+ww/728+");-webkit-transform-origin: 0 0;-o-transform: scale("+ww/728+","+ww/728+");-o-transform-origin: 0 0;-ms-transform: scale("+ww/728+","+ww/728+");-ms-transform-origin: 0 0;}", 0 ); sheet.insertRule( "#div-gpt-ad-1652255827456-0 div{ height:"+(90*ww/728)+"px;width:"+728+"px;}", 0 ); } else { if ($(window).width() < 340) { var ww = $(window).width(); ww = ww*0.875; var style = document.createElement("style"); document.head.appendChild( style ); var sheet = style.sheet; sheet.insertRule( "#div-gpt-ad-1652255827456-0 iframe {-moz-transform: scale("+ww/320+","+ww/320+");-moz-transform-origin: 0 0;-webkit-transform: scale("+ww/320+","+ww/320+");-webkit-transform-origin: 0 0;-o-transform: scale("+ww/320+","+ww/320+");-o-transform-origin: 0 0;-ms-transform: scale("+ww/320+","+ww/320+");-ms-transform-origin: 0 0;}", 0 ); sheet.insertRule( "#div-gpt-ad-1652255827456-0 div{ height:"+(180*ww/320)+"px;width:"+320+"px;}", 0 ); } } } }); }); } else { document.write('
'); document.write('
'); }
アトリビューション分析で正しい広告評価を ~日本の現状と米国最新事例まで~

米国の最新アトリビューション動向を解説~計測・最適化ツールの進化で変わる分析

 日本とアメリカのアトリビューション分析の現状を明らかにし、企業が活用する上で必要な考え方を解説する本連載。第2回となる今回は、米国での計測・最適化ツールの最新動向を紹介し、日本のアトリビューション分析の課題がどの程度解決可能かを確認する。

前回のおさらい

 前回の記事(詳細はこちら)では、アトリビューション分析の意義や日本における状況、普及に向けた課題などについてお話ししました。今回は米国での計測・最適化ツールの動向を紹介し、すでに挙げたアトリビューション分析の実施・普及に向けた課題が、どの程度まで解決可能かについて、お伝えできればと思います。

メディア・デバイスの多様化により、複雑化する広告計測

 本題に入る前に、消費者の環境の変化により、広告計測がより複雑となっている現況を確認します。一つは、メディアの多様化。「テレビを見て電話で申し込む」、そんな単純な時代から状況は大きく変わり、オフライン・オンラインを含め多くのメディアと接触する時代となりました。もう一つは、デバイスの増加。PC一台の時代から、一人がスマホ・タブレット・PCと複数のデバイスを利用する状況となっています。

 このように、メディア・デバイスの多様化により、各メディアの広告効果の可視化や分析はますます複雑化しています。このことからも、アトリビューション分析などマーケティング最適化に向けた施策が特に必要になっている状況であることがわかります。

 このような状況の中、米国では多くのツールが開発・提供されています。これ以降は、日本のアトリビューション分析の実施・普及に向けた課題が、米国ツールではどの程度解決可能かについて見ていきたいと思います。

動向1:「ユーザー単位」の「オフラインを含めた」計測

 前回、「計測環境の構築」をアトリビューション分析の実施・普及に向けた課題の一つとして記載しました。オンラインのみの計測でさえ、複数のメディアを統合的に計測するには、ツールを導入するひと手間がかかりますが、ここではさらに、「マルチデバイスへの対応」と「オフライン計測」について触れたいと思います。

マルチデバイスへの対応(デバイス単位→ユーザー(人)単位へ)

 すでに述べた通り、昨今のデバイスの多様化・複数化により、人単位の広告の効果計測が難しくなっています。図1のように、ユーザーAが3つのデバイスを使用し、それぞれ広告に接触した後に最終的にPCでCVした場合、本当であれば広告A,広告BについてもCVへの貢献は認められるべきですが、デバイス単位の計測環境では広告Cの貢献のみの計測となってしまいます。

 

 そこで、モバイル、タブレット、PCそれぞれに関して、全てAさんが使用していると紐付けるデータをインプットすることにより、図2のようにユーザー単位の広告接触を可視化する必要があります。

 このように、クロスデバイスの情報をもとに、いかにデバイス単位から、人単位のカスタマージャーニーを描けるかが計測環境構築の課題の一つといえます。

 クロスデバイスをマッチングするためのデータを集める方法としては大きく2つあります。

 1.広告主が所有するデータを利用する(ログインが必要なWebサービス事業者など)

 2.ツールベンダーが所有・用意する、または、その両方

 AOL Convertroの例では、Verizonの所有するキャリアデータの他に、下図のようにツール利用者が所有するクロスデバイスマッチングデータを共有し利用する仕組みも提供されています。

 

 また、今年に入ってAdobeが発表したクロスデバイスの消費者認識ネットワーク(Co-op)も、こうしたデバイス単位から人単位へのマーケティングを目的としたものといえます。

 これらクロスデバイスデータを集め、いかに広告計測の精度を上げていくかが一つのテーマになっているかと思います。

オフラインの計測

 計測環境構築の課題のもう一つの課題はオフラインの計測です。オンラインと異なり、オフラインの広告接触、CV情報をユーザー単位で計測・可視化することはハードルが高い。しかしながら、分析ツールの中にはベンダーとのパートナーシップにより、図4のように、オフラインもオンライン同様に、ユーザー単位での広告接触からCVまでのカスタマージャーニーを可視化できるものが出てきています。

 

 例えば、CVが店舗での購入である場合、店舗の購買データをオンラインのユーザーデータとマッチングさせることにより、オフラインCVにおけるオンライン広告の効果を見ることが可能となります。

 このように、チャネルをオンライン・オフラインに複数持つ事業者においても、統合的に広告分析を行える環境が整いつつあります。

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
    ※プレミアム記事(有料)は除く
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

次のページ
動向2:分析モデルの構築と外部要因を加味した広告評価

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
アトリビューション分析で正しい広告評価を ~日本の現状と米国最新事例まで~連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

AOLプラットフォームズ・ジャパン株式会社 小瀬 優一(コセ ユウイチ)

 AOLプラットフォームズ・ジャパン(株) デマンドマーケティンググループ データ&アトリビューションチーム リーダー。2008年よりアクセス解析ツールベンダーにて、アクセス解析ログを用いたWeb解析に従事。ウェブコンサルタントとして、定量データに基づくWebサイトの現状把握や改善、広告効果測定やROI最大化のため...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2016/12/16 08:30 https://markezine.jp/article/detail/25753
' ); }

Special Contents

PR

' ); document.write(''); } $(window).on('load', function() { // 中身が無い広告でslotOnloadを通らない場合がある var show_ad = 0; dfp_special.map(function(ad_id) { var ad_special_flag = 0; var ad = $('#'+ad_id[0]).find('iframe').last(); var contents = ad.contents(); if (contents.find('body').length === 0 || !contents.find('body').html()) { $('#ad_special_' + ad_id[0]).remove(); $('#ad_special_' + ad_id[0]).attr('class', 'noad'); } else { show_ad++; } }); if (show_ad == 0) { $('.ad-special-wrap').hide(); } }); } else { $('.ad-special-wrap-sp').hide(); }

Job Board

PR

' ); document.write(''); } $(window).on('load', function() { // 中身が無い広告でslotOnloadを通らない場合がある var show_ad = 0; dfp_job_board.map(function(ad_id) { var ad = $('#'+ad_id[0]).find('iframe').last(); var contents = ad.contents(); if (contents.find('body').length === 0 || !contents.find('body').html()) { $('#' + ad_id[0]).remove(); //$('#' + ad_id[0]).attr('class', 'noad'); } else { show_ad++; } }); if (show_ad == 0) { $('.ad-job-board-wrap').hide(); $('.ad-job-board-wrap-sp').hide(); } }); } else { $('.ad-job-board-wrap-sp').hide(); }

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

メールバックナンバー

アクセスランキング

  1. 1
    エンゲージメント26倍の事例も!IBM・アドビに聞く「生成AIでマーケ領域に変革を起こす」ための視点
  2. 2
    “脱・実家シャンプー”で爆売れ!花王・エッセンシャルが若年層を振り向かせた「長期・横断型」UGC施策
  3. 3
    花王のSNS施策が新境地へ!従来の常識を覆す、“企画段階からのクリエイター共創施策”とは
  4. 4
    大手SaaSが続々導入!製品価値を伝える最高の手段「デモ」構築のプラットフォーム、PLAINERとは
  5. 5
    オリジナル作品制作にリサーチと広告データを活用 「めちゃコミック」のヒット率を高める仕組み作り
  1. 6
    SNSユーザーの生の声を味方に!生成AIで手軽に実践するUGC分析&競合調査術
  2. 7
    多様化するファン層をSNSから可視化 東映アニメーションがソーシャルリスニングに注力するワケ
  3. 8
    今、企業に求められるウェブアクセシビリティへの配慮と、取り組むべきファーストステップとは?
  4. 9
    「頭に浮かぶ企業に」キヤノンマーケティングジャパングループの多角的CM戦略|BtoBのテレビCM活用
  5. 10
    売上は計画比3倍!NECPCが『Nontitle』で挑んだ、Z世代向けPC開発プロジェクトの舞台裏

アクセスランキング

  1. 1
    エンゲージメント26倍の事例も!IBM・アドビに聞く「生成AIでマーケ領域に変革を起こす」ための視点
  2. 2
    “脱・実家シャンプー”で爆売れ!花王・エッセンシャルが若年層を振り向かせた「長期・横断型」UGC施策
  3. 3
    花王のSNS施策が新境地へ!従来の常識を覆す、“企画段階からのクリエイター共創施策”とは
  4. 4
    大手SaaSが続々導入!製品価値を伝える最高の手段「デモ」構築のプラットフォーム、PLAINERとは
  5. 5
    オリジナル作品制作にリサーチと広告データを活用 「めちゃコミック」のヒット率を高める仕組み作り
  6. 6
    SNSユーザーの生の声を味方に!生成AIで手軽に実践するUGC分析&競合調査術
  7. 7
    多様化するファン層をSNSから可視化 東映アニメーションがソーシャルリスニングに注力するワケ
  8. 8
    今、企業に求められるウェブアクセシビリティへの配慮と、取り組むべきファーストステップとは?
  9. 9
    「頭に浮かぶ企業に」キヤノンマーケティングジャパングループの多角的CM戦略|BtoBのテレビCM活用
  10. 10
    売上は計画比3倍!NECPCが『Nontitle』で挑んだ、Z世代向けPC開発プロジェクトの舞台裏
  1. 1
    “脱・実家シャンプー”で爆売れ!花王・エッセンシャルが若年層を振り向かせた「長期・横断型」UGC施策
  2. 2
    花王のSNS施策が新境地へ!従来の常識を覆す、“企画段階からのクリエイター共創施策”とは
  3. 3
    生成AI時代、SEOってまだ必要?Googleアルゴリズムの今昔&基礎知識
  4. 4
    リサーチ組織の改革で「さけるチーズ」の売上が過去最高に!雪印メグミルクが語る正しいインサイトの捉え方
  5. 5
    人気が絶えない丸亀製麺の成長を支える、感性×データサイエンスのマーケティングとは
  6. 6
    5ヵ月で売上が計画比の約130%!ファンケルが新商品開発に向けて取り組んだ、10回の消費者調査の裏側
  7. 7
    Instagramが指名検索に効いていた!「なんとなく」を「確信」に変えた森塾の効果検証を紹介
  8. 8
    購買につながる送客を実現 楽天市場の購買データとCriteoエンジンを掛け合わせた新たな活用方法
  9. 9
    インサイト発見はセンスではない?実績豊富なマーケターが行う思考法「出世魚モデル」とは【お薦めの書籍】
  10. 10
    カギは生活者との「信頼」──Accenture Life Trendsが示す5つのトレンドを読み解く
  1. 1
    【業界人間ベム】2025年・広告マーケティング業界7つの予測
  2. 2
    【業界人間ベム】テレビから広告予算が一斉に引く。その先に起きること
  3. 3
    「ペルソナ」を作ると失敗する? Z世代向けマーケティングの勘違い
  4. 4
    2025年は「マーケティングの本質」に立ち戻る―AI時代こそ見直される「人」の価値―
  5. 5
    【広告業界予測 2025年】激変する業界地図の中で勝ち残るために
  6. 6
    もはや「トレンド」の概念すらなくなる?Z世代の企画屋今瀧健登氏による2025年の変化予測
  7. 7
    「フジテレビは今こそCM枠を減らせ!」横山隆治氏が提案する、これからのテレビの戦い方
  8. 8
    「DE&I」の潮流に、縮小への方向転換が起こる可能性
  9. 9
    【2024年を振り返る】今年、世界の広告トレンドを牽引した10のキャンペーン
  10. 10
    「100人に1人刺さる」企画が数字をつくる、らしさを追求したヤッホーブルーイングのSNS運用