2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

オルカンと靴磨きの少年 | フラグ立ちまくりの中、相場の暴落に備えておきましょう

暴落のチャート

ここ数年、とりわけ最近の株式市場が好調で、主要な株価指数が連日のように過去最高値を更新しています。

そんな中、今年に入っていままで全く投資をしていなかった方や、個別株のみの投資家の方から「オルカン」や「ファンド」という単語が出てくることが多くなりました。



私が体験した靴磨きの少年の事例

靴磨きの少年とは

靴磨きの少年の逸話は、暴落の予兆として知られています。
 暴落の予兆 靴磨きの少年 | DRAGON TRADERS Club

ある日、ケネディ氏がウォール街で靴磨きの少年に靴を磨いてもらった際に、その少年から「○○の株は買った方がいいよ」とすすめられたそうです。

プロのケネディ氏からすれば、一般大衆で、普段株を取引きしないであろう靴磨きをするような少年が株の話をしている事に大変驚いたと思われます。。

ケネディ氏は、靴磨きの少年の話を聞いた後、近く株式市場が暴落するに違いないと判断し、保有していた株を全て売却しました。


 

投資未経験の友人A

久しぶりに会った投資未経験で投資の話もしたことがない友人Aに、「NISAは利用してる? やっぱりオルカンを買うべき?」と突然質問され、こちらもびっくり。



学習塾のマネージャーBさん

アルバイト先の学習塾のマネージャーBさんは以前雑談で、同業他社の学習塾の個別株のみを複数銘柄持っていることは知っていました。
そのAさんに新NISAが始まった1月に、「NISAではオルカンを最大投資枠まで購入したのですか?」と質問され、リアル世界でオルカンという単語が出てくるとはと、びっくりしました。

ニュース記事で目にしたのかと思いますが、一般名詞のように自然に登場するオルカン(eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリーの愛称)、恐るべしです。



マンションの修繕積立金の運用はなぜファンドに投資しないのか?という質問

私も理事として参加したマンションの総会が先日開催されました。
その中でマンションの修繕積立金が普通預金と定期預金に預入れられていることを報告しました。

ここで住民の1人から、「今では年間で数十%のリターンが簡単に出せるファンドに投資できるのに、なぜ修繕積立金をファンドで運用しないのか?」と、フラグ立ちまくりの質問が出ていました。

数十%のリターンが簡単に出せるファンドってオルカンやeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)のことを指してるのかなと思いつつ、修繕積立金は時期が決まっている大規模修繕工事に使われるため、元本保証でない金融商品への投資は不適であること、またマンションの規約上、有価証券には投資できない事を伝えました。



相場の暴落がいつあっても退場しないように注意を

相場が好調のため、資産残高が過去最高額になっている方も多いと思います.。
そのため、上で紹介したように投資は簡単に儲かると思ってしまいがちです。

このような資産額過去最高の今こそ、リスクを取り過ぎていないか資産配分比率の確認を行うチャンスです。

暴落で株安円高となって、資産が今と逆のマイナス方向に振れても本当にゆっくり眠れるかどうか個人のリスク許容度に合わせた資産配分になっているか確認しておくべきと思います。


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 [2024.06.30追記]
 リスク資産比率が目標比率より大きくなったためファンドを売却するリバランスを実施
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資産額過去最高の今こそ、リスクを取り過ぎていないか資産配分比率の確認を