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フリーランス「契約泣き寝入りを防ぐ」保護新法の狙い

渡辺精一・経済プレミア編集部
 
 

 組織に属さずに働くフリーランスを不利な取引から守る「フリーランス保護新法」が2023年4月に国会で成立した。フリーランスに業務委託する取引の適正化を義務付け、罰金規定も導入した。働き方の多様化が進むなか、フリーランスはその担い手として注目されるが、雇用されて働く場合と比べ、働く立場やセーフティーネットが弱い。安心して働くことができる環境整備は大きな課題だ。

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経済プレミア編集部

1963年生まれ。一橋大学社会学部卒、86年毎日新聞社入社。大阪社会部・経済部、エコノミスト編集次長、川崎支局長などを経て、2014年から生活報道部で生活経済専門記者。18年4月から現職。ファイナンシャルプランナー資格(CFP認定者、1級FP技能士)も保有。